正太 「要するに、悪人というのは、「悪いことを思っている人」のことなんだね。あの世の世界というのは、この世と違って、心が全部ガラス張りで、その人の思っていること考えていることが、全部他人からわかってしまうんだ。心が透き通しなので、自分が思っていることを、他人から隠したり、ごまかしたりすることができないんだよ」
勇二 「へーえ、ホンネが丸見えってこと?」
正太 「そうそう。あの世では、心の中で思っていること、考えていることが良ければ良い世界にいくし、悪ければ悪い世界に行くんだね。だから、この世に生きていたときに、表面どう取り繕っていても、心の中で悪いことばかりを考えてきた人は、あの世に還ったとき、残念ながら、そうした世界に行かざるをえないんだよ」
勇二 「ふーむ」
正太 「あの世は波長の世界だと話したけれど、要するに、あの世では波長が同じ者同士が同じ世界をつくっているんだね。「同類相集まる」「類は類をもって集まる」の世界なんだ。だから、親切な人は、親切な人同士集まって、お互いに親切にしているわけなんだ」
勇二 「自分とよく似た人同士が集まって生活しているわけだよね」
正太 「うん。いっぽう、愚痴ってばかりいる人は、同じように愚痴ってばかりいる人の世界にいって、互いに愚痴るんだね。怒ってばかりいる人は、そうした人ばかりがいる世界にいって、互いに怒るんだ。妬んでばかりいる人は、妬んでばかりいる人の世界にいって、互いに妬むんだね。するとそこは天国にならないわけなんだ。簡単なことなんだよ」
勇二 「簡単なことなんだよ、と言われてもなー。だって、人間なんだから、いいことも思えば、悪いことだって思っちゃうんじゃない? そんなに単純に割り切れるのかねえ。まあ、悪いことよりも善いことが多ければ、合格ということなんだろうけど」
正太 「そうそう。今、君が言ったように、人間心の中で考えることは、波のように上がったり下がったりして、ブレているんだね。善いことも思えば悪いことも思う。いろいろな波があるんだけど、一生を通してみると、その人の出している心の波の平均率、平均の波長というものが出てくるんだね。この平均の波長がどのレベルかということによって、死んだ後、どの世界に行くかということが決まるんだよ」
勇二 「なるほどね。たしかに、善いこと悪いことをいろいろ思っても、平均値というのは必ず出てくるな」
正太 「プロ野球のバッターでも、打てたり、打てなかったりするけど、シーズンが終わると平均打率というのが必ずでるよね。それと同じなんだよ」
勇二 「へーえ、ホンネが丸見えってこと?」
正太 「そうそう。あの世では、心の中で思っていること、考えていることが良ければ良い世界にいくし、悪ければ悪い世界に行くんだね。だから、この世に生きていたときに、表面どう取り繕っていても、心の中で悪いことばかりを考えてきた人は、あの世に還ったとき、残念ながら、そうした世界に行かざるをえないんだよ」
勇二 「ふーむ」
正太 「あの世は波長の世界だと話したけれど、要するに、あの世では波長が同じ者同士が同じ世界をつくっているんだね。「同類相集まる」「類は類をもって集まる」の世界なんだ。だから、親切な人は、親切な人同士集まって、お互いに親切にしているわけなんだ」
勇二 「自分とよく似た人同士が集まって生活しているわけだよね」
正太 「うん。いっぽう、愚痴ってばかりいる人は、同じように愚痴ってばかりいる人の世界にいって、互いに愚痴るんだね。怒ってばかりいる人は、そうした人ばかりがいる世界にいって、互いに怒るんだ。妬んでばかりいる人は、妬んでばかりいる人の世界にいって、互いに妬むんだね。するとそこは天国にならないわけなんだ。簡単なことなんだよ」
勇二 「簡単なことなんだよ、と言われてもなー。だって、人間なんだから、いいことも思えば、悪いことだって思っちゃうんじゃない? そんなに単純に割り切れるのかねえ。まあ、悪いことよりも善いことが多ければ、合格ということなんだろうけど」
正太 「そうそう。今、君が言ったように、人間心の中で考えることは、波のように上がったり下がったりして、ブレているんだね。善いことも思えば悪いことも思う。いろいろな波があるんだけど、一生を通してみると、その人の出している心の波の平均率、平均の波長というものが出てくるんだね。この平均の波長がどのレベルかということによって、死んだ後、どの世界に行くかということが決まるんだよ」
勇二 「なるほどね。たしかに、善いこと悪いことをいろいろ思っても、平均値というのは必ず出てくるな」
正太 「プロ野球のバッターでも、打てたり、打てなかったりするけど、シーズンが終わると平均打率というのが必ずでるよね。それと同じなんだよ」