ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

180802 アブラゼミ

2018年08月02日 | 生物

今朝のウォーキングの途中、前から蝉が飛んできた。とまったところを見たらアブラゼミだった、オスメスはわからない

写真を見てみると複眼とその間の3つの単眼もかろうじて見える

翅はただの茶色だと思っていたけれども、なんとも美しい白い模様がある
こんなに、細やかに模様があるのは何のためなんだろう

こうして、クヌギの木などにとまっていると、保護色になっている
一方、以前、上野公園でハシブトガラスに食べられているところを目撃したこともある。細かいところは忘れてしまったけれども、たしか、足でおさえてくちばしで翅をむしって胴体だけを食べていた。今日も、公園に片翅だけが落ちていたのを見たので、結構鳥に食べられているようだ。

以前、上野動物園の夜の催しで、園内・不忍の池周辺の木でセミの羽化を見るという催しに参加したことがある
地面から出てくるところ・木に登るところはわからなかったけれど、背中が割れて、薄く白い体が出てくるところはとても神秘的だった
尾の先だけを殻にのこして反り返ってさかさまになり、あわや落ちるかと思うと、ぐぐ~っと起き上がってからにつかまり、翅が次第に伸びてくる・・・
こらえ性のない私は、途中で、他の個体を見に行ったりして、最後まで一匹の羽化をを見届けることができなかったけれど、あの後ろそりと腹筋での起き上がりはまるで体操選手の様だった
夜ということもあり、なにか神秘的な秘め事をのぞき見するようなドキドキ感があった


180802 シナサワグルミの実

2018年08月02日 | 植物・園芸など

クルミ科のシナサワグルミ

この街の木々には科名と種名を記した木の札が丹念に下げてある。さながら街中が植物園の様。
たわわに下がっているのは、シナサワグルミの実

シナサワグルミ Pterocarya stenoptera C.DC.
別名: カンポウフウ,カンベイジュ
植物園などに栽培する落葉高木
樹皮にたくさんの短冊状の割れ目が入る
偶数複葉になることが多い(この木には複葉と先端に1枚小葉のある奇数複葉が混在)、小葉は11~23
花は5月(気が付かなかった・・・)
果序は長さ20~30㎝の穂状 果実は球形で直立する2翼がある
属名:Pterocarya → ギリシャ語由来pteron(翼)+caryon(堅果) → 果実に二枚の膜状翼がある
分布は中国中南部。日本には明治初期に入った

参考:
保育社・原色日本植物図鑑)木本2: 347
田中學,2007.植物の学名を読み解くーリンネの「二名法」ー.朝日新聞社:188