しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

食い気

2024年03月02日 | 日常雑記

 ・この歳になっても「食い気・食欲」がある、歳にしては「よく食べましたねぇ~」と言われるほど食べる。食欲があるということは楽しみがあることで、人間は「食い気と色気」が無くなったらあとは死ぬばかりだという人がいる、同感です。知人友人で長く生きてるひとは良く食う、まさに元気の象徴は「食い気」。

 色気の方は無いとまではいわない、知性ある美しい人をみれば、この歳でもなんとなく気になる。最近は整形技術の進歩で、男性女性関係なく同じような顔貌とヘアスタイル。同じ人かと思う若者がずらりと並んでる画面がでる、こ れが今の「ウツクシイ!」なんだと思いながら視てるが、不思議な気持ちがしないでもない。

 「インスタ映え」するからと見事に飾り立てたケーキやパフェ、キレイ!、カワイイ!とカメラに撮られる、どこから手を付けたらいいのか、迷ってしまうように盛り付けられた料理。老人はなんとなく食べ物の「お遊び」を感じてしまう。昭和・平成・令和を生きた、これが時代が変わったという事と思ってはいるが。

 「食物」の素材そのものの味を楽しむ歳になった。いまは多くの季節の野菜が食べられるよう、家内が70℃で蒸し冷やしておいて、毎朝一皿を欠かさず用意してくれる。オリーブオイルと塩胡椒で頂く、これが旨い。

 ・お読みになられているでしょうけど、、、

・ ブリア・サヴァラン著 『美味礼賛』・関根秀雄訳・白水社刊、巻頭にある「美味学永遠の基礎とした格言二十則」から、
 
・禽獣は食らい、人間は食べる。教養ある人にして初めて食べ方を知る。 ・君はどんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人であるを言いあて てみせよう。 ・食卓の快楽はどんな年齢・身分・生国・の者にも毎日ある。他のいろいろな快楽を伴うこともできるし、それらすべてがなくなっても最後まで残って我々を慰めてくれる。 

・新しい御馳走の発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものである。 ・胸につっかえるほど食べたり、酔っぱらうほど飲んだりするのは、食べ方も飲み方も心得ぬやからのするこである。 ・チーズのないデザートは片目の美女である。 ・食べ物の順序は、最も実のある物から最も軽いものへ。・飲み物の順序は、最も弱い物から最も強く最も香りの高いものへ。 

・紫いろのさつま芋

コメント
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