勇二 「じゃあ女性の場合、どのみち子育ての仕事からは逃れられないってことだね」
正太 「そのとおり。今世でするか、来世でするか。同じ仕事をするなら、今世で自分が産んだ子供を育てるほうが楽しいに決まってるし、幸福に決まってるんだね。だから、女性というのは、結婚して二人以上の子供を産んで育てる楽しみを持ったほうがいいんだよ」
勇二 「へーえ、だったらそれを教えてあげれば、「少子化対策」にもうってつけだね。…えーと、何の話をしてたかというと、中絶されると胎児の魂にも傷がつくことが多いし、せっかくのこの世での人生計画が挫折してしまう、ということだね」
正太 「そうそう。だからそういう役割の女性もいたりするけれど、余りにも中絶の数が多くなってきて、霊界でもたいへんな混乱が起きているんだ。中絶というものは、そうした性格のものである以上、やはりできるだけ避けるべきものなんだね。
もっとも、どうしてもやむをえない事情、たとえば女性の体が弱くて子供を産めば死ぬかもしれないような場合、母体を守るという意味での中絶もあるだろうから、必ずしも許されないことではないけれども、それでも子供に対して「すまなかった。ごめんなさい」「あの世で間違いなく成熟していけるように」「心に傷が残らないように」という念を送ってあげることが大切なんだ。それが、人間としての最低限の義務なんだね。
ただ、水子供養みたいなものは商売でやっている人もいっぱいいるので、あまりそれにとらわれてもいけない、ということなんだ」
勇二 「ふーむ」
正太 「こんなふうに、今の日本では、胎児に対して、非常に多くの人工死が「合法的」に行われているんだね。人間が生まれるてくる段階で、平気で死を与えているというのが、日本の医療の現状なんだ。だから脳死臓器移植、つまり「脳死体」と称して、まだ死んでもいない人を死体扱いするケースが年に数千件ほど出たとしても、百万人近い魂たちを死に追いやっている人工流産に比べれば、まだ数も少なく、不思議ではないとも言えるんだよ。
脳死状態になれば肉体的な死は避けられないとしても、人間には本来「安らかに、あの世に旅立つ権利」というものがあるんだ。その点、脳死臓器移植は、あの世の世界へのスムーズな移行を大きく妨げていると言わざるをえないんだ。
今回はこれくらいにしておくけど、中絶や水子の問題については、いずれまた詳しく説明することにしよう」
正太 「そのとおり。今世でするか、来世でするか。同じ仕事をするなら、今世で自分が産んだ子供を育てるほうが楽しいに決まってるし、幸福に決まってるんだね。だから、女性というのは、結婚して二人以上の子供を産んで育てる楽しみを持ったほうがいいんだよ」
勇二 「へーえ、だったらそれを教えてあげれば、「少子化対策」にもうってつけだね。…えーと、何の話をしてたかというと、中絶されると胎児の魂にも傷がつくことが多いし、せっかくのこの世での人生計画が挫折してしまう、ということだね」
正太 「そうそう。だからそういう役割の女性もいたりするけれど、余りにも中絶の数が多くなってきて、霊界でもたいへんな混乱が起きているんだ。中絶というものは、そうした性格のものである以上、やはりできるだけ避けるべきものなんだね。
もっとも、どうしてもやむをえない事情、たとえば女性の体が弱くて子供を産めば死ぬかもしれないような場合、母体を守るという意味での中絶もあるだろうから、必ずしも許されないことではないけれども、それでも子供に対して「すまなかった。ごめんなさい」「あの世で間違いなく成熟していけるように」「心に傷が残らないように」という念を送ってあげることが大切なんだ。それが、人間としての最低限の義務なんだね。
ただ、水子供養みたいなものは商売でやっている人もいっぱいいるので、あまりそれにとらわれてもいけない、ということなんだ」
勇二 「ふーむ」
正太 「こんなふうに、今の日本では、胎児に対して、非常に多くの人工死が「合法的」に行われているんだね。人間が生まれるてくる段階で、平気で死を与えているというのが、日本の医療の現状なんだ。だから脳死臓器移植、つまり「脳死体」と称して、まだ死んでもいない人を死体扱いするケースが年に数千件ほど出たとしても、百万人近い魂たちを死に追いやっている人工流産に比べれば、まだ数も少なく、不思議ではないとも言えるんだよ。
脳死状態になれば肉体的な死は避けられないとしても、人間には本来「安らかに、あの世に旅立つ権利」というものがあるんだ。その点、脳死臓器移植は、あの世の世界へのスムーズな移行を大きく妨げていると言わざるをえないんだ。
今回はこれくらいにしておくけど、中絶や水子の問題については、いずれまた詳しく説明することにしよう」