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渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

西荻窪の地下室は、秘密のアジトのたたずまい!

2007年11月12日 | ジャズ・ボーカル・ライブ
停泊地)西荻窪アケタの店(07.11/7)~第一話~
メインアーティスト)チコ本田(ボーカル)
          岡恵美(p)荒巻茂生(b)大田智洋(ds) 

「アケタの店」は、サックス奏者・梅津和時率いるフリージャズ集団「生活向上委員会大管弦楽団」が一世風靡(あくまでジャズの小さな世界で)してた1980年ごろに一度来て以来の訪店。当時はこのバンドをリスペクトして、自分のバンドを「農村生活向上委員会」と名付け、自らを“井関野 小太郎”と名乗っていた自分を思い出すと、火が出るほど恥ずかしい!
入り口でドリンク込みの入場料2500円を払い、今日は大分冷えるので「焼酎のお湯割り」をオーダー。いいですね~。たぶん全然変わってない。照明はむき出しの裸電球、椅子やテーブルは不揃いで、場所によっては、“明治牛乳”と書いてあるケースをひっくり返したテーブルの上にドリンクを置くことになる。この西荻窪の地下室は、秘密のアジトのたたずまいがする。まあ、そんな人はいないでしょうが、初めてのデートとかには間違っても推薦しかねます。(変わり者同士なら悪くはないか!)でもこのスタイルでもう30年以上続けているのだから、立派と言うしかない。
この中央線沿線老舗ライブハウスの地下室に本日登場されたボーカリストが、チコ本田さん。70年代一世を風靡したジャズ/フュージョン・グループ「ネイティブ・サン」のリーダー&ピアニストの故・本田竹広(p)の夫人であり、兄は渡辺貞夫(as)、弟は渡辺文男(ds)、そして息子は売れっ子ドラマーの本田珠也。日本中、探してもこれ以上ないというジャズ・ファミリーの一員である。
スタンダードの「バイ・バイ・ブラックバード」でスタートしたが、チコさんにかかるとすべてが熱いソウルフルなジャズになる。でもやっぱり真骨頂は、ファンキーな「Mercy Mercy Mercy」やマービン・ゲイの「What's Going on」といったレパートリーですね。絶唱(シャウト)が自然に伝わってきて、いつの間にかステージと会場が一体となっていく感じ。この店の怪しげな佇まいが一層それを引き立てている訳ですね。
中央線沿線、濃くて、熱いジャズ、今も顕在!といった夜でした。

つづく。

そうだ、“濃くて、熱い”といったらラーメンだな。
よ~し、
「近日“ラーメンとジャズについての考察”をアップ予定!」
コメント
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