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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

若林奮『Ⅱ-3-4 次の庭へのエスキースⅦ』

2018-02-23 06:57:33 | 美術ノート

  Ⅱ-3-4 次の庭へのエスキースⅦ

 次の庭?見えていない庭の構想である。
 白い家の背後に立つ巨きな樹は、白い家を圧している、包み込んでいると言い換えてもいい。こうしたものを幾つも重ね並べて一つの庭(世界)を創出していく。
 意味というより、自然との共鳴、響き合い、空気の流れを身体感度で計測していく、その試作。
 植物(樹)は、人の思惑に沿うようには成長しないが、データ(集計)により推測は可能である。一つ一つを配置していく周到な下準備であるエスキース。
 人と植物との関連を呼吸(振動)をもって想定していく庭(世界)への展望の一端である。


(写真は神奈川県立近代美術館〔若林奮『飛葉と振動』展・図録より〕


『かはばた』

2018-02-23 06:42:25 | 宮沢賢治

  かはばた

 かはばたで鳥もゐないし
 (われわれのしよう燕麦の種子は)
 風の中からせきばらひ
 おきなぐさは伴奏をつゞけ
 光のなかの二人の子


☆懲(過ちを繰り返さないようにこらしめる)を援(助ける)。
 縛(罪人を戒める)衆(人々)を止める詞(言葉)を注(書き記すのは)半(二つに分けた一方)である。
 双(二つ)の講(話)には普く図りごとの詞(言葉)がある。 


『城』2890。

2018-02-23 06:30:22 | カフカ覚書

たいして重要でない問題では飽くことを知らぬ熱心さと女らしい手管を使って一種の小暴君ぶりを発揮しているお内儀も、役人たちに本気で反対されると、むろん我を通すわけにはいかない。


☆そこでは正規の群衆(死者たち)の言葉も通じない。それにもかかわらず、質問するが力は止むことはない。そして温和で熱心、自由な力が、先祖の暴政を小さくしていく。