Sera の本棚

感動した本のことや映画を見たり、コンサートへ行ったりした感想、高槻の写真など記録できたらいいなあと思います。

世界の果てでも漫画描き1・2ーヤマザキマリ作

2023-02-28 09:52:37 | 

ヤマザキマリ作「世界の果てでも漫画描き」を読みました。1はキューバ編で2はエジプト・シリア編です。ヤマザキマリさんの、旅はワクワクするものでなく苦労で、てんこもりになるそうです。自称おんな版裸の大将。イタリアの大学生の頃にキューバボランティア参加者募集の貼り紙を見て即キューバへ。照りつける強い日差しのもとでのサトウキビを刈るボランティアは1時間もすると、手にできた豆がつぶれて出血するのでした。大変なこともありますが楽しいこともたくさんありました。音楽好きの方が通りで演奏すると通行人が踊り始めたり、サルサを教えてもらったりしました。加藤茶さんの「ちょっとだけよ」のテーマソングがキューバ人のレクオナ作曲の「タブー」という曲でした。ヘミングウェイはキューバで「老人と海」を書き、ノーベル賞を受賞しました。ヘミングウェイが通ったお店「ラ・フロディリータ」でヘミングウェイが好んで飲んだ「パパスペシャル」というカクテルも飲みました。ホストファミリーと楽しい日々を送り、涙涙のお別れでした。イタリアフィレンツェに戻るとキューバ人の詩人の子を身ごもっていました。そのままお別れしてシングルマザーになりました。お次はエジプトシリア編です。イタリア人のベッピーノと出会って結婚し、エジプトに住むことになりました。エジプトのタクシーに乗るときは怖い顔をしたり悲しい顔をしていないと多額な運賃を請求されるそうです。ベッピーノがエジプトは観光客が多くて飽きたということで、今度はシリアへ行きます。世界1古くから人々が住み続けている都市、ダマスカスでは旧市街を巡ったり、アーケード「スーク・ハミディーエ」を見て回りました。女性用パンツ屋さんが多くあり、そこには見たこともないようなファンタジーなパンツが売られてありました。例えば股間にケータイ付きTバックとか。イスラム世界では女性は顔しか出ていないのに色気はすごいらしいです。それから古代ローマ好きの2人はユーフラテス川沿いの遺跡を巡りました。読んでいるだけで多文化を疑似体験出来て面白かったです。

2023-2-28(火) 図書館資料 請求番号:726.1/ヤー1,ヤー2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モーレツ!イタリア家族ーヤマザキマリ作

2023-02-27 09:26:51 | 

ヤマザキマリ作「モーレツ!イタリア家族」を読みました。ヤマザキマリさんの漫画です。副題は「イタリア人の夫の実家でイタリア大家族生活」です。旦那様との出会いからモーレツ家族のことが面白おかしく書かれています。ヤマザキマリさんは14歳にしてヨーロッパ1人旅に出かけられて、17歳でイタリア留学されています。自立されるのがとても早いです。私が初めて1人で出かけたのが20歳の時の奈良の「山辺の道」日帰りでした。それも両親に友達を誘いなさいと反対されながら。だから14歳でヨーロッパ1人旅なんか信じられません。旦那様はどちらかというとイギリス紳士で勉強好きな研究者、世界のあちこちの大学に留学されるので、ヤマザキマリさんも世界各国に住まわれることになります。イケメンで物静か、頭脳明晰おまけに年下。ただ旦那様のご実家がモーレツイタリア家族なのです。同居されていた時は、まず朝起きると動物の餌やりから始まります。ネコ4匹、イヌ3匹、ニワトリ50匹、アヒル10匹。ニワトリとアヒルはお姑さんが担当、主に食用。

ニワトリ達は自分達の行く末などまったく気にせずマルゲリータ(お姑さんの名前)を慕っている。アヒルも同じくやがてローストになることなんてちっとも気にしていない

マルゲリータは美味しい動物が大好きなのだそう。面白くて笑います。ネコに育てられたイヌは木登り犬で狩猟もします。お客様が多くてひっちゃかめっちゃか。でも結局は家族から離れると寂しいのですよね。そしてリスボンへ引越されることになりました。リスボンでのことは先日読みました。次に読みたいのは「世界の果てでも漫画描き1・2」です。自分では体験できないことを面白く読めてどんどんヤマザキマリさんにはまります。

2023-2-27(月) 図書館資料 請求番号:726.1/ヤ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023高槻天神祭り

2023-02-26 08:33:37 | 撮っておき高槻

4年ぶりに上宮天満宮の天神祭が開かれています。2月25日、26日の2日間行われます。写真は25日に撮りました。JR高槻駅の北口のロータリーには舞台が設けられ熱唱されていました。駅前から上宮天満宮まで歩行者天国でたくさんの露店が出て賑わっています。

阪急百貨店の横には植木市も開かれています。

菅原道真の命日で梅花祭も行われています。

合格祈願の絵馬がたくさん。叶うといいですね。今日も行われているのでお近くの方はお出かけください。

2023-2-25(土) 撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

流人道中記上・下ー浅田次郎作

2023-02-24 11:08:46 | 

先日バス停でお会いしたご婦人に薦められた本「流人道中記上・下」を読みました。時代小説で、薦められなかったら、きっと読まない本です。ご婦人がどこに感動されたのかと興味がわいたので読もうと思いました。江戸の旗本「青山玄蕃」が姦通罪で切腹を言い渡されるのですが、切腹を拒んだので、蝦夷松前藩に流罪判決が下されたのでした。30代半ばの青山玄蕃を松前藩まで届ける役を仰せつかったのが19歳の石川乙次郎(押送人ーおうそうにん)です。押送人とは受刑者を監視のもとに他の場所へ送り届ける人のことです。罪人ながら品性や良識が備わっていて冤罪ではないかと疑わしくなります。道中は様々なことに遭遇し、青山玄蕃の言動で石川乙次郎は成長していきます。例えば

「一盃一掬千載月」 いっぱいいっきくせんざいのつき

と青山玄蕃が揮毫(きごうー毛筆で文字や絵をかくこと)したのを最初は

「小人は今宵も一盃の酒を掬って永遠の月を眺めるとしよう」

という意味にとっていました。その後

「一盃一掬の酒にも永遠の月は浮かんでいる(希望を捨てるな)」

という意味ではないか?または

「手にした器の大小にかかわらず、幸せは公平に与えられている」

とまで思い至りました。その字が墨痕淋漓(ぼっこんりんりー筆で書いた文字が黒々と,生き生きとして勢いのあるさま)なのです。石川乙次郎は玄蕃のことを「きっと空のように海のように、玄蕃は大きい。風のように雨のように玄蕃はやさしい」と思うようになります。青山玄蕃が姦通罪などではないのは明らかです。どのような事情なのか早く知りたいのですが、それは最後まで語られません。青山玄蕃は「武士の存在自体が理不尽で罪。武士という罪をおのが身で償う。千年の武士の世のささやかな讀罪(しょくざいー罪滅ぼし)とする」と語りました。冷たい風ですがすがすがしい風が体中を吹きわたっていきました。石川乙次郎もさぞかし良い人生を送るだろうと確信を得ました。とても感動しました。青山玄蕃様は心にいつまでも残る、残しておきたい武士だと思いました。

2023-2-24(金) 図書館資料 請求番号:913/アサー1,アサー2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見上げてごらん夜の星を

2023-02-19 17:43:37 | You Tube

友達と3人で「見上げてごらん夜の星を」をセッションしました。いつものようにSDカードにオカリナの演奏を吹き込み、ウクレレ、ピアノと順に上から吹き込みました。下手ですが、いつか上手になるのを夢に見てこれからも続けようと思います。

2023-2-19(日) You Tube

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スィート・ホームー原田マハ作

2023-02-18 19:04:52 | 

原田マハ作「スィート・ホーム」を読みました。宝塚の山手の住宅街にある洋菓子店「スィート・ホーム」のお話です。兵庫県の宝塚や西宮方面は高級住宅街が多くマンションもたくさん建っています。上品な佇まいです。お父さんがパティシエでお母さんが看板娘、お姉さんは梅田の地下街にある雑貨店の契約写真、妹は女子大生の4人家族。本当に絵に描いたような幸せな家族です。「スィート・ホーム」のお店も、そこで作られるケーキも素敵で、ケーキが食べたくなります。行間から生クリームの甘い香りやイチゴやモンブランのクリームの香りも漂ってくるようです。毎年、金木犀の花が咲くころに家族写真を撮ることになっていて、お店にも写真が飾ってあります。お姉さんが恋人と出会って結婚するまでのお話です。次はこちらのお店の近く住む料理研究家母子のお話で、「スィート・ホーム」のお店やその家族も出てきます。このように順繰りにいろいろな方が登場し連作になっています。近くの家族が織りなすお話が広がりを増しその1つ1つが「スィート・ホーム」なのです。題名通りのお菓子を含めて本当に「スィート・ホーム」のお話でした。久々に心穏やかに最後まで読める作品でした。

2023-2-18(土) 図書館資料 請求番号:B/913/ハラ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

亥子ころころー西條奈加作

2023-02-12 11:30:35 | 

西條奈加作時代小説「亥子ころころ」を読みました。「亥」とは十二支のイノシシのことで旧暦10月のことです。十二支は年月日や時間を表すのにも使われます。1月ー寅から始まり、2月ー卯、3月ー辰~と続き10月が亥になります。亥の子(亥の月の最初の亥の日)には亥の子餅食べる慣習があったそうです。登場人物の名前が「亥之吉」というのもあり、題名がつけられたのかなと思います。和菓子職人のお話です。和菓子は季節と深くかかわっています。旬の素材や見た目、名前にも季節を感じられるようなものが多いです。私の父が餅屋を営んでいました。お餅やお饅頭、パンなども家で作って売っていました。いつも小豆の煮た香りがしていたのを思い出しました。そんなこともあり、面白くてあっという間に読み終えました。治兵衛(和菓子職人で父)、永(治兵衛の娘)、君(永の娘で治兵衛の孫)の3人家族に雲平が加わり物語が進みます。職人としての心意気や家族の気遣い、思いやりが感じられて居心地が良かったです。また、江戸では金が流通していたので「きんつば」、大阪では銀が流通していたので「ぎんつば」ということや「竹の春」は秋のこと、竹は秋に青さを増し、春に落葉するそうで、初めて知ることもありました。竹はよく見かけますが今まで気が付きませんでした。

昨日は朝、家事を済ませピアノの練習もして急いで散歩兼買い物に行きました。予約した本が用意できたとメールが来たので駅前まで受け取りに行きました。帰って昼ご飯を済ませてから、この本を読みました。面白くて、夕食後も続けて読んで読み終わりました。21時からはテレビで「テルマエ・ロマエ」が放送されるのでそれまでにお風呂に入ってと朝から大忙し(笑)最近、ヤマザキマリさんの本を読んだためか猛烈にバタバタ(笑)でも充実した1日でした。西條奈加さんの「まるまるの毬」が1作目だったらしいので近いうちに読みたいと思いました。時代小説はあまり好みではないと思っていたのに友達の薦めで読みました。こんなに面白くて感動しました。

2023-2-11(土) 図書館資料 請求番号:B/913/サイ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマザキマリのリスボン日記ーヤマザキマリ作

2023-02-09 19:07:59 | 

ヤマザキマリ作「ヤマザキマリのリスボン日記」を読みました。作者がリスボンにお住いのときにmixiを始められました。そのmixiの記事が本になっています。2004年~2008年に書かれたものです。ヤマザキマリさんはイタリアの年下の男性とご結婚されて、世界各地で暮らされた経験をお持ちです。イタリアのご家族のことも書かれていて面白いです。イタリアのお姑さんから1日3~4回電話がかかったり、それはそれは猛烈家族で圧倒されます。嫁の立場からするとよく頑張っておられると頭が下がります。「モーレツ!イタリア家族」という漫画を描かれているのでこちらも読むのが楽しみです。ヤマザキマリさんはブラジルが1番自分に合っていると書かれています。ブラジルの女性歌手「マリーザ・モンテ」に「パウラ・リマ」の大ファンで私もYouTubeで聴こうと思っています。また、ドラマ「ROMA」の大ファンで仕事が手につかないぐらい。古代ローマのドラマだそうです。調べたらU-NEXTで観られそうなので嬉しいです。この薄い文庫本にいろいろなことがぎっしり詰まっていました。当分、することが増えて忙しそう(笑)

そしてバスを待つ間にこの本を読んでいたらご婦人から声をかけられました。「何の本を読んでるの?」と聞かれたので「ヤマザキマリのリスボン日記」ですと答えたら、面白いですかとかいろいろ聞いてこられました。ご婦人も読書好きで司馬遼太郎作「街道をゆく」を読まれているそうです。私は司馬遼太郎さんの本を読みたいとは思ったことありません。女性で好きだと伺ったのも初めてだなと思いました。浅田次郎作「流人道中」も面白いよ、私が上下本を持っているので送ってあげようかと言ってくださいました。さすがに初対面の方にそこまでしていただくのは申し訳ないので図書館で借りますと言いました。ご親切に、手帳に題名を書いて破って渡してくださいましたのメモです。早速家に帰って予約しました。ありがとうございます。

歯医者さんからの帰り道。夕方の芥川と北摂の山とJR駅前のビルなどです。

2023-2-8(水) 撮影

2023-2-9(木) 図書館資料 請求番号:B/726.1/ヤ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みどりさん来阪

2023-02-01 15:38:29 | その他

1月31日、10:20阪急嵐山駅に集合して友達と5人で散策しました。ブログ友達のみどりさんが来られたので一緒に回る予定でしたが、体調が悪かったので急遽この日は休養日に当てられました。

渡月橋も観光客がいつもより少なかったです。良いお天気で気持ち良くて、みどりさんを案内出来たら良かったのにと皆で話しました。

人気のお店もすぐに入れました。

お庭にはまだ雪が残っていました。

お食事の後は二尊院の前を通り

友達の幼馴染みの陶芸店に寄りました。

気持ちよく出迎えられて美味しいコーヒーを入れてくださりご馳走になりました。

こちらの器は手作り?と誰かが伺ったら、これはスウェーデンのものだそうです。

珍しいバリのお茶もご馳走になりました。バニラ風味の美味しいお茶でした。こちらの器は店主の作品です。手に馴染んで持ちやすい形です。

先日、上のスピーカーをテレビに取材されたそうです。陶器のスピーカーになっています。スマホをご覧のように立てて音楽を流すと大きくきれいな音で聴こえます。いろんな模様のスピーカーがありました。

陶器店で小学校の写真や中学校の写真を見せてもらって懐かしいお話につい長居をしてしまいました。お礼を言って落柿舎を通り、流れ解散。

2023-1-31(火) 撮影

さて、みどりさんはというとすっかりお元気になり、本日(2月1日)無事に大阪新阪急ホテル発伊丹空港行きリムジンバスに乗り帰られました。

またね~気を付けて~Bye ((ヾ( ^-^)ゞ Byeー♪

2023-2-1(水) 撮影

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする