序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

劇団芝居屋第36回公演「通せんぼ横丁」三場-1

2018-12-11 21:47:30 | 覗かれる人生芝居
     すっかり夜の帳が降りた横丁。 佐知 「ねえ、さっきの話ってカアサンの旦那の事なの?」 由美子 「元よ、元旦那」 佐知 「ああ、そうか。画伯って言ってたけど、画伯って絵 描きさんの事でしょう」 由美子 「そう、絵描きさんだよ。だって画伯だもの」 陣五 「ああ、サッチャン知らねえのか、カアサンが此処で 店やったいきさつ」 佐知 「聞いた事ないね」 由美子 「そうか。カアサン、滅多に自分 . . . 本文を読む