しまね分かち合いの会・虹

自死遺族自助グループ
『分かち合いのつどい』
と『J交流会』

ーパネル展後記ー

2024年04月02日 | ご報告


「私たちのまさか~自死遺族の想いを伝えるパネル展」

3月は自死対策強化月間ということで「しまね分かち合いの会.虹」も毎年フォーラムやパネル展を開催しています。
が、本当は特別に一定期間に集中してやらなくてもよいにと思っています。
そして毎月毎日、最悪の事態にならないような社会を築くため、普段から誰にも優しい環境作りをすべきだと考えます。

令和5年度の3月は、県内の四ヶ所(益田市.雲南市.江津市.松江市)で毎週パネル展を開催してきました。
今回から新しくパネル(メッセンジャー)を、自主的に提供された遺族がいらっしゃいます。
自死遺族の考え方や想いは特に複雑ですが、活動に共感してもらえたからなのかなぁーと思いました。

松江会場ではお昼ごはんを食べるお店がなく、ビル中のすぐ向かい側にある「松本蕎麦店」さんで毎日いただきました。
「松本蕎麦店」さんには、展示をご覧になってくださった上に最終日に過分なるご寄付を頂戴してしまいました。

このように、パネル展をご覧になられた方からご寄付をいただくこともあります。
また逆に、肩書ありそうな二人連れが来場され「バカげとるねー」と笑いながら行かれてしまうこともありました。
きっと当事者がここに居ることを知られずの、本音のボヤキだったのでしょう。
このような他人事と考えるお偉いさんが、自死社会を作っているのではないか!!といつも思います。
対照的な考え方だと感じるのですが、いずれも胸にグサっとくるものがありました。

涙なしでは見れません、生き辛い社会を変えないと!、目で見て現実を知りました……等々のアンケートも沢山あります。
松江会場、片付けが終わった頃に「パネル展見たかったです」と、ご来場くださった方が……
「ごめんなさい最終日は……」と弁解した時に、あの大きな募金箱が目に入ったのかカンパをしてくださったのです。

パネル展を通して色々な人達と出会うと、当事者も含め、その胸の内もまた様々だと気づかされます。
自主的活動で、遺族の方々自身がGlow up され、この島根県が住みやすくなるよう願うばかりです。

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