
『喜劇の精神』
喜劇→面白おかしく観客を笑わせながら人生の真実を表そうとする劇。
人型に切られた薄い切り紙状のものが、地上に立っている。薄い切り紙状のものが、地上に立っている。たつことはたつことは地は坂(斜めの傾いている)であり、何らかの力(エネルギー)の作用が無い限り立つことは不可能である。
紙(平面)は垂直にはそれぞれが線対称になっており、上下にはどこまでも続く連鎖の模様になっている。つまり、無限、永遠をまとっている。
いかにも転倒を余儀なくされる風体(外見)、しかも向こうが透けて見えている(中身の無)、吹けば飛ぶしかない見かけは観客に危惧を念を起こさせ優位を抱かせる。
喜劇の精神の観客への旺盛なサービス精神、喜劇の精神は観客を魅了するとともに大いなるエネルギーを燃やすものである。
写真は『マグリット』展・図録より
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