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まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

八百霊地蔵/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その43)

2014-08-16 00:53:38 | 雑句雑感Ⅱ
今年の8.15が終わった。ここ数日間NHKなどで終戦特集番組が続いた。まだしばらくは続くようだ。今夜は日テレの【硫黄島からの手紙】を観るか、フジの新作【命ある限り戦え、そして生き抜くんだ】を観るか迷ったが何度目かの前者にした。後者はパラオ諸島のプリリュー島の玉砕から持久戦への戦略転換をテーマにしたものだが、数日前にNHKで詳細にわたるドキュメントを観ていたので再放送かビデオ化を待つことにした。硫黄島の栗林中将役の渡辺謙とその死を見届けた西郷一等兵役の二宮和也の演技が見事であった。戦後69年の平和のまさに最新の渦中に生きる私たちの絶対的平和への使命を指し示すものであった。明日はまた戻って来た猛暑の中で、東京のディープ下町での勤務である。 夏深し八百霊地蔵の長い列  まほろば

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本日8.15全国戦没者追悼式/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その42)

2014-08-15 02:22:15 | 日記
今日8.15は終戦記念日である。欧米に抗して無謀な戦争を行なった旧軍独裁政権にとってではなく1億日本国民にとって70回目の記念すべき日である。言うまでもなくこの戦争において日本国民は民間人を含め310万もの巨大な犠牲を払った。それはひとえに戦後日本という歴史上未曾有の平和国家の建設のため越えなければならない産みの苦しみ大峠であった。この平和というはかり知れない巨大な成果をわれわれ日本人は一致団結して護り、発展させていかなければならない。現代日本政治の根幹である日本国憲法は大きな転換期にさしかかっている。戦後の経済発展と社会の多様性の中で現行憲法のさらなる進化が果たされようとしている。自主憲法と9条護持という2つの岐路である。私見では向こう20年の間にエネルギー自立と新たな国家(民族)目標に基づく人間改革(民度の飛躍的上昇)が果たされる過程で9条の改正が行なわれるべきである。大東亜戦争の失敗の真の総括による対中朝(韓)および東南アジア諸国との政治的経済的共同体の主導である。言い換えれば【対米対中関係の包括的な組み換え】である。そのためにはまずわが国が現在の生活水準を大幅に落としてでもアジアの先進国家としての脱皮を果たさなければならない。同時に第二次世界大戦の敗戦国に与えられた遺物でしかない9条一辺倒のひとりよがりの独善的平和主義(イデオロギー)を率先して捨て去ることである。安倍政権は現行憲法の解釈変更による集団的自衛権の対米実施の1点に絞って9条の専守防衛路線を堅持した。これは左派が口を揃えて言うような単なる対米追随ではなく、逆に戦後憲法体制の進化を日本独自のエリアとして保持するためである。戦後レジウム(体制)からの脱却は日本が独自に行なうべき聖域として温存したということである。まさに祖父岸元首相から継承した対米自立の思想の新世紀初頭における貫徹であった。あまりにも鮮烈かつ見事な離れ業と言わなければならない。・・正午より日本武道館で開催される全国戦没者追悼式典での今上天皇の御言葉が注目される。昨年は【二度と戦禍を繰り返さない】ことであった。今年の天皇の御言葉はそれを発展させたわが日本の民族と国家の未来に向けて存立すべき指針であるはずである。《続く》

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もう書くものがない/雑句雑感Ⅱ~プロローグ3の終わり(その41)

2014-08-14 23:20:34 | 雑句雑感Ⅱ
兵隊さんへの感謝陰膳(かげぜん)の大根なり  無差別爆撃何くそと体当たり  B29が空に戦争が頭上にあり  銀色のB29黒く塗りつぶせ  「にくらしきB29いまに見ていろこの戦さ」 墨を磨ったがもう書くものがない(8月15日)  みんなが戦ったから私も戦った  これからはアメリカの世「皆んな仲良くなればいい」  *NHKスペシャル【少女たちの戦争~197枚の学級日誌~】より

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8.15の凍りついた炎天と対峙せよ/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その40)

2014-08-14 21:05:34 | 日記
明日はいよいよ8.15である。また8.15と言うべきだろうか。相変わらず残存左翼・左派陣営が騒がしい。彼らはそうやって自分たちの存在証明を提示する。誰に向かってそうするのか。反対派の地位を補償する安倍自公政権に向かってか、それともその宗主国米国に向かってか?そうではないだろう。おのれの新中流としての逃れようのない他者によって額に貼られるレッテルに対するささやかな違和に向かってである。自分はアイツらとは違うのだ・・と。彼らは反戦・反体制をいくら唱えても全ての存在証明はアイツらからやって来るのが耐えられないのだ。彼らの認識(知性)は所詮そこまでのものでしかない。ただ単にそれだけのささやかな快楽(逸脱)のために国会や首相官邸を取り巻いたりする。当然その分の食い扶持は保障されている。しかし戦後69年後の現在も世界の主役は決して彼らではない。依然として8.15のあの凍りついた炎天を否応無しに目撃した私たちの父や母である。8.15は突然1億日本国民の頭上にB29のメタリックな輝きと共に降って来た。その父や母たちの共通体験は69年後の今も凍りついたまま私たち戦後世代の眼前に曝されたままである。・・NHK今夜10時ドキュメント【少女たちの戦争~197枚の学級絵日誌~】そして0時30分ドラマ【東京が戦場になった日】を直視したい。《続く》 

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戦争という神も仏もなかりせば/雑句雑感Ⅱ~プロローグ3の終わり(その39)

2014-08-14 17:14:50 | 雑句雑感Ⅱ
人が人を撃てば撃つなり終戦忌  丸太が二本味方こそ敵と知る(ペリリュー島で米兵が戦友を丸太と呼ぶ) 血を拭っても血が噴き出せりわが身空  人生が終っても歴史は続いていくのか  もう誰もいない歴史は誰の歴史だ  人の死は歴史の終焉と思い知れ  長崎市長よ昨日何体拾ったか  殺戮記念碑を建ててる暇は無い  お前も学校で百万回の「貴様と俺」 ヒロシマナガサキほら平和のために戦います  平和とは人を殺めた歴史のこと  はだしのゲンはギブ・ミー・チョコレート撃たず  拝啓天皇陛下様あなたと生きていきましょう  9条が無くても1条がある平和なり  戦争に反対することは賛成すること      

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