・春を告げる花々が咲き始めたこの国は平和です。世界中のマスメディアは、ロシヤ・プーチン大統領による「ウクライナ侵攻」と「(COVID-19)」の報道しきりです。
・二人は92と87歳、戦前戦中戦後の「戦争の時代」を「体験」し生きてきました。いまウクライナ国民の戦禍に苦しむ人々の姿と、過去の自分を重ねて時に涙を禁じ得ないのです。
老人の願い、自由で平和で豊かなこの国の「若い人」に言いたい。今のウクライナの現状「戦争というもの」がどういものかを。良く視て記憶しておいて欲しいのです。太平洋戦争も今の戦争も同じです、始めた指導者は戦場に出ず、戦場に出て死ぬのはみな「若者達」だからです。
「歴史のめがね」で今の自分をみて欲しい、そこには過去数千年来、自分の歳の若者が平和に生きた姿と、戦禍に苦しむ若者の姿も見える。分かっていながら同じことを繰り返す「ひとの姿」も見ることが出来るでしょう。
いま歴史に学ばず、同じ過ちを繰り返すロシヤのかの人の運命、その結果は歴史が示しています、はっきりしています。彼に想像力と決断する意思があれば侵攻中止が出来る、それとも破滅の道を歩いて行くのだろうか、わかりません。
戦場で戦った人は少なくなりました。空襲警報のサイレン、B29の爆撃、機銃掃射で亡くなった友人、破壊された街と焼け跡、親族の戦死、老いた二人は知っています。だから戦争は嫌だというのです。
今日も明日も食べるものが有る、それだけでもいい、生きて居られる。ウクライナの苦しみに重ねて平和であることの幸せを思います。
でも、戦争の苦しみを知る人は年々世を去り、戦後100年過ぎれば戦争を知らない人の世となり、悲しいことですが、この国も同じ過ちを繰り返すでしょう。
この(戦争の現実を)視ていながら、いまも、この日本丸を禍の海へ舵を切ろうとする人がいる、、、。