千年先の千年咲

2012-05-17 07:47:16 | Weblog

雨ニモマケズ、風ニモマケズ、ついでに原発ニモマケズ、もう千回以上もその花を咲き誇らせ、人々の笑顔の上に花吹雪を舞わせてきた福島三春の滝桜。

樹齢千年。

今から千年前に、藤原道長が「この世をば わが世とぞ思う もち月の かけたることも なしと思えば」と詠み、以来時の為政者達が、この国をどんなに喰い物にしようとも、盛者は必衰し、桜が残った。

これから千年先も日本のどこかで、今はまだ名も無き桜たちが懸命に春を謳歌し、この国の四季が守られんことを祈る。


千年の片隅では、盛者も聖者も、賢者も強者も、弱者も生きとし生ける者が毎日の生活の中でささやかな幸せを探し続ける。
イミテーションだっていいじゃない。精一杯探せばいいじゃない。
それぞれの咲き頃、それぞれの満開、それから、それぞれの散り際ってやつを。



イミテーションなんかじゃない偽りなき幸せは、ぼくらのずっとずっと先の未来の子供たちが、今年ぼくらが見上げた同じ桜を千年先に見上げられることだって分かってはいるけれど。


トラベラー

2012-05-15 17:18:04 | Weblog
自然体と自尊心を取り返す。
自然に後押しされながら。

早々に、飄々と生きる術を見つける。
今年の夏は南国充電in石垣。

海に抱かれて、夕陽を抱く。

すぐに、もうひとつの夏が来る。

そして、いつかはパーマネントトラベラー。