goo blog サービス終了のお知らせ 

続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)紅梅を。

2022-03-14 06:47:56 | 飯島晴子

   紅梅をじつくりくぐる同行者

 紅梅をじつくりくぐる(紅梅潜)はコウ・バイ・センと読んで、梗、倍、遷。
 同行者はドウ・コウ・シャと読んで、道、講、卸。
☆梗(あらすじ)を倍(ふやし)、遷(移り変わる)道(物事のすじみち)がある。
 講(話)を卸す(新しいものや仕舞ってあったものを使う)。

 紅梅をじつくりくぐる(紅梅潜)はコウ・バイ・センと読んで、興、賠、千。
 同行者はドウ・コウ・シャと読んで、道、工、社。
☆興(盛んに)賠(欠損を補い)千(たくさん)の道を工(造る)社(会社)がある。

 紅梅をじつくりくぐる(紅梅潜)はコウ・バイ・センと読んで、洪、狽、船。
 同行者はドウ・コウ・シャと読んで、動、港、視野。
☆洪(大水、津波)に狽(慌てて)船を動かす港の視野(詩力の及ぶ範囲)がある。


『飯島晴子』(私的解釈)紅梅の。

2022-03-13 06:06:27 | 飯島晴子

   紅梅のなかに入つてゆく眼光

※なか(中)はチュウと読んで、宙。
 眼光はガンコウと読んで、雁行。
 紅梅の彼方の宙(大空)に雁が飛んで行く景色である。

 紅梅のなかに(紅梅中)はコウ・バイ・チュウと読んで、交、媒、知友。
 入つてゆく眼光(入行眼光)はジュ・コウ・ガン・コウと読んで、需、乞う、眼、幸。
☆交(つきあい)の媒(なかだち)は知友の需(求め)である。
 乞う(望む)眼(かなめ)は幸(幸福)である。

 紅梅のなかに(紅梅中)はコウ・バイ・チュウと読んで、交、倍、注。
 入つてゆく眼光(入行眼光)はニュー・コウ・アン・コウと読んで、新、講、眼、公平。
☆交ぜて倍(多くし)注(書き記す)。
 新しい講(話)の眼(かなめ)は公(一部に偏らない)。

 紅梅のなかに(紅梅中)はコウ・バイ・チュウと読んで、厚、売、衷。
 入つてゆく眼光(入行眼光)はジュ・ギョウ・ゲン・コウと読んで、需、凝、厳、向。
☆厚(てあつい)売(あきない)は忠(まごころ)が需(必要)である。
 凝(神経を集中し)厳しく向(立ち向かうこと)である。


『飯島晴子』(私的解釈)紅梅の。

2022-03-12 06:37:06 | 飯島晴子

   紅梅の木を抱き昏るることもなし

※紅梅を黙って包む夕暮れの無(マジックアワー)。

 紅梅はコウ・バイと読んで、洪、狽。
 木を抱きはボク・ホウと読んで、僕、倣。
 昏るることもなし(昏事無)はコン・ジ・ムと読んで、渾、治、務。
☆洪(おおみず)に狽(慌てた)僕(わたくし)。
 倣(先例にならって)渾(水が盛んに流れるさま)の事(出来事)を治めるように務(働いた)。

 紅梅はコウ・バイと読んで、巧、唄。
 木を抱きはボク・ホウと読んで、牧、法。
 昏るることもなし(昏事無)はコン・ジ・ブと読んで、魂、自、舞。
☆巧みな唄で牧(導く)法(方法)で魂(精神)が自(ひとりでに)舞(励まされている)。

 紅梅はコウ・バイと読んで、交、媒。
 木を抱きはモク・ホウと読んで、黙、飽。
 昏るることもなし(昏事無)はコン・ジ・ムと読んで、懇、時、無。
☆交(付き合い)の媒(仲立ちをしたこと)を黙っている。
 すぐに飽きて懇(ねんごろ)の時も無かったようである。


『飯島晴子』(私的解釈)足もとの。

2022-03-11 06:57:19 | 飯島晴子

   足もとの劣情の白すみれかな

※劣情はレツ・セイと読んで、列生。
 足もとに並んで生えている白すみれ、ああ、なんと愛しい風情であることよ!

 足もと(足元)はソク・ゲンと読んで、則、厳。
 劣情はレツ・ジョウと読んで、烈、常。
 白すみれ(白菫)はハク・キンと読んで、迫、禁。
☆則(きまり)は厳しく烈(激しい)。
 常に迫(追いつめ苦しめる)禁(掟)がある。

 足もと(足元)はソク・ケンと読んで、息、験。
 劣情はレツ・ジョウと読んで、劣、状。
 白すみれ(白菫)はハク・キンと読んで、吐く、緊。
☆息(呼吸)を験(確かめる)。
 劣(程度が低い)状(ありさま)を吐き、緊(ひきしめる)。

 足もと(足元)はソク・ゲンと読んで、即、言。
 劣情はレツ・ジョウと読んで、裂、情。
 白しみれ(白菫)はハク・キンと読んで、白、襟。
☆即ち、言(ことば)は裂(バラバラに離れた)情(個人的な感情)であり、白(明らかに)襟(心の中)にある。


『飯島晴子』(私的解釈)生きてゐる。

2022-03-10 09:06:54 | 飯島晴子

   生きてゐるうちには芹の花ちらつき

 生きてゐるうち(生居内)はセイ・キョ・ダイと読んで、逝、去、内。
 芹の花はキン・カと読んで、謹、苛。
☆逝去の内(家の中)には謹(かしこまる)苛(きびしさ)がある。

 生きてゐるうち(生居内)はショウ・キョ・ダイと読んで、章、挙、内。
 芹の花はキン・カと読んで、勤、化。
☆章を挙(企てる)。
 内(秘密)の勤めは化(形、性質を変えて別のものになる)である。

 生きてゐるうち(生居内)はショウ・キョ・ダイと読んで、抄、拒、内。
 芹の花はキン・カと読んで、襟、過。
☆抄(注釈をつけること)を拒む。
 内(秘密)の襟(心の中)に過(罪咎)がある。

※生きている内(時間)こそ金(尊い)華が見え隠れする。


『飯島晴子』(私的解釈)霰降り。

2022-03-09 09:14:24 | 飯島晴子

   霰降りいふこときかぬ杖がある

 霰降りはセン・コウと読んで、浅、紅。
 いふこときかぬ(言事聞)はゲン・ジ・モンと読んで、源、氏、悶。
 杖がある(杖有)はジョウ・ユウと読んで、情、有。
☆浅紅(桃色/男女の乱れた関係)、源氏(光源氏)の悶(もだえ苦しむ)情が有る。

 霰降りはサン・コウと読んで、惨、荒。
 いふこときかぬ(言事聞)はゲン・ジ・ブンと読んで、厳、地、紊。
 杖がある(杖有)はジョウ・ユウと読んで、状、憂。
☆惨(傷ましい)荒(ききん)は厳(容赦がない)。
 地(土地)の紊(みだれ)の状(有様)を憂(心配する)。

 霰降りはサン・コウと読んで、三、更。
 いふこときかぬ(言事聞)はケン・ジ・ブンと読んで、験、字、分。
 杖がある(杖有)はジョウ・ユウと読んで、畳、有。
☆三つ、更(新しく入れ替わるもの)がある。
 字を分(見分けると)畳(重なるもの)が有る。

 霰降るはサン・コウと読んで、参、考。
 いふこときかぬ(言事聞)はゲン・ジ・モンと読んで、元、字、問。
 杖がある(杖有))はジョウ・ユウと読んで、状、幽。
☆参(比べ合わせる)考えが元(根本)である。
 辞(ことば)の問(解らないことを尋ねる)状(ありさま)は幽(奥深い)。

 


『飯島晴子』(私的解釈)友の棲む。

2022-03-08 06:49:26 | 飯島晴子

   友の棲む氷の島の見えて来し

 氷の島はヒ・トウと読んで、秘、桃。
 見えて来しはゲン・ライと読んで、源、來。
☆友の住む桃源(桃源郷)が来(こちらに近づいてきた)。Ah・・・。

 友の棲むはユウ・セイと読んで、友、精。
 氷の島はヒョウ・トウと読んで、平、等。
 見えて来しはケン・ライと読んで、謙、頼。
☆友の精(心)は平等であり、謙(謙虚)であり、頼もしい。

 友の棲むはユウ・セイと読んで、憂、性。
 氷の島はヒョウ・トウと読んで、表、蕩。
 見えて来しはケン・ライと読んで、顕、磊。
☆憂(心配な)性(生まれつきの性格)が表れる。
 蕩(だらしなさ)が顕(明らか)である。
 磊(小さなことにはこだわらない、わたしである)。

 友の棲むはユウ・セイと読んで、幽、静。
 氷の島はヒョウ・トウと読んで、評、禱。
 見えて来しはケン・ライと読んで、虔、礼。
☆幽(あの世)は静かに評(善悪、可否、価値などを公平にさばく)。
 禱(祈りつつ)虔(慎み深く)礼(敬意を払う)。


『飯島晴子』(私的解釈)南天の。

2022-03-07 07:30:51 | 飯島晴子

   南天の木のあたりから来る栄光

 南天はナン・テンと読んで、楠、天。
 木のあたり(木辺)はモク・ヘンと読んで、目、辺。
 来る栄光はライ・エイ・コウと読んで、礼、営、巧。
☆楠の天目(茶碗)の辺(ふち/口縁部に近づくと一旦すぼまりそこから外に反る/すっぽん口)に礼(敬意をはらう)。
 営(作る)巧みがある。

 南天はナン・テンと読んで、難点。
 木のあたり(木辺)はモク・ヘンと読んで、黙、返。
 来る栄光はライ・エイ・コウと読んで、来、詠、考。
☆難点(処理できない難しいところ)は黙っている。
 返(元に戻ること)を来たす詠(よみ)の考えである。

 南天はナン、テンと読んで、何、伝。
 木のあたり(木辺)はモク・ヘンと読んで、目、変。
 来る栄光はライ・エイ・コウと読んで、頼、営、講。
☆何を伝えるかが目(狙い)である。
 変(移り変わること)に頼る営(仕事)の講(話)である。

 南天はナン・テンと読んで、難、典。
 木のあたり(木辺)はボク・ヘンと読んで、僕、遍。
 来る栄光はライ・エイ・コウと読んで、磊、曵、向。
☆難しい典(書物)を撲(わたくし)は遍(あまねく)磊(小さなことにはこだわらないで)曵(ひきずり)向きあっている。


『飯島晴子』(私的解釈)銀煙管。

2022-03-06 07:14:14 | 飯島晴子

   銀煙管いつぱいおいて時雨せる

※銀煙管/道楽息子ばかりで涙ぐんでる切ない親である。

 銀煙管はギン・エン・カンと読んで、銀、掩、貫。
 いつぱいおいて(一杯置)はイツ・ハイ・チと読んで、何時、廃、知。
 時雨はジ・ウと読んで、自、有。
☆銀(貨幣)を掩(隠すこと)を貫く。
 何時、廃(身体が駄目になるか)を知り、自(自分)で有(持っている)。

 銀煙管はギン・エン・カンと読んで、吟、宴、莞。
 いつぱいおいて(一杯置)はイツ・ハイ・チと読んで、溢、輩、致。
 時雨はジ・ウと読んで、爾、有。
☆吟(詩歌を口ずさむ)宴(うたげ)で莞(微笑むさま)が溢(いっぱいになる)。
 輩(仲間)を致(招く)爾(あなた)が有る(いる)。

 銀煙管はギン・エン・カンと読んで、銀、円、換。
 いつぱいおいて(一杯置)はイツ・ハイ・チと読んで、溢、牌、質。
 時雨はジ・ウと読んで、磁、有。
☆吟を円に換(取り替える)。
 溢(あふれる)牌(メダル)、質(価値)は磁(鉱物)に有る。


『飯島晴子』(私的解釈)紅山茶花に。

2022-03-05 07:11:47 | 飯島晴子

   紅山茶花に迎へるものは首の桶

 紅山茶花はコウ・サン・サ・カと読んで、講、産、佐、訛。
 迎へるもの(迎物)はゲイ・ブツと読んで、迎、打つ。
 首の桶はシュ・トウと読んで、手、到。
☆講(話)を産(作り出す)佐(助けになるのは)訛(言葉や発音が標準と違っているもの)であり、迎えて打つ(述べ上げると)、手(方法)に到(至りつく)。

 紅山茶花はコウ・サン・サ・カと読んで、講、参、査、果。
 迎へるもの(迎物)はゲイ・ブツと読んで、芸、物。
 首の桶はシュ・トウと読んで、殊、套。
☆講(話)を参(比べ合わせ)査(調べると)果(予想した通り)芸(仕込んだ技)の物(事柄)がある。
 殊(特別に)套(被っている)。

 紅山茶花はコウ・サン・サ・カと読んで、乞う、三、査、化。
 迎へるもの(迎物)はゲイ・ブツと読んで。芸、打つ。
 首の桶はシュ・トウと読んで、趣、問う。
☆乞う、三つを査(調べる)。
 化(形、性質を変えて別のものになる)で睨み打つ(述べあげる)趣(考え)を套(被っている)。

※紅山茶花はコウ・サン・サ・カと読んで、降参、逆。
 降参し、逆に迎えるものは桶に入った物(仏)の首であった。