「起きて半畳寝て一畳、天下とっても二合半」
・夜はいつも簡単な食事だから消化も早い、何もないと8時でも9時でも寝てしまう、何もないのに只ぼんやりしてるより、横になったほうが心にも身体にも良いと思う、時々腹がへって目覚めることもある。
寝てからたいてい本を読む、数ページも読まないうちに寝入ってしまう。暗い方が良く眠れるが、枕元灯の小型スタンドのスイッチを切るのを忘れてしまうときもある。遅寝遅起き家内が襖の隙間から漏れる光に気づき切ってくれる。
人世の終わりに近い歳だからか「終活」をお考え?と聞かれこともある。そんなこと考えたことも無い。裸一貫「無一物」で生まれた「無一物」で去ればいい、始末する金だけ用意してある。それよりそこそこ生きて動ける間に出来るだけ「老活」を楽しみたい。
「ものごとは、なんとかしているうちに、なんとかなるものだ」
最大の希望は、二人共に他人様のお世話にならずに生きること。杖を頼りのよろよろのろのろ歩みでも、歩いてればいつか目的地にたどり着く。先を歩く家内が時々気遣って、振り向いて待っていてくれるのは有難い。
夏の朝は気持ちがいい、、
「短夜をよろこぶとしになりにけり」「短夜も寝余りにけりあまりけり」
一茶の句の通り、夏の短夜は早く明ける、早く寝ないと寝不足になってしまうと言うと、それだけ寝れば十分でしょうと言われそうだけど、それがいくら寝ても寝足りない。
・「日本史を支えてきた和紙の話・朽見行雄著・草思社」をいま読んでいます、目からうろこの好著です。