
お久しぶりでございます。
春の気配を感じられる3月3日、
夫が永眠いたしました。

葬儀は5日に家族のみで執り行いました。
待ち焦がれたはずの春、啓蟄の日となりました。
お葬式が済んで帰宅すると、
セレナとクララが寄り添っていました。
私は病院や祭儀場に泊まっていたので、
この頃は少し留守にしていたのです。

2月の最後の日曜日、
夫が珍しく「中庭に行きたい」と言うので、
初めて車いすを押してお散歩をしました。
「外の空気が気持ち良いな~」
と、風を受けて眩しそうにしていました。
コロナ禍で、病棟は完全にロックされ、
面会禁止となっていますが、
個室でしたので許可を頂くことが出来、
何度も面会に出かけることが出来ました。
私は毎回、着せ替えをしたロゼちゃんを
連れて行って、その都度夫に持ってもらい、
夫とロゼちゃんを撮り続けました。
この日はシロネコさんが届いた日でしたので、
ロゼと一緒に連れて行きました。
夫は「かわいいね」と言って、名前をつけました。
「ゆめちゃん。夢があるから」
と言いました。
想いは溢れ、全くまとまりませんが・・・

夫が亡くなる前日は、
簡易ベッドを用意して下さったので、
一晩付き添うことが出来ました。
夫は食欲がない時でも、食べられそうなものを
頑張って口にしていました。
私が作ったレモンゼリーは、
二日に分けて3個食べました。
その後のレモンケーキは一切れだけ、
食べてくれました。
いつも「美味しい」と言ってくれました。

いつになったら涙が枯れるのかと思いながら、
意外と忙しくバタバタしていますが、
初七日の日の夜中に、
ほーっと一息ついた気がして、
ロゼ&ゆめちゃんの、
黒いお洋服を作ってみました。
胸元に一粒の真珠の涙を・・・
この子たちは、お通夜からずっと
夫のそばにいてもらっています。

病院で付き添っている間に作りかけていた
シューズは、喪を全く意識していませんでしたが
夜空に輝くお星さま☆のイメージとなりました。

家のいたるところに白いお花を飾っています。
セレナはお父さんが恋しいのが分かります。
お父さんのお部屋に入りたがったり、
「お父さんはいないのよ・・・」
と言っても、
夫のお部屋に入っては、上を見上げて、
キョロキョロ探しますので、可哀想です。
どこへいっちゃったのかなあ…

クララは・・・
後飾りの祭壇付近で遊ぶのに夢中です^^;

法事用のお座布団がお気に召して…

じゃれて遊んでいます^^;

昨年、夫は秘密の花園で静養していましたので、
仕事をやめてからはずっと一緒でした。
夫は約一年半、オプジーボという抗がん剤を
通院で続けていて、その回数27回。
主治医の先生がビックリする回数でした。
昨年の春、余命一か月だと思われた先生は、
ここまで夫が頑張れたことに驚かれて、
予想がいい方に外れたとおっしゃいました。
若い頃に鍛えた体は想像以上の体力だったそうです。
心臓も強く、精神力もとても強かったそうです。
先生や看護師さんたちには本当にお世話になりました。
とてもよく診て頂いて、夫も感謝していました。
夫が闘病中の一年半、
私は胸が張り裂けそうになったり、
何とも言えない不安が押し寄せたり、
一人になると泣いたりしましたが、
夫は最後まで、退院して家に帰るつもりで、
本当に前向きに頑張っていたので、
私も平常心を保とうと頑張ることが出来ました。
戒名には、
ひろく
あつく
つよく
やさしい
と言う意味を付けて下さいました。
夫とも親しくして下さっていたお坊様です。
夫との出会いから40年。
私が楽しそうにしていることが
自分の幸せだと言ってくれていました。
私に一度も「ダメ」とは言わないひとでした。
だから私は、いつも楽しかったし、
最高に幸せな結婚生活でした。
もっと一緒にいたかったです。
今でも、朝など、つい普通に話しかけそうになる。
そして、いないことに気が付くのです。
「ありがとう・・・」
「おつかれさま」
私のブログを、夫はいつも
楽しみにしていたので投稿していましたが、
実際、心が折れそうな想いの時もあったな~
でも、
これからも、あちらで
見てくれると思いますので、
また、猫ブログを続けたいと思います。
もう少し、心が元気になってから…
(=^v^=)
今回コメ欄閉じさせて頂いておりますので
どうぞお気遣いなくお願いいたします^^
家族葬でしたので、親しい方へのお知らせも
葬儀後となりましたが、その後お花などを賜りました
皆さまには心よりお礼を申し上げます。
また、ブログのお友達からも、
投稿がないのでご心配のメールを頂いたりと
有難うございます。
またお花などのお気遣いは
ご辞退させて頂きたいと思いますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。
とりとめもなく書いてしまいました。
悲しいお知らせとなりごめんなさい。
ではでは、また…
もう少しの間、
夫への想いも綴るかもしれませんが…
これからもよろしくお願いいたします。

生まれ変わったら、また、
何度でも結婚するよと、
痩せた手で、
指切りをしてくれました。
I miss you so much…