MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

シモキタブレイザー

2024-07-09 17:05:23 | 邦画
いわゆる下北は小田急が地下ホームになるまでは
もうほぼ地元と言ってもいいくらいな町でしたが、小田急が地下に潜ってからはもうあの町の変貌ぶりにはついていけない私
あの北口の戦後の闇市みたいなマーケット好きだったなぁ
今や本当に見知らぬ町に変貌してしまった
って最近下北は京王も小田急も駅は使っても町に出て行こうって気が起きない街になってしまった。
 
そうシモキタを舞台にしてることと日本映画を積極的に見ていこうという企画が相まっての視聴でした。
 
そんなシモキタの街そうそもそも下北って書くから下北だったわけだけどこの映画のタイトル通り今じゃシモキタっていう方が街(町ではない)にもあってる気がする
そんなシモキタを舞台にして7、80年代のアメ車が何とカーチェイスしてしまう
っても部分的に違う通りを通っていたり
渋谷新宿もう見慣れたランドマーク的な通りを撮ってるけど
ここを猛スピードで走ってるってことはこの部分は細かいこと言うとコマ落としなんでしょうね
 
要は食いつめたっていうか金のない若者が飼い犬に腫瘍が見つかって
その手術代稼ぎに今流行りの闇バイトに応募して
いわゆるまがい物の宝石を扱ってる商店を襲って宝石を全部かっさらって
持ち主は保険金がっぽりっていう狂言強盗を企む片棒を担がされたものの唯一店に飾ってあった世界に一枚しかないレコードもいっしょに持っていっちゃったから
命を狙われる羽目になってシモキタ中でカーチェイスがケレンとなってる作品でした
 
劇中シモキタのSMKTを主体としたボックスステップのダンスも随処に散りばめられてて
それなりに飽きない作りにはなってるもののあまりにもシノプシスが単純すぎてて
目先の絵面でごまかしてる作品でしたかねぇ
75分の短尺で十分な作品だった
 
2023年製作、日本映画、MONKYSPICE作品
安藤光造製作・原案・監督作品
出演:佐藤嘉寿人、赤名竜乃介、青木謙、倉冨なおと、伊藤慶徳、佐藤タダヤス、浦彩恵子、チャンス大城、りゅうと、寺地拳四朗、モロ師岡、兒玉遥、出口亜梨沙、杉浦文紀、室田真宏、岡田地平、蟹江アサド、仁也、コネクリ先輩、謝花弘規、朝倉ここな
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薄氷の告発

2024-07-09 05:05:07 | 韓国映画
なんか久々に韓国映画らしい韓国映画を観たような気がする
そう言う意味では実に重たい作品でしたし
映画としては事実に基づいた云々ていうテロップもではしませんでしたが
実際に韓国スケート協会で起きた事件を元にしてフィクションとして作られた作品ではあるようですね

スケート協会で起きた事件だから「薄氷の告発」と邦題も実に上手につけていますが
原題英題共に「BAIT(餌)」
そうなんですスケート協会の有能コーチは性的障害者って言っていいのか
強化選手にすぐに手をつけてしまう性癖の持ち主で
今は高校のカーリング部のコーチとして働いてるジュヨンは、かつてショートトラックの元韓国代表選手だった。
彼女の下にかつてのショートトラックの同僚だったユラの自殺の報せが入る。
 
ジュヨンは、ユラが自ら命を絶った理由をすぐに察する
ジュヨンは選手時代、協会のコーチだったヒョクスに性的暴行を受けており、ユラも同じ目に遭っていたのだ。当時、ジュヨンはヒョクスを訴えたものの、協会の壁は厚くまた世間から好奇の目で見られることに耐え切れず、自殺未遂の後に、記憶を封じ込めることで今日まで静かに生きながらえてきたものの
その時に一応謹慎処分を受けたもののいつの間にかヒョスクは協会の強化コーチに復帰していたのだった

ユラの自死だけでなくジュヨンの教え子スジにヒョスクは目をつけていたのだった
ユラの兄と共にヒョスクの件で協会に行くものの協会は取り上げてくれない
そこで自分の受けが性的被害の証拠を新聞記者に記事にしてくれる約束で渡すもののこれが敵側の人間だったために
ジュヨンは完全孤立無援四面楚歌の状況に置かれてしまうし権力の強さを思い知らされかつ自分の性的暴行のビデオまで流出されてジュヨンは完全に満心創痍
ここいらのシノプシスは韓国映画の真骨頂ですよね
 
しかしそんな中スジまでもがヒョスクの毒牙にかかり
っていうかスジはここで警察に届けてば相手が合意って言い訳しても何せJK二年生ですから未成年者性行為でなんとかなっていたんでしょうが
やっぱはずかしさが先にたちスジまでもが自死を選択するに至り
 
スジの遺書が書かれたスマホを頼りに告発することに至るのですが
先に書いたように未成年との性行為ですからヒョスク自身がジョユンの家に押し入って証拠略奪を図ったのが命取りに・・・
まぁ結末的にはあっけないほどなんですが
この勝利によってジュヨンの心の決意は何と自殺してジヌとユラに詫びに行くっていう映像で映画は終わってるんですね
内容的にもムナクソではあるんですがバッドエンドな映画でもあったんですね
決して見ててハッピーにはなれない作品でした
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
ン・クォンス監督作品
出演:ペク・ジニ、ソン・ジェリム、ペ・ユラム、ユン・ダヨン、キム・ジョンナン、チョン・ダウン、パク・ソンイル、パク・チョンハク、パン・ミンジョン
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