まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

さすらいのさすらいの酒を飲む/NHK歌謡コンサート~プロローグ3の終わり(その20)

2014-08-05 20:53:15 | ニッポンの歌
今夜8時の歌コンは「夏だ!演歌だ!東北五人旅!」であった。川中美幸、北山たけし、香西かおり、前川清、森山愛子の5人が出演した。宮城県塩釜市の海に面した特設ステージで地元の人々の一人ひとりの声を交え、【私たちにも帰るところがある】と被災者の人々との共感のひと時を贈る。前川は浜辺でギターの伴奏を従え、『まわり』(詞・曲 福山雅治)をせつせつと歌い上げる。 夢を見ていました あなたと暮らした夏/それは かけがえのない 永遠の季節のこと//まっすぐに伸びてゆく/ひまわりのような人でした いつも明るくキュートに盛り上げる森山愛子の『赤とんぼ』、震災を乗り越えて同級生結婚を遂げたカップルを前に川中美幸の『二輪草』、香西かおりの『無言坂』、北山たけしのリメーク『赤い夕陽の故郷』・・と続く。なかでも香西かおりの2曲目『酒のやど』(詞 池田充男 曲 森山慎也)が魂を打った。歌詞の奥深さも群を抜いていた。被災地の変わらぬ人と人との心の絆をシッカリと見据えていた。

おんなは翳(かげ)ある 横顔みせて
西から流れて 来たという
問わず語りの 身の上話
ひざをよせあう カウンター

さすらいの さすらいの 酒をのむ
こぼれ灯の こぼれ灯の 酒のやど
硝子戸ゆすって 雪が舞う

おんなは 数えて はたちと幾つ
男につくした 指を折る
遠(とお)のむかしに わかれた女(やつ)を
想い出させる そのしぐさ

さすらいの さすらいの 酒を飲む
こぼれ灯の こぼれ灯の 酒のやど
泣くなよ しみるぜ あの汽笛

おんなは離れの 小さな部屋で
泊まって行ってと 下を向く
故郷(ふるさと)なくした 似たもの同士
夢のかけらが ほしい夜

さすらいの さすらいの 酒を飲む
こぼれ灯の こぼれ灯の 酒の宿
ゆらりとくずれる 酔いごころ 
 

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起死回生策/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その19)

2014-08-05 13:25:10 | 日記
今日もまた連日の35度の酷暑日である。私は九州の出身だが当時はまだ冷房設備が少なく、道端でアイスキャンデーやボンボンを四六時中口にしていたものだ。近所の食堂でも扇風機が回り続け、山盛りのかき氷に一時の涼を取った後再び路上に飛び出して行った。現代でもここ数年ガリガリ君というヒットアイスが街々を席巻している。自分も難問山積みの炎天下、年甲斐も無くコンビニの脇でコッソリと噛り付いている。まさにガリガリの起死回生の一日となりそうである。 ガリガリ君のガリガリ起死回生策を練る  まほろば

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片々たる地上/雑句雑感Ⅱ~プロローグ3の終わり(その18)

2014-08-05 01:01:19 | 雑句雑感Ⅱ
しからずんば身空に硬きものひとつ  炎から炎へ腰巻お仙生きている  四万六千日Hey!Hey!と言う漢  イエスタデイ人類はもともといなかった  ゾウリムシテントムシお尻かじり虫  はかなさの理わり波ばかり人ばかり  アントニオ古賀とアントニオ猪木蘇生せり  地球とは水の惑星水涸るる  薮枯らし人枯らし片々たる地上  先細る愛の言葉に 神は死んだ  ギブ・ミー・チョコレート人間と夏の空

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