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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

性談 牡丹燈籠

2019-02-12 18:49:26 | 邦画
一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は日活ロマン・ポルノ作品の時代劇を一手に引き受けていた感がある
小川節子さんの"怪談"ならぬ"性談"仕立ての「牡丹燈籠」

お話しとしては旗本飯島平左衛門は、妻に先立たれ女中頭のお国に体でとり込まれていた
平佐衛門の一人娘のお露はふとしたことで浪人新三郎を見初め恋に落ちる
お国は自分の野心を達成するにはお霧が邪魔となり、
お露を別荘に閉じ込め、新三郎と会わせようとはしなかった。
新三郎は、お露が彼に恋こがれて死に、侍女のお米もお露の後を追うように死んでしまったものの
夢枕でお盆の8月13日に会いに来ると契って
お米の持つ燈篭の明りとともにお霧が新三郎に会いに来た。
若い二人の契りあいを隣に住む伴蔵が目撃し、お露たちが帰ってから今のは幽霊だったと、新三郎に知らせ、
魔よけのために新三郎に近ずけないお霧は、伴蔵に百両渡し新三郎のお守りを盗ませ
新三郎はお露が幽霊であることが今でも信じられず彼女と深く愛し合い・・・

60数分の短い尺に「牡丹燈籠」のすべてをよく詰め込んだものですねぇ
お国演じる林美樹さんの悪女っぷりが実にいい

おっぱいがあんまり見えないけど原英美と木夏衛(榎木兵衛)さんの夫婦の百両の取り合いにいたる夫婦の掛け合いと濡れ場は流石
今作での小川節子さんのヌードは実に少な目
やっぱ「牡丹燈籠」っていうと"怪談"よりは"性談"が本来の姿として日活で見事によみがえらせた
って思ってるのは多分私だけだろう

1972年製作、日本映画、日活作品
曽根中生監督作品
出演:小川節子、谷本一、原英美、林美樹、楠田良江、木夏衛、小泉郁之助、中平哲仟、山岡正義、大谷木洋子、久松洪介 

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