しまね分かち合いの会・虹

自死遺族自助グループ
『分かち合いのつどい』
と『J交流会』

2022年12月の主な動き

2022年12月31日 | ご報告

師走に入った初日に、小いさめの寒波が急にやって来た
小春日和が続く11月下旬から家を空けていたので、寒波到来の準備をしていなかった
急きょ、益田市内でコートを買うことに…(予定外の出費(泣))
12月になり雪を見ると、あの日、2006年12月27日が甦る
あの日以降、島根では命日前後の日を過ごすことが出来ないほどの心身になった
一周忌の日は、北陸地方の東尋坊や能登半島の荒波を眺めていた……
三回忌の頃は、津軽半島は金木町のマイナス15度の猛吹雪(地吹雪)の中にいた……
北へ北へと、行き当たりばったりの徘徊とも言える行動……
しかし、この不可解な彷徨もまた、私を取り戻すための必要不可欠な行動の一つだったのだろう



12月1日(木)
『いのち.愛.人権』展
今冬最初の厳寒の朝、8時45分からオープニングセレモニーがはじまりました。
山本益田市長のご挨拶やテープカットもあり、かなり、本格的なイベントだと思いました。
今日から8日まで開催で、主催は1市(益田市)2町(津和野.吉賀町)です。
期間中は遺族4人が替わり番に『虹』のブースを担当しあいました。
-特筆しておきたいこと-
◎中学校.高校が時間割り的に見学に訪れる 3年に一度の開催なので在学中にあらゆる人権を一度に学べる
◎このイベントで『自死』問題をここまで取り上げたのは初めてで、食い入るように見入る生徒、涙する生徒、先生に質問している生徒等々
✕しかし連れ立って笑いあっている生徒もいた 『自死』に対する教師(学校)の指導不足なのか いつ誰の身に起きるかも知れないというのに……
✕配布資料の見積り誤り このイベントには最低でも400部が必要だった 県西部人権センターに大変お世話になってしまう

毎年12月は『人権月間』で、12月10日は『人権デー』で、12月4日~10日までが『人権週間』です (益田市内)


 

右側の二人の当番の方、たくさんの来場者にびっくり!!

 

 

泣きながらアンケートを書いてくれている女子生徒さん達



12月7日(水)
印刷屋さんと打ち合わせ

12月9日(金)
○益田のパネル片付け
県西部人権センターと杉村さんが担当してくださいました。
○県主催の『自死遺族支援研修会』がオンラインであり、いきいきプラザ内で高畠さんと視聴しました。
講師は自死遺族であり『自死遺族支援弁護団』の弁護士でもある、佃佑世さんでした。
○相談者宅を訪問しました。

12月15日(木)
印刷屋さんと打ち合わせ

12月17日(土)
松江分かち合い
夜から本格的な寒さというか最強の寒波が……という天気予報。
そのせいなのか参加者は3名でしたが逆に、『ほっこり』とした分かち合いになったね……と。
参加者が多いとどうしても事務的.慣例的になってしまうので、あらためて、人数だけではないと反省しました。

12月20日(火)
残雪の中、安来市広瀬の健康福祉センターへ
2回目のフォーラム打ち合わせに『虹』から4名が出席しました。
宿泊予定の施設(一軒家ゲストハウス)等も下見をさせてもらいました。

12月24日(土)
○益田分かち合い
後半のJ交流会に、益田保健所の山根さんがX'MASのお菓子持参でご参加され7名で交流しました。
○夜は、日原の『NPO かわべ』主催のクリスマス会に参加させてもらいました。
◯✕クイズで最後まで残り、ビッグな景品を頂いてしまいました!

 

J交流会の様子

津和野町日原の『かわべ』はホワイトX’masでした

12月28日(水)
益田市立保健センター健康増進課~益田市人権センターと、浜田市役所の健康医療対策課と人権同和教育啓発センターと、江津市役所医療対策課へ
駆け足だったが、今年お世話になった御礼と今後のお願いをし帰路につきました。

浜田市から江津市へ 山陰道ではなく9号線を走りました



クリスマス寒波と言われた雪の日に出発して、ポカポカ天気の日の夕方、家に着きました。
留守をしていた命日の日に、未だお会いをしたことのない遺族の方から、お供えのお花が仏前に届いていました。
☆メッセージカード☆
『大輔様 初めまして○○佳○の母です。お母様と私を繋げてくれてありがとうございます。私たちはお友だちになりました。佳○ともお友だちになって下さいね。 ○○眞○○』
に、大泣きをしてしまいました。
天国で、あの子たちも繋がりあって、分かち合いをしているといいね!!という親心だと思います。


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2022年11月の主な動き

2022年12月09日 | ご報告

三つの橋がそれぞれ、過去.現在.未来をあらわすという『太鼓橋』から心字池と緑と紅をみる


11月4日(金)
益田市役所職員対象ゲートキーパー養成研修会
益田の『虹』の代表として、益田市内の遺族の杉村さんが担当してくださいました。

11月5日(土)
大阪府枚方市にある『ふきのとうの会』主催の自死遺族交流会に参加しました。
鹿児島県屋久島の山田優美子さんの活動『カナリヤハートプロジェクト』と『しまね分かち合いの会.虹』の活動を、遺族の方々や行政の方にお話をさせていただきました。

4年ぶりの雲の上です



伊丹空港からモノレールで門真まで行き、門真から京阪電車で枚方へ

 


ラポールひらかた 当時毎月通って、少しだけ先輩遺族の方たちに生きる望みをもらっていました

 


11月12日(土)
出雲分かち合い
初めてご参加の方も含め14名が集い、二部屋3つのグループに別れ分かち合いました。

11月19日(土)
浜田分かち合い
6名で分かち合いました。
会場はコロナ対策のアクリル板が取られており、久しぶりに開放的でリラックスした気持ちの中で分かち合うことが出来ました。
自死遺族の分かち合いには、適切な距離感が絶対的に必要。
時代や環境が変わり、オンラインで……というご意見もありますが、やはり対面の分かち合いは止められません。


浜田分かち合いの帰りに立ち寄る 道の駅サンピコごうつ

 


11月24日(木)
島根県西部人権センターへ
益田市で開催の『いのち.愛.人権展』の展示物を預かりに行きました。

11月25日(金)~27日(日)
福岡県太宰府市にある国立九州博物館へ行きました。
支援している女子大生が、特別展示の『ポンペイ展』にどうしても行きたい……との思いに応えた同行でした。


九州国立博物館(通称:九博)の外壁は、カガミ張り?

 


11月30日(水)
12月1日から、益田市.津和野町.吉賀町一市二町合同で始まる『いのち.愛.人権展』の準備に参加
9時に集合したのですが、楽観視していたこの準備が、とてつもなく半端なくキツイ作業でした。
大会議室や各部屋に沢山あるテーブルや椅子を全部運び出し、土足で入れるようにシートを張り、そこに何十枚ものボードを運び入れる……
この重労働を業者ではなく関係者30~40名でやるのです 皆さん本当によくやられるなぁ~と感心しました。
江津から二又さんも駆け付けてくださいましたが、老体の二人は体力がないうえに寒いし、腰を押さえながらオロオロするばかりでした。
午後からは、二又さんと入れ替わりの益田の藤田さんとパネルを展示していきました。
『虹』は島根県西部人権啓発センターグループとしての出展となります。

会場となる床のシート張りも関係者全員で…… 


私たちのブースも出来上がりました



屋久島の山田優美子さんは、野球部の行き過ぎた指導が原因で、自死に追い込まれた息子さんのお母さん
あまりの理不尽さと世間からの目に古里を離れられ、自己資金と寄付金で、屋久島に『自死遺族の為の居場所』の設立実現をされた方
あの生地獄の苦しさから精神医療に頼る遺族もいれば、自死遺族のために何かをやらねば……と考える遺族も
分かち合う事で少し楽になれたから分かち合いはもういい……という方や、中には私欲や生業にはしる人も
同じ自死遺族でも、その思いや考え方や生き様も本当に様々だと痛感させられた
6日は、『ふきのとうの会』代表の竹井さんと4年振りにゆっくりした時間を過ごし、私達の活動の原点を語りあった


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あなたは

大切な家族を 自死で突然失う衝撃 誰にも話せず胸がつぶれそうな日々 一人ではとてもかかえきれない想い このつどいでは 悲しみ苦しみ怒りなどを分かち合っています 涙しています 聴いています あなたのとなりには 同じおもいの自死遺族しかいません 安心して分かち合っています 新しいつながりが きっとあなたを待っています 一度いらしてみませんか (会場等に自死自殺の文字は使用していません安心してお越しください)