今日は、「ウメ・ツバキ・サクラのガイドツアー」
楽しみでした まずは園内で見られた早咲きのサクラから
温室前のシナミザクラ
新展示場のシナミザクラ D020011
カラミザクラ 唐実桜 別名: シナミザクラ
Cerasus pseudocerasus (Lindl.) G.Don
セラスス シュードケラスス
バラ科 サクラ属
樹形は盃状 中国原産。果実は食用。品種は多数
「暖地桜桃」として国内流通。早咲きの「椿寒桜」「啓翁桜」が生まれた
明治初年に渡来したといわれている
樹幹に気根が出やすい性質は雑種にも現われやすく、この桜と日本産の桜の雑種から生じた椿寒桜や初御代桜などにも気根がみられる
関連: 今日見た「植物取引所」のダンチオウトウと啓翁桜の写真
ダンチオウトウ
啓翁桜
Cerasus ‘Keio-zakura’
樹形は傘状 シナミザクラとカンヒザクラの雑種と推定される
敬翁桜(ケイオウザクラ)・東海桜・岳南桜の名で広まった
品種育成の由来と共に名称が混乱している
山形県では切り花用に促成栽培され、日本一の出荷量を誇る
熱海早咲き
熱海早咲き
←日本花の会「桜図鑑」のアタミザクラと同じだとすると・・・
Cerasus × kanzakura ‘Atami-zakura’
樹形は盃状 海市が起源とされるカンザクラ類の一系統
熱海では12月下旬から開花する極早咲品種
植栽地の気候条件で開花期が著しく異なり、同定が難しい
同名異品種が混在している可能性が高い
コヒガンザクラ
コヒガンザクラ A070006
Cerasus subhirtella (Miq.) Masam. et S.Suzuki 'Kohigan'
セラスス サブヒルテラ コヒガン
樹形は盃状
エドヒガンとマメザクラの雑種と推定される
栽培され個体により花色や花の大きさなどに変異がみられる
大木にならないので小庭園に向く
切り花用としても栽培されている
アンギョウカンザクラ 安行寒桜
アンギョウカンザクラ
アンギョウカンザクラ
アンギョウカンザクラ 安行寒桜 オオカンザクラ 大寒桜、アンギョウカンピ 安行寒緋
川口市安行が発祥のサクラ。ソメイヨシノより早咲き。紅色のサクラ。寒桜より大きいので大寒桜ともいう。(いまは分類上は大寒桜) 樹形は傘状
ミヤビ(プリンセス)が数輪咲き始めていました
白鷹1号
山形県のサクラ愛好家によりエドヒガンの実生よりつくられた
赤真珠
Cerasus ‘Akashinju’ セラスス アカシンジュ
樹形は傘状 3月上旬に咲く早咲き オオシマザクラ×カンヒザクラの交配種といわれている 育成は角田晴彦(←どういう人でどういういきさつなんだろうか)
ヒナハチジョウ
八重寒緋桜
Cerasus campanulata ‘Plena’
セラスス カンパヌラタ プレナ
カンヒザクラの八重咲き栽培品種
タイワンで育成された品種。台湾には平開するのもある
カラーリーフ園で、品種は不明
秩父紅枝垂れ C190191
Prunus spachiana `Chichibubenishidare'
学名を見るとイトザクラの園芸品種のようです
植物取引所で見た、オカメ と 啓翁桜
それに満開のカワヅザクラにアンギョウカンザクラ 桜の季節がやってきた
参考: 花と緑の振興センター・植物名プレート 日本花の会『桜図鑑』