死んだらどうなる?

誰もが一度は抱く関心「人間は死後どうなるか」を中心に、あの世、生まれ変わり、守護霊等について詳しく解説していきます。

あの世は心がすべての世界 

2007-04-12 | 現代人の半分以上は地獄に堕ちている
正太 「要するに、悪人というのは、「悪いことを思っている人」のことなんだね。あの世の世界というのは、この世と違って、心が全部ガラス張りで、その人の思っていること考えていることが、全部他人からわかってしまうんだ。心が透き通しなので、自分が思っていることを、他人から隠したり、ごまかしたりすることができないんだよ」

勇二 「へーえ、ホンネが丸見えってこと?」

正太 「そうそう。あの世では、心の中で思っていること、考えていることが良ければ良い世界にいくし、悪ければ悪い世界に行くんだね。だから、この世に生きていたときに、表面どう取り繕っていても、心の中で悪いことばかりを考えてきた人は、あの世に還ったとき、残念ながら、そうした世界に行かざるをえないんだよ」

勇二 「ふーむ」

正太 「あの世は波長の世界だと話したけれど、要するに、あの世では波長が同じ者同士が同じ世界をつくっているんだね。「同類相集まる」「類は類をもって集まる」の世界なんだ。だから、親切な人は、親切な人同士集まって、お互いに親切にしているわけなんだ」

勇二 「自分とよく似た人同士が集まって生活しているわけだよね」

正太 「うん。いっぽう、愚痴ってばかりいる人は、同じように愚痴ってばかりいる人の世界にいって、互いに愚痴るんだね。怒ってばかりいる人は、そうした人ばかりがいる世界にいって、互いに怒るんだ。妬んでばかりいる人は、妬んでばかりいる人の世界にいって、互いに妬むんだね。するとそこは天国にならないわけなんだ。簡単なことなんだよ」

勇二 「簡単なことなんだよ、と言われてもなー。だって、人間なんだから、いいことも思えば、悪いことだって思っちゃうんじゃない? そんなに単純に割り切れるのかねえ。まあ、悪いことよりも善いことが多ければ、合格ということなんだろうけど」

正太 「そうそう。今、君が言ったように、人間心の中で考えることは、波のように上がったり下がったりして、ブレているんだね。善いことも思えば悪いことも思う。いろいろな波があるんだけど、一生を通してみると、その人の出している心の波の平均率、平均の波長というものが出てくるんだね。この平均の波長がどのレベルかということによって、死んだ後、どの世界に行くかということが決まるんだよ」

勇二 「なるほどね。たしかに、善いこと悪いことをいろいろ思っても、平均値というのは必ず出てくるな」

正太 「プロ野球のバッターでも、打てたり、打てなかったりするけど、シーズンが終わると平均打率というのが必ずでるよね。それと同じなんだよ」

地獄に堕ちる原因となる「悪い思い」とは? 

2007-04-11 | 現代人の半分以上は地獄に堕ちている
正太 「してはいけないこと、思ってはいけないこと、というのは、本当はもっともっとたくさんあるんだね。特に重要なのは、他人からは決して見られないし、表立った行動にも現れないような、心の中の「思い」がどうだったか、ということなんだ。たとえば「嫉妬」とか、「愚痴」や「不平不満」、あるいは「足ることを知らない心」とか「感情や本能にもとづく怒り」「憎しみ」「そしり」「怨み」「つらみ」…、 こうした思いというのも「悪」であり、「罪」になるんだよ」

勇二 「えーっ、愚痴や不平不満も悪なの。じゃあ、口に出したり表に出さなくても、心の中で愚痴ったり、不平不満を思ったりしてても、地獄に堕ちる原因になるわけ?」

正太 「そうなんだよ。もちろん悪というのは心の中に思っただけじゃなく、行動に移せばもっと悪の度合いが高まるんだけどね。これは善についても同じだけれども」

勇二 「世の中には「人のことをやっかんで、イヤガラセをする」なんてことがよくあるよね。じゃあ、嫌がらせとか意地悪をする、という行動に踏み出さなくても、心の中で妬んだり、やっかんでるだけでダメなわけね?」

正太 「そのとおり」

勇二 「昔、聖書かなにかに「心の中で盗みたいと思ったら、実際に盗んだのと同じだ」みたいなことが書いてあると習ったけど、まそにそうしたことじゃないか」

正太 「そうなんだよ。あの世というのは、「心がすべての世界」なんだね。心がすべて、というのはどういう意味かというと「心の中で思っていること、考えていることがすべて」ということなんだ。死んで、あの世に持って還れるものは、心しかないんだね。家とか、財産とか預金通帳とかは何も持って還れないし、名刺とか肩書きとかは、あの世に行っても全然通用しないんだよ」

勇二 「うーん、心しか持って還れない…か」


現代人の半分以上が地獄に堕ちている

2007-04-10 | 現代人の半分以上は地獄に堕ちている
正太 「うん、一つには、唯物的人生観、つまり「あの世はない、霊はない、神も仏も迷信だ。人生この世限りなんだから、自分の欲望、欲得のままに生きなきゃ損だ」といった考えが、かなり広がっていることが大きいね。「与える愛」よりも「奪う愛」、つまり「他人に対して優しく愛を与え、自分に対しては厳しく反省をもって臨む」という生き方よりも、「自我我欲のままに生きる」という人が、現代ではかなり増えているんだよ。またその背景には、道徳とか宗教的価値観というものが、かなり後退してきていて、人々が「善悪の価値基準」あるいは「正しい心のあり方」というものが、わからなくなっていることが大きいんだ」

勇二 「でも、半分以上が地獄に堕ちてる、と言ったって、そんな人殺しとか強盗とか、犯罪みたいなことをやってるような人は滅多にいないし、みんな一応普通に生きているじゃない?」

正太 「うん、実際、地獄に堕ちている人というのは、自分が地獄に堕ちたことに納得していないことが多いんだね。たいていは「自分は何も悪いことはしていない。法律も犯していないし、刑務所に入ったことも、警察のお世話になったこともない。なのに、なぜ自分が地獄に堕ちるんだー」と不平をもらされるんだよ」

勇二 「そうそう、そりゃ、そうなんじゃないの?」

正太 「確かに刑法で定めてあるような犯罪行為、たとえば殺人を犯す、人を傷つける、詐欺をする、強盗や窃盗をする、といったことは、万人が「悪だ」と共通に認めるようなことだから、当然、心の世界でも悪ではあるんだね。ただ、そうした刑法に触れるような、犯罪を犯さなかったらといって、そのことでもって天国に還れるかというと、そうではないんだね」

勇二 「というと?」