goo blog サービス終了のお知らせ 

MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

刺青一代

2025-02-27 17:17:17 | 邦画
いつ購入してたのかほとんど定かではありませんが
DVD屋さんで鈴木清順監督作品を続々ライフワーク気味にリリースしてるんで
そういや米国版のBlu-rayが未見の山で埋もれてるなって思い出して・・・
 
いや小林旭さんの「関東無宿」でも書いてますし
世間で喧伝されてるクライマックスでの主人公の殴り込みシーンでも真っ赤に背景が血塗られたり障子襖が次から次へと開いていって二次元のスクリーンが三次元の奥行きを見せるっていう
清純仁侠映画でのクライマックスは完全に清順歌舞伎っていうくらいの映像美の凝りようが
この「刺青一代」で見られるんですね
 
そこにくるまでは脚本が悪いのか清順さんの演出がとおり一編なのか
仁侠の見せ場である我慢映画とはかけななれている作品
堅気で美大生の弟が兄の代わりにっていうか兄を助けて相手を殺してしまって
なんと兄弟揃って満州に逃げていこうとするものの
渡航費用を詐取されて土建現場で働いて・・・
 
しかし弟は土建屋の奥さんに一目惚れ
兄貴はそこの娘に惚れられて
さらに娘に惚れてる労務管理の男にダマされて
って言うある意味仁侠映画の体裁ではあるんですがそこは日活ですから耐えて忍ぶプロットでも無くて
クライマックスまでじっと我慢はなんと見てるこっちって言う作品でしたかね
 
したがって悪党親分の川津清三郎さんはラストに斬られるだけのために出演してるだけ
まぁ「関東無宿」での画面的広がりは前後左右であったものが
この映画ではその前戯左右にさらに上から下からって言う縦空間からに映像も見せてくれてるんですね
 
兄は朱い着物を着て、弟は白い着物を着る事で映画は収束するんですが
この映画に関してはホントクライマックスだけがある意味清純美学に彩られており
そこに行くまで実に困った映画だった
 
1965年製作、日本映画、日活作品
鈴木清順監督作品
出演:高橋英樹、和泉雅子、小高雄二、花ノ本壽、伊藤弘子、松尾嘉代、小松方正、高品格、日野道夫、野呂圭介、河野弘、柳瀬志郎、長弘、嵯峨善兵、荒井岩衛、高橋明、山口吉弘、池沢竜、高緒弘志、森みどり、河津清三郎、山内明
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベイビ―わるきゅーれ ナイスデイズ

2025-02-27 05:05:05 | 邦画
今月のライツキューブからのリリース3本目はこの作品"ベビわる"第三弾です
私が通ってるDVD屋さんにはBlu-rayの通常版しか入荷されていなかった
まぁライツキューブ作品は問屋さん扱いでは無く現場歩いて回る営業担当とお店との交渉になるとかならならないとか
まぁいわゆるドラマは好きですがドキュメンタリーってほとんど見ないんですよね
またいろんなグッズも持ってても仕方ない人ですから、豪華版購入できなかったけどまぁいいか
購入者特典で店頭でポスターなどつく時には断ってしまいます
 
ってことで“ベビわる”のちさととまひろの殺し屋コンビは「ある用務員」でのJK殺し屋さんから見てきており
ってこの時にはまさかそこからスピンオフしてこんなに三本も映画になるは、TVドラマになるとはいったい誰が知りえただろうか
まぁ二人の日常のゆるっと幸せなほとんど何も考えていないあのふわっと
そして生業の殺し屋さんとしてのキリッとするギャップがこの映画の持ち味そこがいいんだよね
 
そんなゆるふあな二人が見られるのがTVドラマだったんだろうね(いづれ見ることになるだろうけど・・・)
ってまだ見てませんが(そうなんですよなぜかTVの情報遅れて見逃してた)
そっちをTVに任せて映画はこれまたアクション主体に作られてますから
これまたマジでガーリーアクション好きにはたまらない仕様となってるんですよね
 
アクション監督には國村健介さんが再び担り、まひろ役の伊澤彩織は女性スタントマンであの「ジョンウイック」にもスタントとして出演されてますから
ってことでしたが今作ではなんと接近戦の銃撃アクションに特化してきてるのと
なんと今までは肉体アクションに関しては見向きもしてなかったちさと役の高石あかりさんも肉体アクションに参加されておられたんですね
すごい役者魂です。2025年の彼女のスケジュール考えたら怪我したら困るのにね
 
全編宮崎ロケかって思って見てたんですが一応クライマックスでの池松壮亮さんとお二人とのアクションシーンは倉庫みたいなとこで行われていたんでここだけはやっぱ丁寧に撮りたいってことでロケ作ではないでしょうね
って宮崎県庁でもロケさせてもらってるんですね
 
こんだけアクションに特化してる作品になんと宮崎支部の殺し屋パイセンとして前田敦子さんもついに“ベビわる”に参戦されたんですね
二時間弱ほぼ銃撃と肉体アクションだけで綴られるこの作品でしたが
2025年は高石あかりさんが売れてしまってるのでパート4の製作に時間取れるのかしら
 
2024年製作、日本映画、「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」製作委員会作品
阪元裕吾脚本・監督作品
出演:髙石あかり、伊澤彩織、水石亜飛夢、中井友望、飛永翼、大谷主水、かいばしら、カルマ、Mr.バニー、前田敦子、池松壮亮
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする