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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

Ⅱ-1-d11・Ⅱ-1-d12〔ドローイング〕

2019-12-05 06:56:34 | 美術ノート

   〔ドローイング〕

 色鉛筆か何かのスケッチ、緑色(草色)と朱赤の混合。
 若草色、濃緑、朱赤(紅葉)・・・緑(植物)の循環(生死)のようである。
 道(通路)は直線であり、自然というより人工的である。つまり人の道(人生)を暗示している。

 左の図では道は二本あるが、岐路であってつながっていない。二本のうち右の道は少し湾曲しており、自然に近い。ただ二本の道ともに行き止まりであって永遠ではない。

 整然と直線に描かれた道は上っているのか下っているのかが定かではない。急勾配なのか平らなのかも判然としない。
 手前は広く開放された空間であり、道は自らが選択すべく敷かれている。しかし、用意された道を進むしかない、生きるしかないのである。
 生老病死・・・終末は必至であり、人生という道はある意味閉塞である。

 広いのか狭いのか、上り坂か下り坂か、はたまた平坦であるのか。緑(植物)もまた循環を生きつつ人の道(生存)を支えている。この共存関係の中をわたし達は生きているし、生きなければならない。


 写真は『若林奮 飛葉と振動』展・図録より 神奈川県立近代美術館


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