今日8.15は終戦記念日である。欧米に抗して無謀な戦争を行なった旧軍独裁政権にとってではなく1億日本国民にとって70回目の記念すべき日である。言うまでもなくこの戦争において日本国民は民間人を含め310万もの巨大な犠牲を払った。それはひとえに戦後日本という歴史上未曾有の平和国家の建設のため越えなければならない産みの苦しみ大峠であった。この平和というはかり知れない巨大な成果をわれわれ日本人は一致団結して護り、発展させていかなければならない。現代日本政治の根幹である日本国憲法は大きな転換期にさしかかっている。戦後の経済発展と社会の多様性の中で現行憲法のさらなる進化が果たされようとしている。自主憲法と9条護持という2つの岐路である。私見では向こう20年の間にエネルギー自立と新たな国家(民族)目標に基づく人間改革(民度の飛躍的上昇)が果たされる過程で9条の改正が行なわれるべきである。大東亜戦争の失敗の真の総括による対中朝(韓)および東南アジア諸国との政治的経済的共同体の主導である。言い換えれば【対米対中関係の包括的な組み換え】である。そのためにはまずわが国が現在の生活水準を大幅に落としてでもアジアの先進国家としての脱皮を果たさなければならない。同時に第二次世界大戦の敗戦国に与えられた遺物でしかない9条一辺倒のひとりよがりの独善的平和主義(イデオロギー)を率先して捨て去ることである。安倍政権は現行憲法の解釈変更による集団的自衛権の対米実施の1点に絞って9条の専守防衛路線を堅持した。これは左派が口を揃えて言うような単なる対米追随ではなく、逆に戦後憲法体制の進化を日本独自のエリアとして保持するためである。戦後レジウム(体制)からの脱却は日本が独自に行なうべき聖域として温存したということである。まさに祖父岸元首相から継承した対米自立の思想の新世紀初頭における貫徹であった。あまりにも鮮烈かつ見事な離れ業と言わなければならない。・・正午より日本武道館で開催される全国戦没者追悼式典での今上天皇の御言葉が注目される。昨年は【二度と戦禍を繰り返さない】ことであった。今年の天皇の御言葉はそれを発展させたわが日本の民族と国家の未来に向けて存立すべき指針であるはずである。《続く》
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