次の見学する建物は、遠くに見える8階建ての集合住宅です。
このゼロエミッション地区にある建物は木造、時代の最先端です。
とは言っても、ある意味昔ながらの風景…シンプルな自転車置き場
建物外装の仕上げ材も木製です。徹底してますね。
さて、8階建ての集合住宅の前に来ました。
さすがに、でかい。これも木造だそうです (@_@)
次の見学する建物は、遠くに見える8階建ての集合住宅です。
このゼロエミッション地区にある建物は木造、時代の最先端です。
とは言っても、ある意味昔ながらの風景…シンプルな自転車置き場
建物外装の仕上げ材も木製です。徹底してますね。
さて、8階建ての集合住宅の前に来ました。
さすがに、でかい。これも木造だそうです (@_@)
雪が積っています。秋田と同じぐらいの積雪でしょうか。
この建物の外観、うろこ状の鉄板は何でしょう。
これは日射遮蔽用の外付けブラインドでした。
電動で開閉しますが、採光モードがあります。
日射をフルに活用して、ゼロエネ計算されているそうです。
キッチンから引き出して使うテーブル。
コンペで入賞した作品で、実験的な試みがされています。
ベッドも収納できます。
最小住宅を目指しているのでしょうか。コンパクト&シンプルなデザインです。
さて次の建物に移動、この建物の小ささがわかるでしょう。
ゼロエミッション地区、広いのですが徒歩で移動です。エコですね (^o^)
Null-Emissions-Quartier (ゼロエミッション地区)
ミュンヘンからインスブルグにむかって高速道路で40キロのところ、
バードアイブリングという町の郊外にあるゼロエネルギー都市の計画。
連邦経済技術省の資金供給で、B&O社が開発してるそうです。
http://www.bo-wohnungswirtschaft.de/cms/index.php/eneff-stadt.html
メガソーラー発電等持続可能なCO2フリーのエネルギー供給、住居と仕事場の融合、
革新的な木材の利用、地域暖房ネットワークの構築等をテーマに研究開発しているそうです。
写真は4階建て木造住宅、下は8階建て住宅です。
ドイツは日本の福島第一原発事故のあと、電力の原発依存をやめると宣言しました。
その宣言の実行の為、建築の分野では自然エネルギー採用や省エネの手法だけでなく、
建物の建設時や維持・解体・転用までエネルギーの節約が考えられています。
確かに「木」は自然界で太陽エネルギーをもとに造られている循環可能な建築素材です。
これは戸建の実験的な住宅。レクチャーを受けた後、実際の建物を見に行きました。
一般の来場者も増えてきた頃、住宅展示場(Poing Bauzentrum)をあとにします。
アウトバーンを南下して、次の目的地はローゼンハイム近郊にある「ゼロエミッション地区」です。
この地区のデベロッパー B&O社のホテルに入ります。
先ずはレストラン。もう2時半を過ぎています (*_*)
ここは 実験的なゼロエネルギー都市ですが、お腹が空いては…(^^ゞ
さすがエコな料理ですね。みなさん黙々食べていました。
ビールはこれです。http://www.maxlrain.de/de/maxlrain
デザートもお洒落ですね。日本のランチみたいな、量と質でした。
さて 休憩もそこそこにレクチャーが始まりました。
ハードなスケジュール、中身の濃い研修ですね (^_^;)
プライベートルームには、印象的な色が配置されています。
枕元のパーテーションの陰が、ウォークインクローゼット。
ダブルベットはシンプル。大柄なドイツ人にはちょっと小さめ?
同じ部屋の反対側にはバスタブがあります (@_@)
日本と入浴の目的が違うのでしょう。
ガラスボールの洗面がふたつ。向こうのガラスのスクリーンの陰はトイレ
ここでドイツの美男美女が出てきたら、ちょっとした映画の世界ですね (^O^)
一階キッチンです。
可愛いレンジフードですね。美男美女は料理はしないのでしょう (^O^)
一階にゲストルームがあります。部屋の造りが劇的です。
開放的な ジャグジー風呂?シャワーでしょうか。
外から丸見えです (@_@)
脇に設置されている、洗面もスタイリッシュ。
カタログからの写真も載せますね。この建物のセールスポイントなのでしょう。
ベットと一体の空間になっています。格子が和風ですね。
さて2階に上がってみましょう。
見あげると大空間 (@_@)
入って来た玄関見返しです。
そして リビングの開口が バ~ン(@_@)…と
庭のデッキの先は、池になっています(正面からの写真参照)
その右側の開口もバ~?(°_。)?(。_°)? …床の間ですか?
美術館の雰囲気ですね。シンプルを極めると和風になるのでしょうか。
リビングの暖炉 黒い梁と柱が開放的な空間を引き締めています。
平面図をみると、基準線が均等に引かれているので
モデュ―ル化されていることが分かります。日本と同じですね。
壁構成のモデル展示がありました。
木質インシュレーションボードの張り合わせみたいですが、壁が少ない建物です。
さて プライベート空間を見てみましょう。
さて住宅展示場、時間的には最後でしょうか。
http://www.werkhaus.com/de/architekt/
WerkHaus 現代和風の家ですね (@_@)
田舎や風の大きな三角屋根。庇の出が大きい (*_*)
池の水に浮かぶ家は、日本テイストいっぱいです。
庇の下を通って、裏側に周ると…
飛び石を渡って、玄関から中に入ります。 本当に住宅なのでしょうか?
サンルームの廻り階段を下から見たところです。
廻り階段は私も設計・製作したことがありますが、
気をつけないと、頭をぶつける可能性があります。
ここでは模型を置いて、入りこまないようにしてました。
2階から、トップライトを見あげたところ。三角屋根だからできるデザインです。
2階プライベート空間です。浴室、左側にシャワーブースがあります。
便器がポツンと単独で置いてあります。座って頭がぶつからない寸法です。
洗面台スペース。天窓に直射日光を避けるブラインドが付いてます。
子供部屋は屋根裏いっぱい利用しています。
ドイツの住宅は軒の高さを抑えて、
屋根裏まで有効活用してる例が多いようです。
建物の容積が少なくて済み、少ないエネルギーで暖房が出来ます。
ガラス面積が多くて寒いのではと思われるかもしれませんが…
その分、たぶん寒いでしょうね。
ここの展示場は10年程経っていると言うことなので、
高性能重視住宅とデザイン重視住宅が混在しているのでしょう。
この展示住宅は、三角屋根だけれど現代的なデザイン
高断熱住宅の場合は屋根の雪が落ちないので、玄関が妻入りです。
メーカーはAURORAという会社です。
http://aurorahaus.de/wohnen-sie-ihrem-persoenlichen-traumhaus/musterhaus-poing/
平面図とカタログからの写真。
玄関脇の階段は地階にゆく階段。納戸や機械室でしょう。
内部は現代的なデザインです。
大きなサンルームに廻り階段。日射が強いとオーバーヒートしそうですね。
キッチンは平面図と違った配置になっていました。