ジンギスカンwithラーメンで満足した後。
尾車氏の進言により、我々取材班3名は「トヨタカローラ札幌 GR Garage 札幌厚別通」なるショップに潜入することに。
そこに到着したのは、14時32分のことである。
そこに展示されていた2台。
奥が、「86GR」。
「カロリンレーシング」のカラーリングが、なんとも愛くるしい。
そして手前は、「ヴィッツGRMN」。
日本国内では一般的に流通していない「3ドアボディ」であることが、ミソである。
空力を意識した流麗なドアミラーと、
カーボン調のリヤスポイラーが、燃える闘魂を具現する。
履くシューズは、205/45R17のヨコハマ製スタッドレスタイヤ。
「GR」ロゴ入りの、「プッシュ エンジンスタート/ストップ スイッチ」
公式HPによると、そのステアリングホイールは、俊敏な操作に適した小径362mmの真円タイプ。
「握った際に自然と脇がしまるグリップ断面形状など、操舵性と握り心地を追求しました。レッドのセンターマークが、走りのイメージをさらに掻き立てます。」とのこと。
そして、260Km/hまで刻まれた、スピードメーター。
それは基本的に「法定速度100Km/hが上限」の日本国内においては、「イメージ戦略」的な意味合いを果たす。
専用スポーツシートは、「身体のラインに沿った理想的な凹面意匠を実現する表皮一体発泡工法を採用するとともに、座面角度などを綿密にチューニング。さらに表皮にウルトラスエード®を採用することで、優れたフィット感と高いホールド性を実現したスポーツシート。クッションとシートバックのサイド部にはシルバー×レッドのダブルステッチを施し、レーシーな印象を強めています」とのこと(公式HPより)。
加えて、このクルマは、いまや希少な「3ペダルMT」なのだ
定員乗車時のラゲッジスペースも、必要十分な容量と見受けられるが・・・
「スペアタイヤレス」なのは、私個人としては、糾弾したい部分。
まあ、速く走るためには、たとえ1gでも軽くするのがスポーツカーにおける命題なので、そこは目をつぶるしかないのかもしれない。
ともあれ、目ヂカラ強い女優さんのようなフェイスの、この「ヴィッツGRMN」。
それは気まぐれな猫のような振舞いの女性のごとく、極めて魅力的である。
ああ、いつの日か。
試乗させていただける日が来ることを、私、祈ってます。
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