正太 「たとえば、否定的な言葉や、他人を不幸にする思いや行いは、すべて煤けた灰色で書き記されているんだね。怒りに燃え上がったときの思いは、血のような赤い文字なんだ。情欲の虜になって異性との不調和な行為の奴隷になると、想念帯のテープにはピンク色で記録されるんだね。いつも他人の欠点や粗ばかりを探している人の思いは、爬虫類の眼の色のような緑色の文字だ。濃いインクのような藍色で書かれているのは、臆病、卑怯、取り越し苦労、持ち越し苦労、不安などの思い。病念をいつも心に把持して、病気の痛みや苦しみばかりを他人に訴えている人の想念帯のテープは、壁土の色のような文字で記されているんだ。
これらが合わさって何ともいえない毒々しい灰色になっているんだよ」
勇二 「うへーっ、そんななのか。こりゃまずいなあ。結局、灰色のほうが多いと、死んでから地獄が待っているというわけだよね。じゃあ、振り返って、灰色ばっかりの人生だと思ったら、これから頑張って金色を増やしていかなきゃいけないな」
正太 「そうだね。だから人間というのは、一人ひとりが「心の経営」をやっているのと同じなんだ。一人ひとりが「心の経営者」なんだね。心というのは貸借対照表(バランスシート)といっしょで、赤字と黒字、負債と資産があるんだ。だからマイナスの思い、灰色の記録というのは「心の借金」と同じで、それと同じだけの貯金(つまり金色の記録)を持っていれば、清算できるんだけど、それだけの貯えがないと…」
勇二 「「債務超過」ってわけか。」
正太 「そうそう。死んでこの世を去るときが最後の「総決算」で、ここで貯金よりも借金が多いと、地獄に行かざるをえないんだね。会社でいえば倒産するようなものなんだ」
勇二 「なるほどなあ」
正太 「昔から「生きている間に、できるだけ徳を積みなさい、功徳を積みなさい」というけれど、生前に功徳を積んだこと、つまり世のため人のためを思って「与える愛」の実践をしたことが、霊的に言うと、まさしくその人の貯金、資産になっているんだね。天の倉に富を積んだことになっているんだよ。
…ただし、これはとてもとても重要なことなんだけど」
勇二 「なになに?」
正太 「いったん灰色で書かれた記録でも、金色に変える方法が一つだけあるんだよ」
これらが合わさって何ともいえない毒々しい灰色になっているんだよ」
勇二 「うへーっ、そんななのか。こりゃまずいなあ。結局、灰色のほうが多いと、死んでから地獄が待っているというわけだよね。じゃあ、振り返って、灰色ばっかりの人生だと思ったら、これから頑張って金色を増やしていかなきゃいけないな」
正太 「そうだね。だから人間というのは、一人ひとりが「心の経営」をやっているのと同じなんだ。一人ひとりが「心の経営者」なんだね。心というのは貸借対照表(バランスシート)といっしょで、赤字と黒字、負債と資産があるんだ。だからマイナスの思い、灰色の記録というのは「心の借金」と同じで、それと同じだけの貯金(つまり金色の記録)を持っていれば、清算できるんだけど、それだけの貯えがないと…」
勇二 「「債務超過」ってわけか。」
正太 「そうそう。死んでこの世を去るときが最後の「総決算」で、ここで貯金よりも借金が多いと、地獄に行かざるをえないんだね。会社でいえば倒産するようなものなんだ」
勇二 「なるほどなあ」
正太 「昔から「生きている間に、できるだけ徳を積みなさい、功徳を積みなさい」というけれど、生前に功徳を積んだこと、つまり世のため人のためを思って「与える愛」の実践をしたことが、霊的に言うと、まさしくその人の貯金、資産になっているんだね。天の倉に富を積んだことになっているんだよ。
…ただし、これはとてもとても重要なことなんだけど」
勇二 「なになに?」
正太 「いったん灰色で書かれた記録でも、金色に変える方法が一つだけあるんだよ」