気ままなひとこと

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庄司紗矢香のヴァイオリン・コンサート

2014-04-11 14:06:26 | 音楽・映画
昨日、庄司紗矢香のコンサートを聴きに行きました@サントリーホール。最近は交通の便の良さからラゾーナ川崎が多いので、サントリーホールは久し振り。昔は六本木に馴染みがあったので良く行きましたが、震災後は初めて。今では上野の東京文化会館に次ぐ、都内でも老舗のコンサートホールのようです。モダンな川崎に比べてオーソドックスな設計は、久し振りでもそれらしい雰囲気で落ち着きます。


夕べは庄司紗矢香とメナハム・プレスラー二人のデュオ・リサイタルという謳い文句で、ヴァイオリンとピアノのためのソナタが4曲という演目でした。コンサートを鑑賞するのは、日頃はオーケストラものが殆どです。オーケストラだと色々な楽器が見ても聴いても楽しいのですが、楽器が一つや二つだと残念なような気がして、ついつい遠ざけていたようです。今回は、庄司紗矢香を聴きたいという妻の“強い要望”があったので付き合ったという次第です。

結果は、“満足”でした。オーケストラと共演するコンチェルトに比べて、ソナタだと同じヴァイオリンでも、穏やかに、静かに、他の楽器と競うことなく、楽器の良さを引き出すことに専念しているように思えました。演目はモーツァルトx1、シューベルトx2、ブラームスx1で、どれも“ヴァイオリンとピアノのためのソナタ“です。それらをいちどきに聴いてみると、素人にも何となく違いを感じられました。明るく楽しいモーツァルト、これぞクラシック音楽というようなシューベルト、私にはちょっと捉え難かったブラームスといったところでしょうか。いずれも、日頃よく聴くコンチェルトにはない、穏やかなヴァイオリンの音色を堪能することが出来ました。ソナタへの偏見(?)も消えたことで音楽の楽しみの幅が拡がったことも嬉しいことです。

追記:共演のピアニストが驚異でした。90才でバリバリの現役、フルに4曲をこなした後、アンコールが何と4曲、しかもそのうちの2曲はピアニスト単独の曲、聴衆は喜びと驚きの大拍手、庄司紗矢香も彼の元気さにタジタジと言った感じのアンコールでした。実物はチラシの写真よりずっとおじいさん、背丈が庄司紗矢香と同じ位で小太りの可愛いおじいさんでした。

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