八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

悲観的逆転スペクトル

2009-07-20 23:51:00 | イケン!

 

本日は!

逆転スペクトル の話。 

 

 

例えば、

 

私が、 

夕日を見て  と認識する。

 

世間も、 

夕日を見て  と認識する。

 

私も世間も同じく

夕日の色は  ということで一致している。 

 

が、しかし・・・・

  

私と世間との合意は  という 言葉 であって

 

私と世間の感じている  が

同じである という検証は永遠にできない。

 

 

これを 逆転スペクトル という。

 

 

 

色だけでなく・・・・

 

  

住宅の 高気密高断熱性 を  

世間は 快適でスバラシイ と絶賛し 

私は 息が詰まって気持ち悪い と悲観する。

 

 

この頃の センサーだらけの家電 を

世間は 便利でアリガタイ と絶賛し

私は 人間としての本能退化 と悲観する。

 

 

塾で 点数の取り方だけを学んだ子供 を

世間は 勉強できる良い子供 と絶賛し

私は 工夫のできない馬鹿な子供 と悲観する。

 

 

街の 古い建物が壊されビルが建ち並ぶ風景 を

世間は 近代的な進歩だ と絶賛し。

私は 重大な記憶喪失だ と悲観する。

 

 

 

私は、頑固に

悲観的逆転スペクトル の位置に身を置く。

 

 

 

カニカマボコ のサラダに

舌鼓を打ちながらそう思った。

 

 

 

 


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