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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

色暦大奥秘話

2021-09-22 16:50:47 | 邦画
先に見た日活ロマンポルノの記念的第一回目の「団地妻 昼下がりの情事」の併映作品
なんと自宅の未見の山の中に埋もれていました
 
小川節子さんのデビュー作品でもあるようで
オープニングクレジットには(新人)とついていました
 
日活がロマンポルノに舵を切ったときに、目標としていたのはピンク映画
前にも書きましたが、当時のピンク映画は濡れ場だけがカラーで撮影し、ドラマ部分はモノクロ撮影でした
屋台骨が傾いてはいると言っても、そこは五社としての矜恃があるもんだから
女優さんの裸は三人とかのピンクの基準をまず破るとこから
 
ってことでその最たるものがオールカラーと前から持ってる撮影所のステージと大道具の人材に衣装部や床山さんたち
ってことでピンクは予算の関係からセット組めないとこに目をつけて
ピンクができない時代劇ポルノを撮ることで
ピンク映画との差別化を図ったようで
 
そこで時代劇に適した顔立ちの小川節子さんをこの作品で起用して
時代劇ポルノを作ってみせたわけで
ピンク映画界はこの時代劇ポルノは驚異だったんでしょうね
 
白川さんの団地妻同様、小川節子さんのこの「大奥秘話」もシリーズ作品として続編が作られたし
小川節子さんはもうほとんど時代劇ポルノは彼女主演になっていて
私もここのブログでも「情炎お七恋唄」、「性談 牡丹燈籠」とか見てるし
なんと現代劇には日活では二本しか撮って無くて、その二本の「怨歌情死考 傷だらけの花弁」と「色情旅行 香港慕情」もしっかりと見てるんですね
 
この後陣としてロマンポルノは田中真理、片桐夕子と続いていくんですね
ちょっと意外だったのは
最近ネットかなんかで読んだんですが、梶芽衣子さんは日活がロマンポルノに舵切る前に「野良猫ロック」とかの日活ニューアクションでそれなりにお名前とお顔を売られた方でしたが
首脳陣から日活に残るように言われロマンポルノに出るかってとこにいたとか
もしロマンポルノの日活に残っていたらそれなりに名を残したと思いますが
あの東映作品の名作「さそり」は生まれなかったんですねぇ

切り口の違う記事はコチラ
 
1971年製作、日本映画、日活作品
林功監督作品
出演:小川節子、西川洋一、松井康子、藤めぐみ、南 輝久


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