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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

官能病棟 濡れた赤い唇

2024-07-20 18:00:33 | ピンク映画
二日連続ですが今月の日本映画専門チャンネルの恒例企画番組<おとなの桃色シネマ白書>の今月の二本目もうこの勢いでかたづけておきましょう
興行界では必ずと言っていいほどお盆になると階段映画を製作して各社自社劇場の番線にかけるという事が恒例になってて
まだ大蔵貢さんが社長さんでエログロナンセンスな自社プログラムでのプログラムピクチャーを撮っていた新東宝さんが一番こう言った納涼企画で番線を作っていましたが
ピンク業界もご多分に漏れずエロとグロとの融合はお家芸ってわけではないんでしょうが
予算の制限があるから時代劇とは行かずにいわゆる怪談譚ではなくホラーチックなピンク映画を毎年番線に上げてきてられたのはプログラムピクチャーシステムで映画製作してるからで
日活ロマンポルノも、どうだ大手にはこんな力があるんだぞって時代劇で怪談映画を毎年上梓していたような・・・

まぁそんな興行界の習慣に則って作られたこの作品
2005年のお盆興業の目玉的な作品ということで
何と通常作品の二倍の女優さん麻田真夕、藍山みなみ、風間今日子、華澤レモン、酒井あずさ、葉月蛍といづれも主演級の女優さん6人を脱がすっていう大盤振る舞いでしたねぇ
そして本物の廃院病院をまんまスタジオにした玉井病院を使っての口裂け女の怪異譚でのホラー作品に仕立て上げていましだねぇ

まぁこんだけの女優さんを支えればお話としても膨らませることが十分に可能で
多分お盆興業ってこともあっての予算も倍増ってことかな
こんだけ女優さんが出演されてるのにオープニングでの竹本風間の濡れ場が一番私にはエロチックだったかな
ディープキスもエロかったしさすが風間今日子さん

まぁ口裂け女のメイクもしっかりと作られたし、ピンクでもお金をかければそれなりの作品が作られるということをも証明しての見せてくれてた作品だったかな
まぁそれぞれの濡れ場はプロットの展開上必要不可欠であるようにして作った脚本もしっかり作り込まれてたし
エンディング自体もホラー映画定番の終わり方だったし
ホラー映画としてはちゃんとごまかしてないとこもすごかったし、面白かった
ホラーとエロとは相性がいいのよね

切り口の違う記事はコチラ

2005年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝配給
橋口卓明脚本・監督作品
出演:麻田真夕、藍山みなみ、風間今日子、華澤レモン、酒井あずさ、葉月蛍、本多菊次郎、竹本泰志、真田幹也、大槻修治、伊藤猛、佐藤幹雄
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OUT/アウト(2023)

2024-07-20 05:05:47 | 邦画
品川ヒロシ(原作とか監督の場合品川ヒロシ名義)原作のあの「ドロップ」の狛江の狂犬こと井口達也の後日譚を漫画にしたんでしょうか
その井口達也が年少を出所して仮尺中に西千葉のおじ夫婦にあづけられた保護観察期間の千葉での彼の日常を描いた作品
 
まぁ「ドロップ」もそうでしたが芸人が監督して芸人を出演させてるとことかちょっとヤンキー映画の箸休め的に芸人が使われてるんだけど
こう言った箸休め風なもんっているのかなぁ
っていつも思うんですが、まぁこの映画喧嘩ばっかで二時間十分持たせてくれてる作品のプロットは見事
ヤンキー映画はこうでなくちゃって言う見本にしっかりとしあげてるとこはさすが
 
でも退屈なんですよね、どうしても喧嘩シーンも人が死なないから
まぁフィクションだからそう言えるわけでこの作品の根底にはヤンキー同士の喧嘩の果てに1人死んでるって言う設定があって
さらに更生期間中ってことで狛江の狂犬にはある意味枷がかけられてて
それがあんまり効いてないちゅうか
 
そんな達也を評しておじさんの口癖は“お前はバカだがクソではない”これがこの映画の裏テーマだったのね
相変わらずのヤンキー映画の定番である男同士の友情が結ばれる喧嘩あり
そう言った喧嘩の中で育まれていく友情というか男同士の心意気は日本映画っていうか任侠ドラマの原点でもあるんですが実はある意味浪花節なんだよね時代や形は変わっていってるんだけどその根底はしっかり浪花節
そういう意味では個人的にはこう言ったヤンキー映画も根本的には好きだし基本プロットは任侠ドラマと変わりないものの
そこでドスとかチャカで人が死んでいくのが任侠ドラマであり
ヤンキー映画はあくまで人が死なないのが鉄則
 
まぁ時代が変わっても友情だって言葉が変わってるだけで浪花節的な基本プロットになんの変化もないから
個人的にはこう言った作品を見てられるんだと思いますけども
まぁさほど監督作は少ないもののこう言った喧嘩シーンでのケレンとしての演出の仕方に何故にたけてるのか品川ヒロシは・・・今作では相方の庄司智春のマッチョな肉体が役に立ってたようで・・・
 
さてエンドロール終わりの映像って続編ありきって言うっことなんでしょうかね
 
2023年製作、日本映画、「OUT」製作委員会作品(幹事会社吉本興業)
品川ヒロシ脚本・監督作品
出演:倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希、水上恒司、與那城奨、大平祥生、金城碧海、小柳心、久遠親、山崎竜太郎、宮澤佑、長田拓郎、仲野温、シソンヌじろう、大悟、庄司智春、渡辺満里奈、杉本哲太
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