山本浩章益田市長のコラム、9月1日付の「自死防止」を見つけました。予防や防止の言葉はあまり好きではありませんが、読んでみて驚きました。自死(遺族)問題を理解し、また、ブロブ等で発信された自治体のトップは滅多にいらっしゃらない・・・。個人的には、滅多におられないうちのお二人目です。3月の「しまね自死遺族フォーラムinますだ」でのご挨拶も、ありきたりではありませんでした。表敬訪問時にお渡しした、「会いたい」(全国自死遺族連絡会編)を読まれた感想を述べられたのです。その時も感激したのですが、この度さらなる感動・感涙でした。このような考えの市長もいてくださるのだと思うと、また少し前を向こうという気持ちになれます。上に立つ人が、自死問題に高い認識とおもいやりを持ってくだされば、人に優しい地域・職場・教育・精神医療現場等々に変わっていけるのでは、と思いました。自死対策に先駆的な益田市は、「会いたい」が発売になった年度に市立の各小・中学校の教職員用として、また各地区コミセン(公民館)用にと、50冊を買い上げて下さっています。http://yamamoto513.blog.fc2.com/blog-entry-500.html
9月2日(水)、横田相愛教会様の会場提供のもと、奥出雲町横田での分かち合いを終えました。
小さなコミュニティーなので周囲の目が気になるのではと思っていましたが、教会という会場が良かったのでしょうか、7名で分かち合うことが出来ました。
いろいろな形で集いの案内広報をしてくださった、奥出雲町自死対策担当の皆さまに感謝いたします。
30年以上も封印されていた方・・まだ1年数ヵ月の方・・等と、年数にかなりの隔たりはあるのですが、それぞれの悲しみや苦しみを語り・聴き・涙し・向き合うことが出来たように思います。
あの衝撃体験をした者同士は、初対面にも関わらず一瞬にして心を開き「素」をさらけ出せる・・ピュアな分かち合いが出来るのですね。
積雪の真冬を除いて、定期的な集いをやりたいですね・・、との声が聞こえてきました。
西間木牧師様のご好意に甘えながら、またいつか集える機会を作りたいと思いました。
写真は、横田相愛教会(文化庁の登録有形文化財)と、出雲横田駅です。
あなたは
大切な家族を
自死で突然失う衝撃
誰にも話せず胸がつぶれそうな日々
一人ではとてもかかえきれない想い
このつどいでは
悲しみ苦しみ怒りなどを分かち合っています
涙しています 聴いています
あなたのとなりには
同じおもいの自死遺族しかいません
安心して分かち合っています
新しいつながりが
きっとあなたを待っています
一度いらしてみませんか
(会場等に自死自殺の文字は使用していません安心してお越しください)