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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

修羅場の侠たち 伝説の愚連隊・盟朋会

2024-07-18 18:11:45 | Vシネマ
中古屋さんで一本390円(税込み429円)で購入した2005年の作品
そう現在のライツキューブになる前の前のGPミュージアム時代の任侠ドラマの一本で
いわゆる実録作品ということで
山口組が地元大阪を席巻するきっかけとなった三代目を前にしてキャバレーで田端義夫に歌わせようと朝鮮人愚連隊明友会の連中がちょっとした悶着を起こした明友会抗争を描いた作品

一応明友会抗争のきっかけと彼らが潰される事件をクライマックスに置いて
明友会の下部組織である小沢和義演じるアキラを中心にして暴れてたグループを中心にして・・・
これは昭和35年のお話ですから
北朝鮮帰国事業などもちょっと絡んでいたり、在日朝鮮人が日本人によって差別を受けてる時代を背景に
己のいわゆる暴力というか腕力で大阪ミナミでのし上がっていく朝鮮籍の俠たちの姿を描いた一話完結の作品

いや実に面白くこんな作品の脚本を書いて監督までしている辻裕之氏の実力をまざまざと知らしめられた作品でもありましたし、
オープニングのナレーションは声質と語り口からして企画者のOZAWAさんだと思えるのですが
ってこれともう一話本宮泰風さん主演の「修羅場の俠たち 伝説・河内十人斬り」と実はシリーズ作品としてオープニングナレーションは同じものを使い
一応コチラの「伝説の愚連隊・盟友会」の本編では森羅万象さんの名ナレーションで物語が進行していきます。

そして何と二番手に山口祥行さんがキャスティングされてるものの最初は愚連隊としてはウロチョロしてるものの暴力に無縁の男として北朝鮮に帰国しちゃう役所
そして三番手には長谷綾子さんという和義さんのバシタとなる売春婦役で激しい濡れ場を演じてくれてますが、探ってもこの一本しか出てこない女優さんでしたねぇ
劇中では“北に行ったら今度は私が向こうで日本人と差別される”って言わしてるんですね
さらにこのバシタを日本人やくざの四方堂さんに一晩貸し出しといて
彼も気付いてそれはあかんかったっていうのに
”これでほんまもんの兄弟になれたんんで“.って言わせたり

差別と貧困を背景に己の力だけでのし上がっていく和義さんの力量とパワーバランスによって自滅していく姿を見せといて
でも和義さんの姿を身近で見ていた弟が中学を辞めて盛り場に出て行く姿を見せて映画を終わらせるという
これほど見事な作品を描いた辻裕之さんって本当はすごいお方だったのねって改めて思わされた作品でした。

切り口の違う記事はコチラ

2005年製作、日本Vシネマ、GPミュージアム作品
辻裕之脚本・監督作品
出演:小沢和義、山口祥行、長谷綾子、中島健太郎、江原修、井上茂、多賀勝一、ゆう輝哲也、中野英雄、小沢仁志、四方堂亘
コメント (2)
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ダイヤモンドソード 王の誕生

2024-07-18 05:05:17 | アジア映画
カザフスタンの建国映画って言ってもいい作品
ジンギスハンの流れを汲む子孫たちの血の流された量だけの大作映画をGEOさん限定のブルークがしっかりと配給した作品
見終わって調べたら三部作の第一作品にあたるようなことが書かれてましたし
エンディングのもナレーションでもカザフハンの国が形作られたとこで終わって
さらに戦争がって言うような事で終わってましたからそうなのかもしれませんが
 
中央アジア騎馬民族たちは名前がわからない顔も判別しにくいって言うのもあって
もう二時間二十分ただただただ映像を楽しんでるだけでしたが
最初はもう先頭につぐ戦闘のシーンが延々一時間くらいあって
誰が誰って言うのもあってただただ戦闘アクションを楽しませてもらってるだけでしたが
 
このアクションシーンでも斬られ刺されたり刺さったりって言うだけで首が飛ぶ腕が飛ぶ胴体が真っ二つなんて言うシーンが皆無でして
どうしてこの映画に映倫さんがR -15指定を付けたのか全く意味不明でしたねぇ
せいぜい返り血を浴びる程度だしその他ではエロっぽいのもなんもありません
ほんとこう言う付け方されると困っちゃうんですよね
 
カザフスタンのもヒトならわかるお話が全く理解不明でして
ただただ1400年代にカザフスタンの国らしきものが誕生するって言うっkとだけは理解出来なしたし
その後に関しては近代史の中でロシアに併合されて行き、ソ連になってソ連崩壊と共にカザフスタンが独立国家としてって言うことはわかりますが
同じアジアでも顔が遊牧民ということもあったり
あのテント見たいな家を騎馬民族が移動しつつ運んでいく様が面白かったりと
そう言ったとこに注目して見ていただけでしたが
それでもカザフスタンでこんだけのスペクタクルな映画が作れるって言うことがすばらしい事だと思ったりっていう事で見てました
ブルークさんしっかり日本語版を作ってくれてたのはありがたかった
 
2016年製作、カザフスタン映画(日本未公開作品)
ルステム・アブドラシェフ脚本・監督作品
出演:カイラト・ケマロフ、エルケブラン・ダイロフ、ドスハン・ジョルジャクシノフ
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