Sera の本棚

感動した本のことや映画を見たり、コンサートへ行ったりした感想、高槻の写真など記録できたらいいなあと思います。

サロメー原田マハ作

2020-03-10 11:10:32 | 

図書館で原田マハさんの本を借りたいと思って棚にあった「サロメ」を借りました。サロメという女性は聖書に出てきます。義父はヘロデで母はへロディア、ヘロディアの連れ子がサロメです。聖書にはヘロディアの娘としか名前が出てきません。サロメは美しくて妖艶な女性で、サロメは預言者ヨカナーン(ヨハネ)の首を要求しました。そんなサロメを主人公にアイルランド出身のオスカ-・ワイルドが小説にしました。2年半前にアイルランドへ行った時、オスカー・ワイルドの像を撮りました。帰国後オスカー・ワイルド作「幸福の王子」を読みました。もっといろいろな作品を読みたいと思っていました。初めて読んだ本が童話だったので、「サロメ」ーフランス語で書かれたものーもオスカー・ワイルド作と知ってびっくりしました。原田マハさんの「サロメ」によって偶然オスカー・ワイルドと作品の中で出会いました。そしてオーブリー・ビアズリーと1才年上の姉メイベル・ビアズリーとも出会いました。画家のオーブリー・ビアズリーは線の美しい絵でオスカー・ワイルドの「サロメ」の挿画を描きました。オスカー・ワイルドとオーブリー・ビアズリーとメイベル・ビアズリー。読み進んでいくうちにメイベル・ビアズリーがどんどんサロメに近づいていくような気がしました。読みたいと思っていたオスカー・ワイルドと出会えたこと、ティンホイッスルの島崎愛子先生がアイルランドとイギリスへ行かれていて、毎日ブログでイギリスの記事を掲載されて、それを拝見して小説が凄く具体的に感じられました。イギリスのいろいろな舞台の写真からもメイベル・ビアズリーが舞台で演じているのが目の前に思い浮かびました。好きな作家原田マハさんによってタイムリーに今読みたいもの、出合たいものに出合えたと思いました。

図書館資料 資料番号:913/ハラ

そしてこの次はオーブリー・ビアズリーの作品を見たいと思って「サロメと名言集」を読みました。原田マハさんの本で読んだ印象よりそんなに残酷とか鬼気迫るようには感じませんでした。

こちらの写真はアイルランドへ行った時に撮ったオスカー・ワイルドの像です。

2020-3-10(火) 図書館資料 請求番号:932/ワ


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