渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

正しいジャズ系ライブ・スポットの歩き方(下)

2008年03月09日 | 正しいジャズスポットの歩き方
停泊地)洋上停泊

(前回からのつづき)

(開演時間)
さあ、開演時間になりました。ミュージシャン登場です!といきたいのですが、
時間通りにスタートすることは、ほとんどありませんね。平均すると10分押しといったところでしょうか。30分押しが定例の店もあります。
これを厳格に運用しているところも有ります。荻窪ルースターでは、よくマスターが前説するんだけど、「今日は、1分過ぎているので、2曲目からスタートして頂きます。」という定番ジョークをかまします。

(登場)
さて、いよいよミュージシャン登場です。ホールだと“あ、出てきた!”とトキメク瞬間ですね。ところが、沿線のスモールクラブでは、控室とかないところも多く、普通に隣に座っていた人たちが立ち上がって演奏始めたりします。
初めてのバンドだとメンバーの顔が解らないので、散らばっていると、メンバーと客との区別が付かなかったりします。去年の西荻窪アケタでも、「さあ、やりますか!」と掛け声が掛かったら回りじゅうのの人が立ち上がってステージに向かいました。
それから、女性のミュージシャンは、ホームページの写真と全然違うときがあるので結構戸惑います。“さっきから、行ったり来たりしている人、マネージャーさんかな”と思っていると、いきなりステージに上がって歌い出したりします。

(演奏の楽しみ方)
さあ、演奏が始まりました。ジャズの場合は、大抵、テーマ→各自のアドリブ(変奏)→テーマという流れです。そこで注意しなくてはいけないのが、各自のアドリブが終わった後に拍手をするという約束事になっていることですね。もちろん、イマイチだったなと思ったときは、その必要はありません。すごく盛り上がって良かった時は、さらに掛け声を追加します。
おなじみの「イエイ!」というヤツです。クラシックだと「ブラボー」、演歌だと名前で「ミヤコ!」とか「はるみちゃーん」とか叫びますね。
最近「ヘイ!」というのも静かに浸透していて、わたしもいつの間にか「ヘイ」派になりました。まあ、何でもいいわけですね。
以前アメリカのライブハウスで、美しいバラードが終わったとき「Beautifull!」と歓声をあげていたのを聞いて、すごく気に入りました。自分も何度か試みましたが実践ではなかなか「ビューティフォー!」とは言えません。
でも、演奏者にとって反応があるというのは、それだけ励みになるのは間違いありません。思い切って声を上げて“良かったです!”という思いを伝えてましょう!
それがきっかけで凄い演奏に繋がったりします。演奏者も生ものですからね。黄色い歓声が混じってたら、奇跡が起こるかもしれませんよ!
これが、ライブの醍醐味と行ったところでしょうか。

(交流)
休憩時間になると次回のライブ告知や、CDサイン会のために出演者がぐるっと回ってきたりします。ここらあたりの状況は、以前の「当世ミュージシャン気質」という記事を参照してください。交流するチャンスですね。大抵親切に対応してくれます。これが大型高級クラブだと、こうは行きません。スモールクラブならではの楽しみですね!

(まとめ)
以上のようなことを参考にしつつ、是非ライブスポットデビューをしてください。
生活の中で、月に一回でもライブ演奏を楽しむ日が出来たら、きっと楽しくなりますよ!

(付録)
最後に、折角ですのでいくつかお勧めのライブスポットを紹介します。
順位付けとかはいろいろと問題が有りますので、あくまでこの数ヶ月訪店した回数の多いところを中心にご案内していきます。

☆サムタイム(吉祥寺)
まずはやっぱりここですね!10回以上訪れています。一押しです。管楽器入りコンボ、ピアノトリオ、ボーカルとバランスよく編成されていて、演奏もハイレベル。
MCも安めで、しかも会計も明瞭(MC+飲食料金)。何度か紹介してますが、サンデーライブは、MC1000円で超おすすめです。
ポイントは、何処に座るかです!ここは円形劇場のように客席の真ん中にステージがあります。ピアノとドラムが目当ての場合は、レンガのカウンターをお勧めします。ピアニストの手の動きが手に取るように見えるのと、ドラマーを正面から見ることが出来ます。そしてお一人様もここがお勧めです。私も大体ここを利用します。
それから、全体が俯瞰できる二階席のステージ側もなかなかGoodですね。
女性店長のためか、接客もとても感じがいいのと食事もお勧めです。
唯一弱点なのは、樽生ビールがないことかな。ん~残念!

☆Strings(吉祥寺)
すっかり吉祥寺の顔になりつつあります。ここの魅力はその編成にあります。
意外と、このようなブッキング・プロデュースに力を入れているところが少ないように思えます。ここでしか見れないセットも多く、常に刺激的で目が離せません。きっと、こてこてのジャズファンからは傍流のようなポジショニングなんでしょうけど、私にとっての優先順位は高いです。ノラ・ジョーンズ、シャーデー、ボサノバ、ピアノ・ミュージックなどでジャズに興味を持った人にはお勧めなスポットです。食事もGood。20数席で満席なので、必ず予約する必要があります。

☆ROOSTER(荻窪)
この店は、ストレートなジャズは少なく、ブルースやフュージョン系ジャズの編成が中心。こちらも編成はなかなかユニークです。面白いギタリストの組み合わせのバトルがあったり、サックス四重奏団を2組ぶつけたりと、色々とブッキングを工夫しています。店長の休憩時間の手品も名物ですね!それから「音楽食堂」と名乗っているだけあって、食事もリーズナブルでメニューも豊富です。一度試してみたかった名物「わにカレー」が今年からなくなってしまったのは残念!

☆DOLPHY(横浜)
横浜の老舗ライブスポットです。もし横浜に住んでいたら毎週でも通ってしまうほど編成の充実した店ですね。変化球が少なく、直球勝負のジャズが中心です。常連さんは筋金入りのファンが多く、常に熱気にあふれています。また中高年の女性ジャズファンも多く、しかも情報のレベルがとても高い印象です。
スタッフは少数人数で、フードには余り力を入れていない感じなので、大抵近くで食事をしてから行きます。何しろ美味しいところは、この付近にいくらでも有りますので・・・


う~ん、こうしてみると、中央線沿線3店と横浜か。店の浮き沈みは有ってもやっぱりジャズはこのエリアがお勧めということかな。
あ、もちろんブラジル系の「プラッサオンゼ」も忘れてはいけません。それから「ピットイン」は純粋ライブハウスなので今回対象にしていせん。
ほかにもいくつか紹介したいところもありますが、今回は上記4店をクローズアップさせて頂きました。是非参考にしてください。

さあ、長々と洋上停泊してしまいましたね。通常のクルージングに戻りましょう。

次の停泊地高円寺に向けて、出航!
コメント

正しいジャズ系ライブ・スポットの歩き方(上)

2008年03月03日 | 正しいジャズスポットの歩き方
停泊地)洋上停泊

当クルージングの立ち上がりからの常連“taniさん”から、少し前に以下のコメントを頂きました。
>もう何箇所くらい、寄港したんですか?
>ベスト3を発表してください。
お答えします。
7/18の仮クルージングから通算して、35箇所70ライブとなりました。
それから、感動には順位を付けられないのでベスト3とかは、公表出来ません。
でも、これだけ情報を持っていて、それを共有出来ないのはもったいないので、何かのきっかけでジャズの入り口に来た方、又は、しばらくぶりにライブに行ってみようかなと思っている方へ向けての「ジャズ系ライブの楽しみ方」を今日は書いてみたいと思います。

(はじめに選び方)
まず何処で何を観るかということですね。
「追っかけ」という、ご贔屓の演奏者を見つけて追いかけるという方法があります。
しかし、これは初心者の方にはお勧めできません。店によって料金システムが違ったりして戸惑いますし、もろもろ居心地の良さ・悪さが微妙に違います。勿論それによって受け止める感動の度合いが大きく左右することもあります。
自分の生活圏の中で、通いやすくリラックスできる居心地のよいSPOTが見つかれば
Goodですね。
又、何を観るかについての情報が全くない人は、とりあえず当blogで紹介したバックナンバーを見て、面白そうだなと思えるものから試してみてください。

(料金システム)
大抵の所は、ミュージック・チャージ(MC)+1ドリンク以上のオーダー。ステージは2~3ステージで、高級クラブやスペシャルライブを除いて入れ替えは有りません。あ、MC安めの店だなと思ったらその他にバーチャージ/テーブルチャージが設定されていたりする店もあります。
さらに、サービス料として合計金額の10%かかるところもあります。
それから今だにメニューやMCが税抜表記されていて、最後の清算で消費税が加算されるところもあります。(数年前に税込表示が義務付けられたときに、世間であれだけ大騒ぎしたのに、この業界は時間が止まってしまってるのか・・・。せっかく新しいジャズファンが誕生しようとしてるのに、こんなファジーな会計では逃げてしまいますよ!)
何れにしても新規の店に行くときには事前に注意深く調べる必要があります。

(予約)
何処で何を観るかが決まったら、予約を入れることを薦めます。
“ジャズのライブハウスって、客よりバンドメンバーの方が多いって聞いてるよ!”というジョークが必ずしも外れていなかったりすることもあるんだけど、やっぱり面白いものは、いつの世も人であふれています。これが必ずしもネームバリューに比例していないことがあって、面白い。口コミの威力なんでしょうね。
別の予定が入って行けない時は、店にキャンセルの連絡を入れます。私の知る限りキャンセル料を取るところはありません。時々連絡しない人がいるようですが、これはいけません。まあ信頼関係で成り立っている訳ですからね。

(入店時間)
さあ当日です。1Stステージ開始前に入ることが前提ですが、食事も兼ねている場合は、遅くとも30分前に入ることがベストですね。そこらあたりのことは、以前のソロピアノの時の記事をご参照ください。

(オーダー)
お好みのドリンクと、おつまみや食事をオーダーします。1ドリンクは、何処でもだいたい必須です。これだけで閉店までねばる猛者もいますが、私には出来ません。基本的に酒好きなので、大体3~5杯ぐらいはいきます。
さて微妙なのが食事ですね。丁度食事時に重なるので出来れば一緒に済ませたいんだけど、極端に割高な料金だと手を出しません。簡単なつまみや乾きもんにして、前後に外で済ませます。それからBar色が強いところは、Menuには載っていてもほとんど供給する体制になかったりします。だから、常連さんはこの辺のことは心得ているので無謀なオーダーはしません。(街の小さなライブバーの話では有りませんよ!港区のそこそこ有名なクラブのお話です。)
それから「オードブル」というのがセットとして必ず付くところも有ります(1200円~1500円)。このアリガタ迷惑のシステムは、ホームページとかに書いてないケースも多く要注意です!

さて、いよいよミュージシャン登場です!
(つづく)

次回
正しいジャズ系ライブ・スポットの歩き方(下)
~正しい掛け声は“イエイ”?~
近日アップ予定。
コメント

池袋Apple Jumpホームページ

池袋Apple Jumpホームページ