死んだらどうなる?

誰もが一度は抱く関心「人間は死後どうなるか」を中心に、あの世、生まれ変わり、守護霊等について詳しく解説していきます。

「愛する愛」は、縁あって人生の途上で出会った人たちを愛していこうとする段階 

2007-05-21 | 霊界の次元は「愛の発展段階」で分れている
正太 「この「本能の愛」の上に「愛する愛」というものがあるんだね」

勇二 「愛する愛?」

正太 「これは、いわゆる「与える愛」のことで、愛の本質というのは、手に入れたい、愛されたいということじゃなくて、「人に与えるものなんだ」ということを悟っている段階の愛なんだね。
 つまり、肉親というような、生まれもっての絆のある者を愛するというのをこえて、人生の途上で会った人たち、直接には利害関係のないような人たち、会社とか、学校とか、社会の中とか、そうしたところで出会った人々を愛することに目覚めた段階の愛なんだ」

勇二 「なるほどね。会社の同僚とか学校のクラスメートとかご近所の人とかは、肉親とか異性といったような本能で愛するような対象を越えてるもんね」

正太 「この「愛する愛」というのは、イエス様が言った「隣人愛」のことなんだね。「隣人愛」というのは、隣に住んでいる人を愛しなさい、ということじゃなくて、縁あって人生の途上で出合った人たちを愛しなさい、ということなんだ。こうした愛は、家族とか異性とかへの愛よりは、努力を伴う愛、また霊的にいっそうの目覚めが必要な点で、より高次の愛といえるんだよ」

勇二 「ふーむ。「自分が好きな女の子とか家族のためなら何かしようと思うけど、それ以外の人は知りませーん」なんていう心境じゃ、この愛の段階まできてないわけだね」

正太 「「愛する愛」というのは、すべての人に可能な愛なんだ。すぐに実践ができる愛で、「自分がしてほしいように他人に接する。自分がしてほしくないことは他人にしない」、そして「笑顔と優しい言葉」の大切さ。こうしたことを、日常生活の場で出会う人たちに対して、当たり前のこととして実践できることが、天国に還るための条件なんだよ」

勇二 「なるほどなー。ごく基本的なことのはずだけど、言われてみると、けっこうできてないなあ」