今夜8時の歌コンは「夏だ!演歌だ!東北五人旅!」であった。川中美幸、北山たけし、香西かおり、前川清、森山愛子の5人が出演した。宮城県塩釜市の海に面した特設ステージで地元の人々の一人ひとりの声を交え、【私たちにも帰るところがある】と被災者の人々との共感のひと時を贈る。前川は浜辺でギターの伴奏を従え、『ひまわり』(詞・曲 福山雅治)をせつせつと歌い上げる。 夢を見ていました あなたと暮らした夏/それは かけがえのない 永遠の季節のこと//まっすぐに伸びてゆく/ひまわりのような人でした いつも明るくキュートに盛り上げる森山愛子の『赤とんぼ』、震災を乗り越えて同級生結婚を遂げたカップルを前に川中美幸の『二輪草』、香西かおりの『無言坂』、北山たけしのリメーク『赤い夕陽の故郷』・・と続く。なかでも香西かおりの2曲目『酒のやど』(詞 池田充男 曲 森山慎也)が魂を打った。歌詞の奥深さも群を抜いていた。被災地の変わらぬ人と人との心の絆をシッカリと見据えていた。
おんなは翳(かげ)ある 横顔みせて
西から流れて 来たという
問わず語りの 身の上話
ひざをよせあう カウンター
さすらいの さすらいの 酒をのむ
こぼれ灯の こぼれ灯の 酒のやど
硝子戸ゆすって 雪が舞う
おんなは 数えて はたちと幾つ
男につくした 指を折る
遠(とお)のむかしに わかれた女(やつ)を
想い出させる そのしぐさ
さすらいの さすらいの 酒を飲む
こぼれ灯の こぼれ灯の 酒のやど
泣くなよ しみるぜ あの汽笛
おんなは離れの 小さな部屋で
泊まって行ってと 下を向く
故郷(ふるさと)なくした 似たもの同士
夢のかけらが ほしい夜
さすらいの さすらいの 酒を飲む
こぼれ灯の こぼれ灯の 酒の宿
ゆらりとくずれる 酔いごころ
おんなは翳(かげ)ある 横顔みせて
西から流れて 来たという
問わず語りの 身の上話
ひざをよせあう カウンター
さすらいの さすらいの 酒をのむ
こぼれ灯の こぼれ灯の 酒のやど
硝子戸ゆすって 雪が舞う
おんなは 数えて はたちと幾つ
男につくした 指を折る
遠(とお)のむかしに わかれた女(やつ)を
想い出させる そのしぐさ
さすらいの さすらいの 酒を飲む
こぼれ灯の こぼれ灯の 酒のやど
泣くなよ しみるぜ あの汽笛
おんなは離れの 小さな部屋で
泊まって行ってと 下を向く
故郷(ふるさと)なくした 似たもの同士
夢のかけらが ほしい夜
さすらいの さすらいの 酒を飲む
こぼれ灯の こぼれ灯の 酒の宿
ゆらりとくずれる 酔いごころ