しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

帚木蓬生「香子」と、

2024年05月18日 | 日常雑記

     

・母の日に息子夫婦が「図書券」を2枚贈ってくれました。家内も私も「帚木蓬生」のフアン。頂いたカードに少し足して、帚木蓬生著・「香子」全5巻を手にしました。以前、今年の「大河ドラマ」のテーマが分かったので「永井路子著・この世をば・上下二冊・朝日時代小説文庫刊」を読みました。内容は「藤原道長と平安王朝の時代、道長の姉・詮子、正妻倫子、そして紫式部」を描いた小説」です。

  永井路子「この世をば」 

 ・今年のNHK大河ドラマ、『主人公は紫式部、平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語』という内容です、どう物語が展開するか興味はなくはないのですが、とくに理由はありませんがなんとなく、ときどき見る程度です。

  本題を離れていつものように枝葉へ行きます、、

 

   蛇足ですが、、

  前にここに書きました、お勧めしたい本の「和紙の話」です。この本のなかに主人公の「紫式部」が出てくるのです。85頁に『紫式部は結婚前の娘だった頃、和紙の産地として知られた越前国の国司となった父・藤原為時に従い、国府所在地の武生で二年近く暮らしたことがある』とあります、今の「越前和紙の里」を名乗る観光地です。そこで、推測すれば「源氏物語」は「越前和紙」にすらすらと「ひらがならしい滑らかで連続した文字を書いた」のだろう、と本を読みながら想像したということです。

 昔人間の老人は読書はパソコンやタブレットで読む「Eブック」よりも、やっぱり「紙の本」が「本を読んだ」気がする。しっかり重みのある分厚い本、ページをめくりながら読む、これが老いの楽しい「読書」です。

コメント
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