《試練》――現在史研究のために

日本の新左翼運動をどう総括するのか、今後の方向をどう定めるのか

お知らせ:『革共同政治局の敗北』の著者2人が「自著を語る」を雑誌に掲載

2016-02-20 19:37:57 | 思いつくままに
お知らせ:『革共同政治局の敗北』の著者2人が「自著を語る」を雑誌に掲載

 昨年5月に出版された水谷保孝・岸宏一著『革共同政治局の敗北1975~2014 あるいは中核派の崩壊』は、直後から現在まで、いろいろな反響を呼んでいる。当ブログではそれらを可能な限り入手し、あるいは投稿を受けて、異なった立場からの多くの批評を掲載してきている。
 著者2人の側では、機会をとらえて自著への批評について発言する機会もあったことであろう。本年2月、雑誌『流砂』第10号に、おそらくそれらをまとめる形で著者らの文章が掲載されている。2人の対談が文字起こしされ、文章化されたものである。
 興味のある方は『流砂』を購入してください。
 皆さんのご参考のために、『流砂』から、その目次を掲げておく。
 なお本文自体は雑誌論文としては比較的長く、正味約53枚(×400字)ほどある。著作の「補論」という位置になるのではないか。

………………………………………………………………………………………
自著『革共同政治局の敗北』を語る
――党概念のコペルニクス的転覆ができるか
水谷保孝、岸 宏一
『流砂』第10号(発行所:『流砂』編集委員会、発売所:批評社、定価=本体1200円+税

【目次】

1 「敗北」の実体規定をより徹底的に
●二〇〇六年三・一四党内リンチの真実から逃げてはならない
●反省点は財政腐敗の問題を割愛したこと
●秋山勝行の驚天動地の組織犯罪
●秋山問題は清水問題=天田問題
●男女関係の歪み問題を直視できなかった
●腐敗と歪みをどう組織的に克服するのか

2 三里塚基軸路線のもつ誤り
●革命の全体性を崩壊させた
●産直を起こしたことの積極的意義
●第四インターへのテロルは政治局会議で決定

3 荒川スパイ問題のその後
●スパイ自認に等しい荒川碩哉の現状
●荒川は未決拘留中に権力と取り引きした?

4 どのような党を構想できるのか
●権威主義との意識的闘争こそ
●なぜ党大会なのか――その必須性と絶対的意義
●三派連合の統一戦線は〝党〟になりえたか

5 二〇一五年安保闘争は「次は何か」を問うた
●安保闘争は日米軍事同盟との闘い
●SEALDsの位置と役割
●沖縄の自己決定権行使のたたかいへ

………………………………………………………………………………………
 以上の目次からも大いに刺激的な内容であることがわかる。
(管理者)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 沖縄からの通信~沖縄の貧困... | トップ | 沖縄からの通信~闘うオール... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

思いつくままに」カテゴリの最新記事