続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

時は流れて・・・。

2013-06-12 06:26:35 | 日常
 月イチの七宝焼きサークルも四半世紀のお付き合い。子供たちはまだ小学生だったりしたのに今では社会人になり、結婚もし、わたしたちは孫を持つおばあさんの世代に移行している。

 子供たちの手も離れ、気楽になったのも束の間・・・自分たち自身の健康に不具合を感じる年代になり、成長しつつある孫の面倒や、子供たちの健康面をも危惧する日常。要するに心配は尽きないのである。

 どこまで行っても・・・何かの影は付きまとう。光あれば影が生じるのは当たり前のこと。赤い血が流れる限り、痛みは必然的に潜んでいる。

「孫がね、転倒して骨折したの。だから・・・」と、Aさん。
「息子がね、検査入院したけど、結果を待たずして再び入院になるらしいわ」と、Bさん。
「娘がもういい年なのに、まだ結婚しないの」と、Cさん。
「あら、うちもよ。息子が・・・」と、Dさん(わたし)
「あら、うちなんか、もう五十才になるのに・・・」と、Eさん。
「・・・」
「歩こう会も限界だわ、腰が痛くて」と、Fさん。
「わたしも膝が痛いから・・・」と、わたし。

 みんな平穏無事に見える、それでも・・・。
 Gさんは入院してお休みだし、わたしたちのサークルに忍び寄る老いの影、指導してくださる先生もすでに86才「わたしももうそろそろ・・・」と、ようよう歩いてこられるご様子。(ちなみに最初の先生はお亡くなりになっている)

 払拭する光はあるのだろうか。
 月イチ・・・近況報告に集うサークルと化している。

『セロ弾きのゴーシュ』116。

2013-06-12 06:18:54 | 宮沢賢治
ゴーシュはやぶれかぶれだと思ってみんなの間をさっさとあるいて行って向ふの長椅子へどっかりとからだをおろして足を組んですわりました。

 思ってはシと読んで、詞。
 間はカンと読んで、換。
 行ってはコウと読んで、考。
 向ふはコウと読んで、講。
 長椅子はチョウ・イ・シと読んで、重、意、死。
 足はソクと読んで、仄。
 組んではソと読んで、蘇。

☆詞(ことば)を換(入れ替える)考えの講(はなし)である。
 重なる意(考え)は、死を仄めかし、甦らせる。

『城』1300。

2013-06-12 05:56:13 | カフカ覚書
でも、いずれにしても、わたしたちのおかれている立場は、とても悪いわ。村長さんの申し出を聞いて、大喜びしてとびついたのも、そのためよ。あなたにふさわしい地位ではないでしょうけど、はっきり言っておきますが、これはほんの一時しのぎの職よ。

 立場/Lage→rage/憤怒。
 とても/sehr→Seher/予言者。
 村長/Vorstehers→Vorstufe/第一段階、初歩。
 地位/stelle→still/沈黙、秘密。

☆いずれにしても、わたしたちは不快な予言者に憤怒している。村長さん(死への第一の門)は、先祖と同じく都合のよい沈黙ではないかしら。はっきり言っておきますがこれは単に仮りの話です。