しまね分かち合いの会・虹

自死遺族自助グループ
『分かち合いのつどい』
と『J交流会』

14年目の夏の終わりに

2021年09月03日 | 


「しまね分かち合いの会  虹」を、2008年8月30日に立ち上げた。
今から13年前の夏、息子を喪ってから1年と8ヶ月の時。。。

自死問題、右も左も分からない… そして自分自身がまだフワフワと雲の上を歩いている感覚。
自死遺族に助けられた思いが、「何かをやらねば!」という一途な強い意志に傾いていったようにおもう。

「いのちの電話相談員」と「自死遺族自助グループ設立」の二つに挑戦していた。
当時は両立出来ていたのだが、並行がだんだん難しくなり相談員を降ろさせてもらった。
その後は遺族たちが生きやすいようにと、無我夢中な13年を走っていたようにおもう。

定例の分かち合いの場所を県内5ヵ所に拡げ、均等な距離感と行きやすい会場を選ぶことを可能にした。
「自さつ」は亡き人や遺族を深く傷つけるから、県の行政用語を「自死」に変えて欲しいと何度も県に切望し、実現できた。
県内各自治体の自死対策連絡協議会に遺族を参画させて欲しいと要望し、先ずは県に、今は4市1町1圏域にも地元遺族が委員として入らせてもらえている。
人権問題にも切り込ませてもらい、県民の皆さんに理解を深めてもらうための行政主導研修会等も広がりつつある。

基本である分かち合い(自助)を通して、遺族の方たちが繋がり支えあう(互助)関係は築けていると感じる。
しかし中には、あの時の想いは抱えつつ「楽しい事だけでいい!」と仲良し遺族だけを集めようとしている人もいる。
まっ、元気になってもらえたのならそれに越したことはないが、たまには顔を出したり手伝ってね… と喉元まで出かかっている。

継続にはそれなりのエネルギーが必要だ、しかし弱気になったり年齢的にもかなりキツくなっている。
「おかん、もうそろそろいいよ!」と、いつになったらあの子は言ってくれるのだろうか。。。

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