渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

Apple Jump 写真館~マックス・イオナータ & 吉本章紘 Quartet~

2010年03月26日 | Apple Jump ライブ報告&諸々
お待たせいたしました。
火曜日に行なわれたマックス・イオナータ&吉本章紘 Quartetのライブ報告です。



リハーサル風景。

日本サイドのリーダー吉本章紘の考えでは、この日のライブは当然マックス・イオナータ目当てのお客様がほとんどなので、自分が抜けたワンホーンのカルテットを中心に演奏してもらおうと考えておりました。

ところが、マックスが到着するなり、今晩のGIGは、自分が中心となったセッションのようなものではなく、あくまで吉本章紘Quartet+マックス・イオナータという感じでバンドサウンドを一緒に作りましょうという提案がありました。
これは勿論、吉本章紘Quartetのメンバーにとっても望むところです。

こうして、イタリアを代表するテナーサックス奏者と、ひと回りも若い20代の日本の若きジャズ界の俊英達によるライブがスタートしました。



緊急編成で、一ヶ月程度の告知期間にもかかわらず、ご覧のように大勢のファンが客席を埋め尽くしました。

ライブは、吉本章紘4お得意のコルトレーン・ナンバーの「ナイーマ」「ジャイアント・ステップス」それから、マイルスの「FOUR」等が演奏されました。
結局、マックスのワンホーンによる演奏は、スタンダードの「EAST OF THE SUN」のみでした。
それ以外は、テナーサックス2本による、2管クインテット。

これは、どうしても二人が比較されてしまう編成です。しかし、吉本章紘もひるむことなく、熱いテナーバトルを繰り広げていました。
私も厨房でピザを焼きながら、“次、吉本、行け~”、“柴田、もっと煽れ~”と心の中で叫んでました。
吉本は、みっちりと基礎練習をつんでこの日に備えたそうです。このライブには、「JAZZ LIFE」の編集部のスタッフや音楽ライターの方が観に来ることを伝えておいたので、本人も記するところがあったのでしょう。

演奏が進むにつれ、柴田のドラミングが気に入ったのか、後半の楽曲では、途中から他の演奏をストップさせ、マックスのテナーと、柴田のドラムとのDUOバトルも繰り広げられました。これは、なかなか圧巻でした。


この日、マックスが、もって来たのは、フランス・セルマーのテナーサックス。ラッカーはほとんど禿げていて、いわゆるヌード状態。ナンバーは判りませんでしたが、マーク6の時代のものだそうです。ヌードになったフラセル特有のほんのりペパーミントグリーンが、かかったカーキ色の、なんとも渋い色合いの美しい楽器でした。
管楽器は音が命です。専門の吉本の意見では、楽器を充分鳴らしきるタイプのサックス奏者ということで、低音から高音まで、芯のある太い音でテナーサックスの醍醐味を味合わせてくれました。


もう一枚マックスを正面から。

マックスのキャッチフレーズは、イタリアの伊達男。ファッションの国からやって来ただけあって、本番では美しいスーツ姿に。コンビニに買い物に行くようなスタイルで、ステージに立つような野暮なことはしません。



左から、柴田亮(ds)、Max Ionata(t.sax) 、吉本章紘(t.sax)、古谷淳(piano) 、池尻洋史(bass)

終演後の集合写真です。
全員の表情を見ていただければ、何も補足する事はありません。
店に入ってきたときは、幾分不安げな表情だったマックスが、終演後、メンバー全員にハグをしていたのが、とても印象的でした。

今回のマックスサイドからの申し出に、Apple Jumpを推薦していただきました、音楽ライターで当店の常連でもある星野利彦様には、この場をお借りして感謝いたします。

それから勿論、メンバーの皆さん、素晴らしいライブを有難うございました!

また機会がありましたら、このようなスペシャルな企画を積極的に組んで生きたいと思っております。


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Apple Jump 写真館~最近のライブから~

2010年03月25日 | Apple Jump ライブ報告&諸々
衝撃的なmanami morita trioから始まった、今月のライブ。
充実した大きなライブが続いているためか、とても長く感じる3月です。

さて、最近のライブからステージ写真を中心に報告いたします。


堀秀彰(p)、高瀬裕(b)、柴田亮(ds)

土曜日には、堀秀彰トリオのライブがありました。
ドラマーは、長谷川ガクの予定でしたが、手首を傷めたということで、当日になって急遽、柴田亮が担当しました。長谷川ガクとは、バークリー音楽院の後輩ということで、なんとなくスティックさばきが似ているような感じ。
僅かなリハと譜面を渡されただけで、堀秀彰の複雑なオリジナルを難なく処理するあたり、柴田亮のドラマーとしてのポテンシャルは、とても高いです。
瞬時に楽曲のテイストを感じ取り、表現するということは、簡単ではありません。

堀秀彰は、当店に定期的に出演していますが、調べたら、リーダートリオは、昨年の8月依頼、半年振りのライブでした。
前回よりさらに進化している印象を持ちました。また、本日初ジャズライブのお客様が4名いらっしゃり、とても感激して、又観に来たいと仰ってました。(全員、堀秀彰のことを全く知らない女性でした。)
個人的には、北欧をイメージした斬新なサウンドの新曲「オスロ」がとても興味深かったです。堀秀彰の心境地か。。

堀秀彰は次回の出演は、5/19 浜崎航(sax)とのDUOです。
それから、6/13には、安ヵ川大樹(bass)、柴田亮(ds)とのトリオも決定しております。





堀秀彰(piano),安東昇(bass),横山和明(drums),横田寛之(sax)

日曜日は、横田寛之カルテット「ゴウダヴ」のライブです。
全くの偶然ですが、結果的に堀秀彰2Daysとなりました。
他のメンバーもそうですが、特に堀秀彰は、このバンドには欠かせない、ピアニスト兼サウンドプロデューサー的役割を担っております。

横田寛之カルテット「ゴウダヴ」、とても人気バンドで、前回同様、超満席状態でライブは行なわれました。20代から30代の男女半々といった感じでしょうか。
HIPでPOPでFUNKYな、とても楽しいライブに皆さん満足しておりました。
manami moritaも同様ですが、 若いミュージシャンが、同世代のファン層を拡大していくことは、とても頼もしいことです。そうしないと、ジャズファンは、どんどん高齢化し、その内FADE-OUTしてしまいます。

横田寛之カルテット「ゴウダヴ」は、次回5/31に出演決定いたしました。


吉見征樹(tabla)、会田桃子(vln)、仙道さおり(perc)、伊藤芳輝(flamenco guitar)

月曜日は、フラメンコギター伊藤芳輝のリーダーライブがありました。
音楽業界には、ワールドミュージックというジャンルがあります。しかしながら、今回のように、フラメンコギター、タンゴ・バイオリン、インド打楽器、ブラジル音楽やポップスで活躍するパーカッション奏者が一同に揃ったライブというのは、あまり知りません。
ことばで表現するの難しいです。
一人ひとりの個性を尊重しつつ新しいバンドサウンドを構築していくという感じでしょうか。なんとも不思議な香りのするライブでした。
このメンバーで「007」のテーマが聞けるとは思いませんでした。とても楽しかったです。


今回初登場の、仙道さおり(perc)、伊藤芳輝(flamenco guitar)

仙道の「カホン」の超絶テクニックはとても有名です。この楽器がこれほど表現力豊かなものだとは、ライブを観ないとわかりません。
それから、伊藤芳輝のギター。最後の「アランフェス」の導入部、凄かったです。難しいことを、いとも簡単に演奏してしまう、匠の技です。

伊藤芳輝の次回の出演は、4/14, 鳥越啓介(bass)、仙道さおり(perc)とのトリオです。
仙道さおりは、この他、5/8 人気ユニット「音あそび」での出演も決定しております。


今日のところはここまでです。
注意深いかたは、アレはどうした?と言われそうですね。
昨日(火曜日)のマックス・イオナータ & 吉本章紘 Quartetは、次回報告します。 
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Apple Jump 写真館~先週のライブから~

2010年03月15日 | Apple Jump ライブ報告&諸々
久しぶりの更新です。
何度もお伝えしているように、今月はApple Jump一周年記念月間です。
それもあって、日頃の出演者の方々が、ここ一番という共演者を呼んでいただいていることもあって、おかげさまで日々活況を呈しております。
毎日明け方まで残務処理をしている状態が続き、ブログが滞ってしまいました。

さて、言い訳はこの辺にして、先週のライブを例によってApple Jump 写真館として、簡単にご報告させていただきます。



水曜日は、山口真文(tenor&soprano.sax)、片倉真由子(piano)のDUOがありました。

毎月のように行なっている片倉真由子のDUOシリーズ。本日はApple Jump一周年記念として、このサックスの巨匠にご登場いただいたことは、とても感慨深かったです。
山口真文が好んで取り上げるA.C.ジョビンの「ルイーザ」、「ステラ・バイ・スターライト」、マイルスの「ソーラー」、フレディ・ハバードの美しいジャズワルツ「Up Jumped Spring」等、王道ジャズを堪能しました。
それから、片倉真由子のニューヨーク時代にフレディ・ハバードを観にいった時のエピソードもとても貴重なお話でした。普段あまりMCをしない片倉ですが、この日は、とても饒舌でした。山口真文登場とあって、真由子ファンが集結して、とても暖かい雰囲気の中でライブが進行したことが原因かな。


木曜日は、上西千波(vocal)のトリオです。(安井さち子(p)、金子健(b))

上西千波も定期的に出演をお願いしているボーカリストです。上西千波とは、横浜のドルフィーでケイコ・リーを観にいった時に偶然隣り合わせになったことが、縁の始まりです。
従来は、ブラックテイストのファンキーなレパートリーを得意とする上西ですが、本日は、春らしく、カーペンターズの「愛のプレリュード」、チック・コリアの「What game shall we play today?」等、明るく軽い楽曲を中心に構成されておりました。
今週水曜からピアノの安井さち子と西日本のツアーに出るそうです。
このコンビネーション、とても相性がよかったです。ツアーもきっと成功すると思います。


金曜日は上田裕香(vocal)のトリオでした。(橋本信二(g)、大口純一郎(p))

1周年記念FRIDAY VOCAL SPECIAL NIGHTという企画で出演して欲しいとお話したら、上田裕香にとって、最高のメンバーである、ベテランのお二方を選んでいただきました。
お得意のナシメントの「トラベッシア」から始まり、裕香ワールド全快で、ライブが終了したのは、なんと予定を一時間も過ぎておりました。
また、機会がありましたら、この組み合わせでお願いしたいと思っております。


土曜日は、西山瞳(piano)、牧山純子(violin)のスペシャルDUOでした。

西山瞳のMCによると、一周年ということで特別に牧山純子を選んだわけではないという事でしたが、結果的に、一周年記念に相応しいスペシャルなライブとなりました。
(結果がすべてです。偶然でも全然かまいません!)
初のDUOなので、早めにリハをしたいということで、5時に来ていただきましたが、このお二人、相性が合うようで、お話が弾んで、なかなかリハが始まりません。とても仲の良い美人姉妹という感じかな。
しかし、西山瞳の難解なオリジナルを演奏するといってたけど、ほとんど初見同様で大丈夫かな、とひやひやしましたが、全く杞憂でした。

初登場の牧山純子。(しかし、絵になるミュージシャンです。しかも演奏が超一級!)

Apple Jumpのような、25席程度のハコの場合、トランペットやサックスは問題なく生音で演奏していただきます。ところが、バイオリンやフルートの場合、PAを通すかどうか、微妙です。始めにテストのためにちょこっと弾いていただきました。
これが全く杞憂でした。牧山純子の弾くバイオリン、ものすごく音が大きいんです。しっかりとホールに響き渡るという感じです。
リバーブだけでもかけようかな、という用意もあったようですが、ご存知のようにApple Jumpは、微妙にナチュラル・リバーブがかかるので、それも必要なし。
ということで、完全に生音で演奏していただくことになりました。

ライブは、お二人のオリジナルを中心に編成され、この初DUOを観にいらした満席のお客様も十二分に堪能されたと思います。
ということで、次回5/13(木)に、もう一度お二方に、出演していただくことになりました。
今回お見逃しの方は、次回是非、ご来店下さい。



日曜日は、ハクエイ・キムのピアノソロライブでした。

以前から、ピアノソロの企画を始めたいと思っておりましたが、その第一弾として、ハクエイ・キムさんにお願いしました。
スタンダードの「ALL THE THINGS YOU ARE」やキースジャレット、チック・コリアの曲等を演奏されました。いつも、スケジュール欄のキャッチフレーズで書きますが、ハクエイ・キムのピアノは、ダイナミックでしかもクリスタルのように美しく響き渡ります。
ソロピアノというのは、ピアニストにとって、とてもやりがいがあると同時に、過酷なプログラムなんだろうな、というのは、今回観ていてつくづく感じました。
トリオやDUOと違って、すべて、一人で受け止めなければならないので、一瞬たりとも気が抜けない。(もちろん、バーラウンジなどのBGM的なソロピアノとは違います。)
終演後、ソファーで脱力状態だったハクエイ・キムの姿が印象的でした。
(知力・体力、すべてを出し切った、という感じでしょうか。)

こちらのソロピアノの企画、来月には、西山瞳が登場します。
4/10(土)西山瞳ソロピアノ~エンリコ・ピエラヌンツィ特集~

こちらも、楽しみです!
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Manami Morita Trio Live at Apple Jump 2010 3/3,4

2010年03月05日 | manami morita
“いよいよ3月に入りましたね!”

などと言う挨拶を今頃しているようではいけません。
報告したいことは、山ほどあるんですけど、全く更新できずに週末になってしまいました。
この間に、なんと、記念すべきApple Jump一周年などもさりげなく迎えてしまいました。
ここ、池袋Apple Jumpは、昨年3月1日に産声をあげました。
この日は、月曜日ということもあって、特別な企画とかは入れませんでした。
その代わり、今月は一周年メモリアル月間として、沢山のスペシャルライブを実施することに致しました。

そしてその第一弾が、こちらのブログで何度もお伝えしている、Manami Morita trio 2daysです。
この記念すべきスペシャルライブ、何とか無事に終了いたしました!フ~。。


こちらが初日(3/1)のライブ写真です。
メンバーは、昨年の9月の時と一緒です。
Manami Morita (Piano) 、Zak Croxall (Bass)、Thomas Hartman (Drums)

前回は初対面だったため、緊張気味でしたが、この日は、店に入ってきたときから、お互い、自然と笑みがこぼれました。

ライブスタート!と思ったら、Manamiさんが、おもむろに、ハッピバースデイの曲を弾き始めました。おや、メンバーの誰かが誕生日なのかな、と思ったら、Apple Jump一周年を祝って弾いてくれたようです。
嬉しいですね。こんなこと全く想像していなかったです!

今回のトリオツアーの情報解禁日というのがあって、解禁して真っ先に、Apple Jumpのメルマガ会員にお伝えいたしました。
初日のライブは、この特報として配信していち早く、ご予約頂きましたお客様中心のライブとなりました。ほとんどの方は、12/末~1/初旬に予約されております。
いわば、Manami Moritaファンの、コア・オブ・コアといった方々ですね。
新曲も沢山聴けましたし、十八番の「My favorite things」「Caravan」「ESP」などmanami morita trioワールドをご堪能いただけたと思います。


2日目の写真です。同じアングルでつまらないかもしれませんが、ご覧の通り、このカウンターの中からしか、写真が撮れないんです。
お客様には、本当に窮屈な思いをされたと思いますが、この場をお借りして、お詫び申し上げます。
2日目は、女性のお客様が1/3を占めました。ファン層が、短期間に広がっている印象を持ちました。それから2日間通しの方も数名いらっしゃいました。
今回のライブでは、沢山の新曲を聴くことが出来ました。何しろアルバム「colors」は、学生の時に卒業記念で制作したものなので、Manamiさんにとっては、ずいぶんと昔の作品という感じもあるようです。
もっと、今の私たちの曲を聴いて欲しい、という思いもあるようですね。
2日間とも披露された、ご機嫌なラテンナンバー「MA☆GIC」。凄く楽しい演奏でした。
終演後に雑談していたら、なにか、カルロス・サンタナをイメージして出来たようなお話でした。

本人に確かめたわけではありませんが、Manamiさんは、フランスの作曲家モーリス・ラベルがお気に入りということを何かで読みました。
テーマを提示した後、ピアニッシモから始まり、巧みに変奏を繰り返し、時にはベースラインでループしながら、強烈なフォルテッシモでエクスタシーを迎えるこのトリオのスタイル。
あの名曲「ボレロ」を始めてオーケストラで聞いたときの快感を思い出しました。

とてつもないエネルギーとアイデア溢れるmanami morita trio。今後、益々進化していく過程が楽しみです。



終演後の集合写真です。この日は、前回記念に差し上げた、Tシャツを皆さん持って来ていて、わざわざ、ステージで来ていただきました。manamiさんのは、ノースリーブなのでさすがにカーディガンを羽織っておりました。



お客様が帰宅され、出演者に別れを告げ、スタッフも店を後にした後、一人店に残り、明け方まで残務処理をします。
大きなライブが終了した時は、色々なことが思い出されて、ついボーとしてしまい、なかなか作業がはかどりません。
気がつくと直ぐにソファーに座り込んでしまいます。
そこで、記念に一枚、パチリ!
タイトルは「宴の後。。」かな。

さて、今月は大きなライブがまだまだたくさんあります。
感傷に浸っている場合ではありませんね!

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