序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

劇団芝居屋第36回公演「通せんぼ横丁」第二場ー2

2018-12-04 20:09:43 | 覗かれる人生芝居
通せんぼ横丁に夜の帳が落ちてくる。 規制線を跨ぎ作務衣姿の「やんべえ」の店主の木村甚五が上手から下りて来て、自分の店の鍵を開け、扉を開け放ち看板の明かりを点す。二階の窓を開け放ち灯りを点す。次にカギを出し、バー「佐知」を開け、看板明かりを入れ、扉を開け放し、明かりを点ける。 陣五 「おお、ユミちゃん。早いじゃねえか」 由美子 「なに、店の灯り付けるのかい」 陣五 「いくら花火見物って言っ . . . 本文を読む