渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

一年間ありがとうございました。

2011年12月31日 | その他
2011年も残すところ僅かとなりました。

さて今年は、色々と激震の年でしたが、なんとか無事に年を越せることとなりました。
これはひとえに、皆様方と出演者、それから献身的に手伝ってくれたスタッフのおかげだと感謝しております。
この場をお借りして、深く御礼申し上げます。

来る2012年3月には、Apple Jumpが創業して丸3年になります。
3周年を記念して、3/10(土)には、
普段ホールを中心に活動しているピアニスト木住野佳子さんに出演頂く事になりました。

3/10(土)牧山純子(violin)×木住野佳子(piano)DUO (詳細後報)

年末でお忙しい時期とは存じますが、くれぐれもお体にはお気をつけ下さい。
来年も、皆さまにとって幸多き、1年になります様、お祈り申し上げます。
(2011年の震災が1000年に一度のものならば、
        来年は、1000年に一度の幸多き年が訪れることだってありますね!)

一年間ありがとうございました。よい年末年始をお過ごしください。

Live cafe & bar
Apple Jump
代表 関 宏
コメント

これが噂の「池袋 ミュージシャン・クルーズ 2009」です!

2009年11月01日 | その他
今からおよそ一ヶ月前くらいからでしょうか。都内のジャズファンの間で、ある噂が流れておりました。

「オレが掴んだ情報では、どうやら池袋で面白いジャズのイベントがあるらしいよ。」
「へ~、横浜のジャズプロ(横浜ジャズプロムナード)みたいなやつ?」
「うん、確かにあんな感じなんだけど、今回の池袋のは、今年オープンした、Apple JumpとP's Barの2店でやるらしい。」
「あ!知ってるよ。でもこの2店は、歩いて5分ぐらいの所にあるよね。お互い競合店じゃないの?」
「うん、そうなんだけど、池袋ってデカイ街じゃん。都内では、新宿駅、池袋駅、渋谷駅、東京駅の順に乗降客の多いエリアなんだって。」
「え!都内で2番目と言ったら、凄い人だよね。」
「うん、何しろ毎日250万人以上の人が利用しているんだって。」
「250万人以上!」
「そう、だから競合とかセコイ事言ってる場合じゃなくて、一緒にこの日本有数の巨大な人口集積エリアで、ジャズのライブシーンを盛り上げようよ、と意見が一致したらしいんだ。」
「なるほど、面白そうだね。それじゃあ、当日はがんばって、両店をハシゴしなきゃ!」
「いや、どうやら走り回る必要はないらしいんだ。」
「どうゆうこと?ジャズプロとか、何とかジャズクルーズとかさ、お気に入りのライブを目指して、歩き回るでしょ、、、」
「それが、今回の池袋のやつは、ミュージシャンが休憩時間に移動して入れ替わるらしいんだ!」
「あっ!それが噂に聞くミュージシャン・クルーズってやつか!!」

以下、詳細をお知らせします。




   河波浩平            中溝ひろみ  
12月17日(木) Open 19:00 Music Charge:¥2,500
1st Set 20:00~20:50 河波浩平(vo)&森田英介(pf)
2nd Set 21:30~22:20 中溝ひろみ(vo)&寺島優樹(pf)
※1部、2部との入れ替えはありません。出演者が入れ替わります!
P's Bar様では、順番が逆になります。)
店に居ながらにして、2組のライブを楽しめるのが、「池袋 ミュージシャン・クルーズ 」。初日は、男女の素敵なジャズ・ボーカルの世界をご堪能いただきます。




   石川早苗            佐々木朝美
12月18日(金) Open 19:00 Music Charge:¥2,500
1st Set 20:00~20:50 石川早苗(vo)&元岡一英(pf)
2nd Set 21:30~22:20 佐々木朝美(vo)&廣田ゆり(pf)
※1部、2部との入れ替えはありません。出演者が入れ替わります!
P's Bar様では、順番が逆になります。)
店に居ながらにして、2組のライブを楽しめるのが、「池袋 ミュージシャン・クルーズ 」。2日目は、テイストの異なる2人の女性ジャズ・ボーカルの世界をご堪能いただきます。


以上、この初の試みに是非、ご参加願います!
ご来店お待ちしております。
コメント

久しぶりのジャム・セッションでギタリスト回帰宣言!

2008年11月20日 | その他
停泊地)渋谷KoKo(08.11/12)
ホスト)山口友也(Tp)山岸笙子(P)渋谷盛良(B)正清泉(Ds)

プラベイト・セッション(某所11/16)

久しぶりに、ジャム・セッションに参加してきました。
とは言え、このブログは、あまりジャズに詳しくない方もたくさん読まれているので、このジャム・セッションについて説明します。

(ジャム・セッションとは)
通常のライブが、プロの演奏を聴きに行くという行為に対し、ジャム・セッションとは、自らがステージに立って演奏するということです。と言っても、参加者以外聞いている人はいません。(時々見学者はいますが、、、)

都内のジャズ系のライブハウスの多くは、月に1~4回程度、これを設けています。
池袋のマイルスカフェでは、セッションが本業になっていたりします。
様々なレベルの人が、様々な楽器で参加します。
なので、へたすると、参加者10人の内訳は、ベース5人、ドラム5人、などということも可能性として有ります。これだと、ベースとドラムのDUOが延々と続くことになってしまい楽しめません。そこで、ホスト・バンドがスタンバイする仕組みになっているわけです。カラオケならぬ生オケですね。とても贅沢です。
ホスト・バンドのレベルはセミ・プロからトップ・プロまで様々です。
今回参加したセッションのホスト、トランペッターの山口さんとピアニストの山岸さんは、バークレイ音楽院出身ですし、ドラマーの正清さんは、毎月この店で、サックスの池田篤さんとライブを行っているプレーヤーです。
(私の場合、学生レベルで充分なんですけど、、、、、、)

(ジャム・セッションで何を演奏するか)
ジャズの場合は、皆が共有できるスタンダード・ナンバーというのが有ります。
これはとても便利です。
“何やろうか?”
“とり合えず「枯葉」でも。”
“OK!じゃあ、ピアノの方イントロお願いします” 
と言う感じですね。

他のジャンルではこうは行きません。
例えばクラシック、
“何やりましょうか?”
“とり合えずトルコ行進曲でも、、”
とピアニストが主張しても他の楽器の人は戸惑うばかりです。
“じゃあ、作曲科のわたくしが次回までに、このメンバーのアンサンブルを編曲してくるわ。”と言う感じで持ち越しになります。(ほんとかなぁ、、、)

例えばロック、
何やる?”
“とり合えずビートルズの「GET BACK」でも、、”
“知らねえな。オッサン、古いぜ!もっとHIPなのないの!”
“今時HIPだぁ?、俺はスリップノットやマリリン・マンソン専門だぜ!”
と言った具合に収集が付きません。

こう考えると、ジャズというジャンルが突出してセッションが賑わっているのが良く判ります。これは、プロのセッションライブも同様で、プレーヤー同士の交流が最も盛んなジャンルになっている訳です。

但し、スタンダード・ナンバーと言っても際限なくあります。それぞれの馴染みの曲も違います。これだと収集が付かなくなるので、いつの間にか、皆が共通の楽譜集を持つようになりました。隠れたベストセラー本ですね。
これが有名な「青本」と呼ばれているものです。↓

伊藤伸吾:編 中央アート出版社

これは、テーマやコードの間違いがあって、とても薦められないというプロの方の意見もありますが、何処へ行ってもほぼ全員がこれを使っているので、無視するわけには行きません。まあ、必要に応じてここに書き加えて使うと言う感じですね。
この本には、コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」のような難曲も有ります。でも問題ありません。こう言う曲を主張する人がいても、みんなで却下すれば良いわけです。

ジャム・セッションに関しては、大体こんな感じです。
時々、セッション初参加で、「枯葉」しか出来ません、と言う人がいます。これは、はじめにホスト・リーダーの人に伝えておけば、全然問題ありません。
この渋谷KoKoでも、日曜のセッションは、初心者歓迎ということで、とても親切に対応してもらえます。

さて、最近、渡辺香津美さんや増尾好秋さんのライブに刺激されて、無性にギターを弾きたくなりました。私もプチ・ギタリスト回帰宣言!ですね。
と言うことで、今回ギターで参加しました。

水曜のセッションは参加者が多く、2曲しか出来ませんでしたが、その分プライベートセッションで取り返しました。

(今回のセットリスト)
JUST FRIENDS
酒とバラの日々

I HEAR A RHAPSODY
ALONE TOGETHER
ALL THE THINGS YOU ARE
STRAIGHT NO CHAISER

今回の一番は「ALL THE THINGS YOU ARE」。
歳月でさび付いたローテクニックを駆使して、会場中を混乱の渦に巻き込んだ、と言う感じかな。時折見せる、コード進行を無視したアウトフレーズの連発は、奇才ジョン・スコフィールドからの影響だったり、そうでもなかったり、、、

久しぶりのジャム・セッション、予想外に楽しめました。
さて、学生のときに買ったギター、行く前にチェックしたら、アンプから変なノイズがでるし、トーンも調節できない。と言うことで新宿の楽器店で簡単な修理をしてもらいました。
そのとき店員から“ほう、335のビンテージですね!”と予想外の事を言われました。自分の楽器がいつの間にか、ビンテージになっている!

人間の方も、そろそろビンテージとして扱ってくれないかなぁ、、、
コメント

このジャズ・クルージングも一年経ってしまいました!

2008年10月24日 | その他
気が付いたら、このジャズ・クルージングも丸一年経ってしまいました。
始めた時は、まさかこんなに長く続くとは思いませんでしたね。

この間、通ったライブは、155本。
ライブ・スポットは、ちょうど50ヶ所となりました。
そしてその内4ヶ所は、既に閉店しています。
(吉祥寺赤いカラス、上野GH9、渋谷Baby Talk、代官山Candy)
特に、上野GH9は、アコースティック系の小編成ユニットのライブには、最適な音響空間だったので、とても残念です。

そして、訪店頻度BEST5が、以下の通りとなります。

吉祥寺SOMETIME×24回
吉祥寺STRINGS×12回
御茶ノ水ナル×8回
青山プラッサオンゼ(ブラジル系)×8回
青山BODY & SOUL×7回

自宅が調布なので、通いやすい吉祥寺の2店が結果的に中心となっています。
SOMETIMEから、表彰状貰えるかな?
まあ、ここの常連には、吉祥寺在住で毎週通ってくる人が何人も居ますので、月2回程度ではダメですね。
何れにしても、訪店頻度が高いということは、概ね満足度が高いということに直結します。魅力ある編成、値ごろ感、快適な空間といったところが判断基準となります。

特筆すべきは、ブラジル音楽系の「プラッサオンゼ」ですね。
ジャズファンでボサノバを中心としたブラジル音楽に興味を持っているひとは、たくさん居ると思います。ところがライブとなると情報がほとんど取れません。
以前、知り合いから、四谷の「サッシペレレ」を紹介されました。ボサノバ歌手の小野りささんのご家族が経営されていることで有名ですね。一般的には、プラッサよりネームバリューは有ります。
一度行ってみました。印象としては、ライブハウスというよりも、ブラジル音楽の生演奏をバックに、ブラジル郷土料理を楽しむレストランという雰囲気です。なので広い店内、半分はステージを観ることが出来ません。BGMという楽しみ方ですね。バンドは、月曜は誰、という感じでローテーションされたいわゆるハコバンスタイルです。演奏のレベルは高いです。聞くところによるとはずれはないそうです。ジャズでいうと、ニューオリンズ系のライブPUBの雰囲気に近いかな。
なので、何か新しい、想定外のプラスαを求めるところではありません。

一方プラッサでは、Saigenji、Toyono、行川さをり、Bophana(解散してしまいました。残念!)といったミュージシャン達が、ブラジル音楽をベースにそれぞれオリジナルな音楽を追求するといった空間を毎夜提供しています。時々大はずれがあります。これは仕方ありませんね。しかし、新しい音楽と出会える瞬間を求めてファンが支持し続けている、この独特の空気が好きですね。

まあ、ここらあたりは、TPOでそれぞれ楽しみ方が違ってきます。

さて、ブラジル音楽以上に見えないのが、邦楽系のライブ事情です。
ロックのライブハウスはいくつか知ってます。ロフト、リキッド、曼荼羅や下北系数々。でもアコースティック系は玉石混交でまったく見えません。
実は、昔からアコースティック系の主に女性ボーカルが大のお気に入りなんです。
大貫妙子、吉田美奈子、畠山美由紀等等。

そこで急告します。
アコースティック系の邦楽アーティストのライブ事情に詳しい諜報部員募集します!
(未来のアンジェラ・アキみたいな原石が、今もどこかでひっそりと歌っているんだと思うんだけど、、、)



コメント

うららさんへの夏休み拡大版コメント~渋いゴードンの事など

2008年08月18日 | その他
(洋上停泊)

うららさんへ

毎回楽しく東京ライブ三昧を読ませていただいています。
うららさんのような、新しいジャズファンが熱心にライブハウスへ通い、たくさんのレポートを書かれていることに対して、
オールドファンとしては、大変頼もしく感じており、又いっぱい刺激を受けております。

さて、うららさんの最新のブログで、今回、我アイドル、デクスター・ゴードンについて触れられ、何かコメントをということでした。ゴードンについては、いつか機会があったら、こちらで紹介したいな、と思っていたところなので、当ブログにてコメントの代わりに少し書いてみたいと思います。

そもそも私がブログやmixiで使っているハンドルネームの“shibui gordon”とは、お察しの通り大好きなデクスター・ゴードンをさしています。
「渋いジャズ・サックス奏者デクスター・ゴードンは、最高だぜ!」の短縮形ですね。若い女の子にとって“かわいい/Kawaii”という形容詞が最大の賛辞のように、オヤジにとってのそれは“渋い!”ということになります。あ、もちろん人それぞれですよ。私の友人でも何かというと“かわいい”を連発するオヤジがいます!

今回うららさんが、ゴードンを聞くきっかけとなったアルバム『Daddy Plays the Horn』、わたしも大好きです。このジャケット“超かわいい”ですね!
特に、表題曲のまったりしたブルースに、学生の頃はまりまくりました。
それからパーカーの「Confirmation」。これと、ピアノのバド・パウエル等と録音した「Scrapple from the Apple」
(『Our Man in Paris』に収録)は、テナーサックス奏者によるビバップの代表的な演奏です。
そしてゴードンといえば、なんと言ってもバラードですね。「Darn That Dream」と「Autumn in New York」。どっちか選べ、といわれても、すいません、と謝って両方選びます!

それから、代表作の『GO!』。こちらは、演奏もさることながら、ジャケットがまた美しい! デザイナー、リード・マイルスの手がけた数々の定評あるBlue Noteレーベルの作品の中でも、トップクラスですね。レタリングと色使い、全体のレイアウトなど惚れ惚れします。
巻頭を飾る「Cheese Cake」。このちょっと物悲しくも豪快なオリジナル・ナンバーは、ゴードンワールドの頂点といえるかもしてません。
ちなみに、ゴードンは、他に「Fried Banana」とか「Apple Jump」といった果物やお菓子を題材としたタイトルがいくつか有ります。巨漢に似合わず、意外とお茶目だったのかも知れませんね。

そしてなんと言っても珠玉のバラード「I Guess I'll Hang My Tears Out to Dry 」ですね。ゴードンの定評あるバラード演奏の中でも決定番的名演です。
激務を終え、今日も一日、家族が無事過ごせたことを感謝し、暖炉のまえでブランデーをゆっくり揺らしながら、針を落とします。(又はボタンを押します。)
どうか真似をしてみてください。沁みます。あ、もちろん25歳以下はダメですよ。
効果がありません。ここは、大人の世界です。
この曲、フランク・シナトラとかも取り上げた名曲なのに、意外と演奏されることが少ないですね。きっとこの受験英語みたいなタイトルのせいです。
ここまで書いておいて、私自身、いつまでたってもタイトルを覚えられません。
「アイゲス何とか」という例のバラード、という感じです。
きっと「Misty」とか「Body & Soul」とかのシンプルなものだともっと普及したんじゃないかな。

それから、取って置きの隠れ名盤を紹介します。
デンマークのSteepleChaseというレーベルに録音された『The Apartment』というアルバムです。この表題曲やホレスシルバーの「Strollin'」は絶品ですよ。
“ウチのダディは、普段は穏やかなんだけど、本気になったらこんなに熱いんです!”といった感じでしょうか。ゴードン50代の円熟期の名演ですね。
それから、デンマークの至宝、ベースのニールス・ペデルセンとのからみが、また絶妙なんです。サックスとベース好きには大推薦盤です!

そしてゴードンが出演した、映画『Round Midnight』。
ひとつ印象的なシーンがあります。ゴードンがリハーサル中に演奏を止めてしまいます。そのときの理由が、“歌詞を忘れてしまった”という事です。カッコイイですね。歌手じゃありませんよ!
器楽奏者も歌詞の意味をよく理解したうえで演奏しなさい、とはよく言われることです。私もよく演奏が止まってしまいます。もちろん、メロディーを忘れてしまって、、、

ずいぶんと長くなってしまったコメントですが、こんな感じでしょうか。
しかし、本格的に聞くようになってから僅か半年で、こんな激渋なゴードンの世界に足を踏み入れるなんてさすがですね。
でも、この河を渡ってしまった以上は、もう戻れませんよ!
それからここまで来た以上は、勝手ながら特命情報部員にさせて頂きます。

今度情報部員同士の情報交換会でもやりましょうか?
いつどこでといった情報は、近々、カセットに録音してお送りします。

あ、もちろん聴き終わったらすぐに消去してくださいね。
当局から狙われてしまいますから!

コメント (3)

ジャケ買いって、これのことかよ! うん、これでいいのだ!!

2008年08月10日 | その他
洋上停泊)

今週は夏休みということもあって、ライブ報告はお休みです。
例によって、いくつかのトピックスを紹介します。
(かなりくだらないので、飛ばしてください。特に女性の方は、、、)

ジャズの世界には、「ジャケ買い」という言葉があります。
中身の演奏のことはよく判らないんだけど、美しく、クールでスタイリッシュなジャケット・デザインに魅せられて、ついつい衝動買いしてしまうことですね。
典型的なのは、やっぱり「BLUE NOTE」レーベルの一連の作品かな。
それから以前「ロバート・ラカトッシュ」さんの時に紹介した澤野商会の作品のジャケット・デザインも凄く美しいですね。ちょっと独特のテイストのレーベルカラーがあって、気がつくとどんどん増えていってしまってます。
でもまあ、これを言っても仕方ないんだけど、やっぱりこの「ジャケ買い」という楽しみは、あの30センチ四方のアナログ盤時代のものですね。
今でも気が向くと、ディスク・ユニオンの御茶ノ水店のジャズフロアーに行ってアナログ盤を「ジャケ買い」してしまいます。アナログ・プレーヤーで聞くことはほとんどないんですけどね!

さて、これから話がどんどん落ちていきます。
先週レコード棚を整理しているときに、懐かしいアルバムを発見しました。
今回画像にアップしているものです。
これは「雨/ミスターギター」というタイトルの映画音楽とかの作品で、実は、紛れもなく、マイ・ファースト「ジャケ買い」アルバムなんです。
どうですか?この美しくもスタイリッシュなレディのジャケット。今だともうちょっと細身のモデルを使うのでしょうが、当時としては、これでいいんです。
これ、当時行きつけの赤羽のレコード店で見つけたときは、完全に目が釘付けになってしまいましたね。
でも、レジに向かうとき、ドキドキでした。何しろ中学一年生ですからね。
“坊や、こういうのは、まだちょっと早いよ!”なんて怒られそうで、、、
それから、しばらくは毎日毎日、このアルバムを聞いてましたね。
(というか、見てました!なんか巧みに葉っぱが配置されてるんですよね。)
で、久しぶりに針を落としてみました。・・・わー、薄っぺらというか、チープというか・・・。
これぞ、究極のジャケ買いなのだ!


さて、先週の話題といったら、なんと言っても漫画家の赤塚不二夫さんが亡くなった事ですね。
ちょっと調べたら、自分が9歳の時に『おそ松くん』のTV放映がスタートし、14歳の時に、『天才バカボン』が同じくスタートしてます。夢中になってたのは、人格形成の一番大事な小・中学生の頃ですよ。本来は、二宮金次郎やジョン万次郎物語に感銘しました!といきたい所が、意味もなく、毎日毎日みんなで“シェー”ですから。

赤塚さんの事に関して、ほとんど知られていないエピソードがあります。
(ネットで検索しても、ほとんど出てきませんでした。)
これを、ここまで読んでいただいた方に特別、披露させていただきます。

新宿厚生年金会館より少し四谷寄りに、ジャズ・クラブ「J」という店があります。今年開業30周年ということですから、都内では有数の老舗ですね。
大学のジャズ研のOB仲間20人が、少しずつお金を出し合って出来た店です。
ここには、宣伝部長としてタモリさんも参加しています。
ということもあって、タモリさんの朋友というか世話役の赤塚さんも、よく遊びに来たそうです。
ところが、オープン2年目の1980年に、不審火によって全焼してしまいました。
代表として、店を任されていた支配人のKさんは、大変なショックを受けました。みんなの夢を潰してしまい、死んでしまいたいという所まで追い込まれたということです。
そこで手を差し伸べてくれたのが赤塚さんでした。
“せっかくみんなで夢を実現したのに、潰しちゃまずいじゃない。”ということで、再建委員長を引き受け、ご自分でも多額の資金援助をされたということです。(数百万円というレベルではありませんよ!)
支配人のKさんは、赤塚さんのことを“店の命の恩人”と表現されてました。
それから今日までの間に、大勢のシンガーや演奏者がこの店に出演し、巣立っていきました。そう言う意味では、いちジャズファンとしも敬意を表したいと思います。

もっとも、生涯ギャグを愛した赤塚さんからは、敬意なんで糞くらえだ!なんか面白いこと書け、って言われそうですね。

よーし、天国にいる赤塚さんに告ぐ、
「いつまでたっても、くだらないことを考えてるような変な大人になってしまったのは、きっと赤塚さんのせいだ!ニャロメ!」
・・・
あれ!小さな声が返ってきたぞ!
・・・

・・・

・・・
「これで、いいのだ!!」

終わりだよ~ん。





<付記>
「J」と赤塚さんのエピソードに関しては、支配人Kさんの許可を得て披露させて頂きました。










コメント

吾妻光良&The Swinging Boppers Live at JIROKICHI 2008

2008年03月18日 | その他
停泊地)高円寺JIROKICHI(08.3/8)
メインアーティスト)吾妻 光良&The Swinging Boppers(略称:バッパーズ)
(吾妻 光良vo,g/早崎 詩生pf,牧 裕b,岡地 曙裕dr,近 尚也tp,富田 芳正tp,名取 茂夫p,西島 泰介tb,糸井 将太a.sax,渡辺 康蔵a.sax,西川 文二t.sax,山口 三平b.sax)

このブログを読んでいる大半の方々は、「吾妻 光良」ってなにもの?という感じですよね。専門誌以外で大きく取り上げられることは、まず有りませんので、知らなくて当然だと思います。
しかし、これが一旦、ブルースとかその関連の世界に一歩踏み入れると知らない人はいません。しかも、この話題をふると、急にみんな頬がゆるみ始め、楽しく、熱く語り始めるんですね。J-POPの中でも個性的な活動をしている、EGO-WRAPPIN'やクランボン、東京スカパラ等等、熱狂的なシンパは数多くいます。
勿論CDショップ店員といった玄人筋にも熱いファンが多く、バッパースのCD発売の情報が入るや否や、本部の指示とか関係なく勝手にどんどんショップの一押し展開し始めます。 それを見たレコード会社の若い営業担当などは、「吾妻 光良」ってなにものなんだろう?という感じで目を白黒させているのを目撃しています。

バッパーズの音楽は簡単に言うと、ビッグバンドの演奏するジャズ、ブルース、ラテンなど様々な音楽をバックに、吾妻さんがギターを弾き、歌を歌うというバンドです。'40~50年代のジャンプ・ブルースと呼ばれるスタイルがベースになっていますが、結成から四半世紀を経て今では唯一無二の音楽集団という感じですね。
吾妻さん本人を含めほとんどのメンバーが他に職業を持っているアマチュア集団です。従って、大手レコード会社所属にもかかわらず、CD発売全国イベントとかは有りません。都内を中心に、ちょこちょこっとやるだけです。これが逆に希少価値になっているようですね。
CDはJ-POPなみに、数万単位で売れるし、ライブは渋谷QUATTROクラスで、直ぐに
SOLD OUTになります。“今度バッパーズが関西に来るらしいよ”などという情報が入ると、大騒ぎになるらしいです。

そしてそのバッパーズは、本日、高円寺「ジロキチ」に登場です。前回、前々回ともに渋谷「QUATTRO」での観戦だったので、彼らのホームグラウンドでのライブは、前回以上に楽しみです。
7時からスタートするのに、整理券をもらう為に一旦5時半にこなくてはいけません。予約とか前売りとか一切ありません。
40分前に付いたけど既にたくさんの人が並んでいます。やっともらったのが「91番」。この番号だと勿論立ち見。しかも後の方になります。座れるのは40番ぐらいまでか。この人たちは昼ぐらいから並んでいるのかな。みんなそこそこの年格好のなのに熱いですね。中央線沿線老舗ライブハウスの筋金入りのバッパーズファンなんでしょうね。私の後ろ20人ぐらいで本日SOLD OUT。
一旦解散して、六時半に、整理番号順に並びなおして、正式な入場になります。

さあ、お揃いの蝶ネクタイをしたバッパーズのメンバーが登場して、エリントン・ナンバーの「Things Ain't What They Used To Be」でオープン。
そして吾妻さんが登場。一部の前半は、昔を振り返り、ブルース系ナンバーのオンパレード。
そして後半は、北京五輪記念として、中国にちなんだナンバーを、と前説があり、思わず、心のなかで“よし、きっとアレを聞ける!”と叫んでしまった。
オリジナルの「中華Baby」のあとやってくれました。
わたしのフェイバリット・スタンダード・ナンバー、
「On A Slow Boat To China」。この曲、村上春樹風に表記すると
「中国行きのスロウ・ボート」となりますね。私も含め、ソニー・ロリンズやフィル・ウッズのサックス系の名演でこの曲の虜になったジャズファンは大勢いると思います。そして、インスト系のイメージだったこの曲が、ボーカル曲として最高のナンバーだと知らされたのが、今回画像で出した、バッパーズの'83年のデビューアルバムです。
(みんな若いですね。20代ですよ!このLPは超レア盤で結構な値段らしいです。売るつもりはありませんが・・・)

そして中国ものの最後は、魚や野菜とかじゃなくて肉が一番と歌い上げる「やっぱり肉を喰おう」。バッパーズのライブでは、歌詞がその時々変更されることが多く今回も、予想通りここで“冷凍ギョーザ”が出てきました。このあとも「三浦元社長」とか時事ネタてんこ盛りです。
吾妻さんの魅力は、その強烈な個性ですね。歌詞にも表れているんだけど、皮肉なギャグ好きで、自虐的で照れ屋といったところ。なにか、ビートタケシや爆笑の太田さんに通じる、江戸っ子風ボードビルダーの芸風を感じます。だから自然と、ストレートなブルース・スタイルではなくジャンプ・ブルースというブラスとの掛け合いやウキウキするようなブギ・スタイルを選んでいったんだと思います。
しかし、この独特なスタイルを生み出すのに少し時間が掛かっています。
掲載のLPでは、日本語の歌詞はありません。一曲だけシングルカットした時に日本語の歌詞に変えています。その時は、少し恥ずかしがっていたようだと、プロデュースした永井隆さんは、ライナーで書いています。
ちょっと油断するとコミック・バンドになってしまいます。なので今のようなスタイルなるまでに、長い熟成期間が必要だったんだと思います。

二部のハイライトは、バッパーズ珠玉のバラード「しかしまぁなんだなぁ」。
長期間、酎ハイで熟成され、鍛え上げられた吾妻さんのハスキーボイスが、会場全体をうっとりと包み込みます。

最後は、「学校出たのかな」で締めくくり。
そして、アンコールの最後は、転勤から戻ってきた山口三平さんのバリトンサックスを
フィーチャーして、「ハニーサックル・ローズ」でお祝い。

いや~、久しぶりに熱くて、濃いライブを堪能しました。近くにいた若い2人組みは、バッパーズのライブは始めてらしい。文字通り腰を抜かして、“スゲー”といったきり放心状態。

しかしまぁなんだなぁ、バッパーズのライブを観ると必ず、焼き鳥でホッピー
やりたくなるなぁ。
そうだ、今日は久しぶりに、高田馬場の「鳥やす」寄って船にもどろう!
コメント

ヘイ、ミスター・ベースマン! ラーメン食ぶる?

2007年11月18日 | その他
停泊地)西荻窪アケタの店(07.11/7)~第二話~
メインアーティスト)チコ本田(ボーカル) 岡恵美(p)荒巻茂生(b)大田智洋(ds) 
前回のつづき。

それにしても、今日はやけに“濃くて熱い”ライブだなと思ったら、会場にラーメン界のカリスマおかみこと、町田のラーメン店「雷文」のU女史が来ている事をチコさんから紹介される。(名刺に“一麺一心”と書いてあった。こちらも熱い!)ご本人の話によると、数日前に町田のジャズ喫茶『Nica's』でチコさんのライブがあり、たまたまそれを観て、いたく感動し一気に大ファンになり、本日尋ねて来たと言うことです。しかも、秘伝のつゆと麺をお土産に持参。
これに飛びついたのが、競演のベースマン荒巻さん。氏は自他共に認める大変なラーメンフリークのようで、本日も、休憩時間には、ラーメン仲間のアケタのスタッフと延々ラーメン談義。ジャズマンにラーメン好きは多いようで、こういった情景は、いたる所でみられる。

すこし脱線するが、1970年代後半には、世間様を大混乱におとしいれた、ジャズ・ピアニスト山下洋輔らによる「全冷中運動」(「全日本冷し中華愛好会」の略称。初代会長山下氏)というムーブメントが起きている。これは、二代目会長・作家筒井康隆の時に例の有名な「全冷中は死んだ!」という声明文の頒布により約5年間の歴史を閉じた。このことは、冷やし中華への異常な執着を通して、ラーメンに対するこだわりが、ジャズの世界では尋常ではないと言うことの歴史的証明と言える運動であった。

何故だろう。何故こんなにジャズマンはラーメンに惹かれるのだろうか?
ラーメンの語源にはいろいろな説があるようだが、良く分かってないらしい。でも私には確信していることがある!それは英語の「Lamentable/ラメンタブル=悲しい」とベースの部分で密接にかかわっていると。
高校時代お世話になった英語参考書に「英単語連想記憶術/武藤たけお著、青春出版社」という優れた参考書があった。驚くべきことに今でも同社の看板書籍として流通している。要するに、ダジャレとそれを表現した挿絵を使って面白おかしく英単語を覚えちゃおうという内容で、言ってみれば、タモリクラブの「空耳アワー」の原型のような書物である。そこで「Lamentable」の項を記憶を辿って紹介すると、受験生が夜中、悲しい顔してラーメンをすすっている挿絵があり、「Lamentable」と「悲しい」を連想式記憶術で表現した次の文が掲げてある。
「ラーメン食ぶる、悲しい受験生!」
(「食べる」が「食ぶる」になったところがちょいと苦しいが、30年以上たっても私の記憶から消えないところからみると、この文の持つインパクトの大きさがうかがえよう!)つまり「ラーメンを食べる事」は、「ブルージー」な行為であり、ブルージーは、ジャズマンに共通するソウルである。これで、多くのジャズマンが何故「ラーメン」を求めるかの謎が氷解する訳である。あ~そういう事だったのか!と。
「全冷中運動」の時も、詩人奥成達が「コルトレーンが吹くと冷し中華屋が儲かる」という有名な詩を詠んだが、まさしく現代の状況を予言し、看破している。

そこで最後に荒巻さんに問いかけたい!
「荒巻さん、今夜も“ラーメン食ぶる?”」

いい加減にしろ!という怒号と共に、タマゴや腐ったトマトが一杯飛んできたのでダッシュで船に戻ろう!
コメント

“当世ミュージシャン気質”

2007年11月08日 | その他
停泊地)吉祥寺Strings(07.10/27)第二話
メインアーティスト)井上ゆかり(P),北浪良佳(vo),里見紀子(vln)

前回のつづき。
最近のミュージシャンは忙しい!勿論、今も昔も変わらず人気ものは忙しいのだが、インターネットが普及してから、やたらとデスクワーク(PC作業)が増えてますね。ホームページを作成し、スケジュールを更新し、blogなどで活動報告を記載し、コメントがあれば、丁寧に答え、さらにmixiに入り、今度は、一般のファン・プラス共演者からのコメントにも返答。コアファンや共演者のサイトにも同様のライブ報告がされていたりして、必要に応じてコメントを入れる。ジャズ系のミュージシャンのほとんどは、代わりに作業してくれるマネージャーなどいないので、勿論全部自分でこれらを行うことになる。実際、これの積み重ねがライブの集客につながったりする。従って、演奏の力量以外の才能(事務処理能力)も必要な時代になってますね。
その優等生的な活動を実施しているのが、今回のピアニスト井上ゆかりさんです。
最初にビックリしたのは、ライブが終わって、家で余韻にひたりながらビールを呑んだりして、何気なく彼女のHPを見たらさっきまでのライブの報告が既にアップしている!ほぼ毎回その日のうちにアップしている様ですね。しかも、ライブの休憩時間には、今後の演奏予定の入った小さなチラシをもって、全席をまわり、初めての人、常連さんの区別なく熱心に告知しています。
これは、今回の他の2人も同様です。バイオリンの里見さんからも、今度の「六本木alfie」のライブは、マイケル・ブレッカーのような感じでいくので、ブレッカー好きの船長にはお勧めですね、と直接本人から情報を入手。予定が合えば行ってみようかな、ということになる。
いろいろ横から見ていると、やはりこういったフォローや決め細やかな活動は、圧倒的に女性ミュージシャンに軍配が上がりますね。
この点で、まず男性ミュージシャンは、ダメですね。
blogの更新は、半年間なしだったり、生命線であるスケジュールの更新も当月に入ってからのときも多い。(スケジュール自体は、ほとんど二ヶ月前には確定している。)
休憩時間も、外にダバコを吸いに行っているのか、牛丼でも食べに行っているのか、見当たらない。
典型的なのが、ピアニストのF君。大学のジャズ研の後輩と言うことなので、六本木の某クラブでのライブの合間に、挨拶に。まず、名刺を持っていない!商売道具ないの!と言ったら照れ笑い。HPでスケジュールとかチェックしたいので、アドレスを教えて欲しいと言ったら、ホームページというより、そもそもパソコンを持っていないという返事。もしや電話も無いのかい?と聞いたら、PHSというのが有りますと、誇らしげ。仕方ないので、共演者のサックス奏者にもらった名刺の裏に、PHSの番号を書いてもらった次第。
と言うことで、彼のスケジュールを知るためには、一緒に活動してそうなミュージシャンのあたりをつけ、そのHPやblogで追いかけ、そこから横に広げ、ジグソーパズルのように完成させる必要がある。
演奏そのものは、良かったし、「MY FAVORITE THINGS」などは、ドラマティックでなかなか感動もの。他にもいろいろ芝居の作曲活動などもしているし、日頃の共演者も立派なものである。まあ、他人がどう思おうが、このスタイルで十数年プロとして活動しているのだから、このクラシカルなスタイルでも何とかなっちゃう、と言うことですね。逆に言えば、パソコンが壊れたり、携帯をなくしたりしてパニックになっているミュージシャンの話を時々聞きけど、F君には全く影響ないね!

「F君、君が誘ってくれた年末の新宿クラブJのセッション行くからね!」
 (と、ここで書いても、彼には伝わらないか!)

さあ、今日こそ船に戻ろう。
コメント

池袋Apple Jumpホームページ

池袋Apple Jumpホームページ