ししょたま

司書資格を取得したので、
のんびりまったりな日々を少々。

読後感 『打たれ強く生きる』

2009年05月26日 | 私の本棚
『打たれ強く生きる』城山三郎著。
読み終えました。すごく良かったです。誰かに薦めたくなる本です。

書店などの情報をみると、「ビジネスマンに向けた」という文言が出てくるのですが、
決してそんな印象ではないです。むしろ自分を見つめなおしたり、
これからどう歩いていこうかと考える人なら誰にでも「向いている」本だと思います。

取り上げられているのは、いずれもひとかどの人物ですが、サクセスストーリーではありません。
「打たれ強さ」の秘密を、人となりや個性に探しています。
それは危機に遭遇した時の心構えであったり、覚悟であったり、また日常における考え方、
心の持ちようといったものです。これが非常に学ぶところがありました。

「振り回されず、自分の時計をもつ」「ぼちぼちで良い」
「耐える時か戦う時かの見極める力をつける」
またしばらくたったらきっと読み返すだろう、そんな本です。



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