序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

第37回公演オーディション&ワークショップ

2018-12-10 10:23:25 | オーディション&ワークショップ
第36回公演「通せんぼ横丁」が終演してから3週間。 本日次回第37回公演のオーディションを兼ねたワークショップが始まります。 今回の応募者は6人。 年齢も29歳から69歳と幅がある参加者で台本創りには苦労しましたが、興味深いものになりそうで、今から楽しみにしています。 さて、どんな才能に会えるのでしょうか。 . . . 本文を読む

劇団芝居屋第36回公演「通せんぼ横丁」第二場ー4

2018-12-09 21:21:13 | 覗かれる人生芝居
光子の娘の美樹が勝利の所から駆けつけて来る。 光子 「それじゃ、能書きなしで二回目の乾杯と行こうか」 陣五 「オイース」 光子 「それじゃ、乾杯!」 一同 「乾杯」 美樹 「ちょっと話があるの」      一同とは離れる光子と美樹。 美樹 「お母さん、怒らないで聞いてね」 光子 「なんだい」 美樹 「実はね。今日会社にいたら急に携帯なった の・・・」 光子 「・・・誰から・・・ああ、勝 . . . 本文を読む

劇団芝居屋第36回公演「通せんぼ横丁」二場ー3

2018-12-06 19:46:31 | 覗かれる人生芝居
とんだドタバタの中,光子が現れる 陣五 「なあ、カアサン。先にやっとく」 光子 「そうだね、後は美樹と勝ちゃんだけだから、一回目の乾杯しちゃおうか」 由美子 「そしましょう、そうしましょう」 陣五 「静粛に」 光子 「ありがとう。・・・ええと、思えば二年前に区画整理の話が持ち上がってさ、まあ、すったもんだあって今日を 迎えたんだけど・・あたしは三十五年間ここにお世話になった訳さ、今 . . . 本文を読む

劇団芝居屋第36回公演「通せんぼ横丁」第二場ー2

2018-12-04 20:09:43 | 覗かれる人生芝居
通せんぼ横丁に夜の帳が落ちてくる。 規制線を跨ぎ作務衣姿の「やんべえ」の店主の木村甚五が上手から下りて来て、自分の店の鍵を開け、扉を開け放ち看板の明かりを点す。二階の窓を開け放ち灯りを点す。次にカギを出し、バー「佐知」を開け、看板明かりを入れ、扉を開け放し、明かりを点ける。 陣五 「おお、ユミちゃん。早いじゃねえか」 由美子 「なに、店の灯り付けるのかい」 陣五 「いくら花火見物って言っ . . . 本文を読む