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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

若林奮『1-2-2』中に犬・飛び方

2019-09-17 06:49:33 | 美術ノート

   『1-2-2』中に犬・飛び方

 作品の細部まで覚えていないので、中の物体が明らかに犬の態を為していたのかが不明であるが、中に犬と題しているのであれば犬なのだろうか。

 中空に浮いており、ぶら下がっている・・・上部から三本の支えがあるが均等でない。
 犬(生命体)が飛び上がる時、上部の空気を圧すエネルギーは均一ではない。つまり重力への抵抗にばらつきが出る。要するに生命体の引き起こす振動は一定ではなく、空気の振動は歪んでいる。
 上の鉄板には気泡のような膨らみがある。
 犬(生命体)が飛んだ時の空気の振動、エネルギーの発散を具体化した想像上の計測である。

 犬(生命体)の移動(飛ぶ・走る・泳ぐetc)に見る空気圧、振動。
 地上(重力圏)にいる限り常に圧を受けている。飛ぶということはその圧を打ち消すエネルギーを消費するが、身体の部位によってもそれは均一ではなく、その変則のバランスを保たねばならない。

 犬の飛び方は、すべての生命体に共通する見えない空気とのせめぎ合いであり、振動を起動させるものである。重力に抗して飛ぶことは、エネルギーによる振動が必須であり、そのバランスは画一的ではない。
 生きることの一パターンである。


 写真は『若林奮 飛葉と振動』展・図録より 神奈川県立近代美術館


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