Sera の本棚

感動した本のことや映画を見たり、コンサートへ行ったりした感想、高槻の写真など記録できたらいいなあと思います。

林真理子さん講演会ー読書の楽しさ・大切さ

2008-02-28 20:48:48 | その他

2月27日(水)18:00から高槻現代劇場中ホールで「子ども読書フェスタ」がありました。メインは作家「林真理子」さんの講演会でした。お洒落な林真理子さんはどのような服装で来られるのか興味津々でしたが、地味なお洋服で登場され意外に思いました。風邪をひかれていて話ずらそうでした。さすが作家さんだけあって、お話しはとても面白くて1時間半があっという間に終わりました。お話の中身はいろいろなエピソードを交えながら面白い楽しい、興味深いものばかりでした。作家仲間のお話、渡辺淳一さんに付いて東京の高級クラブにお供すること、瀬戸内寂聴さんには「いつも、不倫はいけないと仰っているのにどうしてされたのですか?」と尋ねられたら「私はいいのです。命がけですもの。遊びではダメです。」と答えられたとか、出久根達郎さんは本が好きで本屋さんに就職されご主人に夜学へ行きたいと仰ったら、本の数だけ学校があると答えられたとか、宮部みゆきさんは貧しいご家庭で育たれたので家には本があまりなく年に一度買ってもらえるのが楽しみだったというのを対談された時に聞かれたそうです。林真理子さんはご実家が本屋さんでいつも本に囲まれた生活を送っておられ、お母様も小学校のときの作文がとてもお上手で新聞にも絶賛されるぐらいで、そのDNAを受け継いでなるべくして作家になったとおっしゃっていました。また、子供は本に囲まれて親が本を読んでいる姿を見ていれば本好きになると思っていましたがそれは間違いでしたと仰っていました。9歳になるお嬢さんを見ていてそう思われたそうです。お嬢さんは本が好きではなくて最近やっと漫画を読むようになって、それでも良かったと話されていました。子供が本を読んでいる時には話しかけない、何の本を読んでいるのか聞かない、親子で同じ本を読み感想など言い合わない、読書感想文を書かせるのも考えもの、など気をつける点を教えてくださいました。お嬢さんとの楽しいエピソードも伺い、親の思うようにはいかないものだと、子育ての経験のある方なら納得されていたと思います。また本嫌いの人は本を読み始めたらとまらずに1/3ぐらいまで一気に読むなど本を好きになるコツを教えてくださいました。芥川賞や直木賞のこと、本屋さんがいかに薄利であるか、日本中で印税だけで食べていける作家は50人ぐらいだとか、まだまだ楽しいお話が続きました。開演1時間前から並んだ甲斐がありました。

お気に入り度:★★★★★  会場:高槻現代劇場中ホール  18:10~19:35まで講演

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「もものかんづめ」に出てくる先生

2008-02-25 19:49:28 | その他

先日こちらのブログにも掲載しましたが、さくらももこさんのエッセイ集「もものかんづめ」を読みました。その中に「極楽通い」というエッセイがあります。前半は健康ランドのマッサージ師さんのお話しで後半は鍼灸整骨院でのことが書かれています。偶然にもその先生が友達「メグさん」の主治医だとわかりました。メグさんから一緒に行く?と誘われたので行ってきました。阪急富田駅前にある「片岡鍼灸整骨院」です。診察してもらうのには少し時間がかかるので、私はメグさんより遅れていくことになりました。私が行くと計算どおりメグさんはベッドに横になり治療中。私は待合室からこっそりと先生を除き見るだけと思っていたのですが、メグさんが先生にすでに詳しいことを話してくれていて、どうぞ、どうぞ!と診察室へ招き入れてくださいました。あちらこちらと忙しく診察されながら、ももこさんのことをお話ししてくださいました。そして「せっかく来られたのだから、体形を診ておきましょう」と言って、体脂肪率を計るようなものに乗るように仰いました。恐るおそる乗ると「右肩下がりなのに左足に25kg、右足に22kgかかっていますね。」と仰いました。右肩下がりは中学時代に卓球をやっていたので納得。左足に重心がかかっているのは不思議でした。小学校1年生の時に交通事故に遭い、右大腿部複雑骨折で2回手術をしています。右足の方が短いはずなのでてっきり右足に重心がかかっていると思っていました。その次はベッドに横になり、足を20cmほど高いところに置いて上半身を左右に揺らす治療です。機械がしてくれます。それが終わるとまたベッドを移動して横になり、足から背中までローラーがもんだりすごく早くゆすったりしてくれます。お腹から足は遠赤外線で暖めてとても気持ちがいいです。おまけに静かなBGMにウグイスやホトトギスその他たくさんの鳥の鳴声が聞こえてきます。あ~極楽極楽!ももこさんのエッセイに出ていたなと思い出して笑ってしまいました。その間メグさんはもう一人の先生に指圧の治療を受けていました。それからまたベッドを移り、今度は浮き袋のズボンのようなものをはきます。空気が足を圧迫してちょうど血圧を測る時みたいな圧力が両足全体にかかります。これで足が細くなるかなとちょっとうれしい気分。圧力がかかったり、空気が抜けて元に戻ったりを繰り返すこと5分。その次は両腕でまた浮き袋のボレロのようなものを着ます。こちらも5分。さくらももこさんの時にはなかった機械だそうです。その後は椅子に座って片岡先生に頭や首、肩をマッサージしていただきました。首もよくまわり、腕もよくまわり、現在のところ異常なし!最後は左右の足の長さを調べていただきました。うつぶせになって診ていただくと、何と左足が少し短いそうです。右足を手術しているので、それをかばっているうちに左足に負担がかかって短くなったのでしょうと仰っていました。その次は仰向けになってひざを胸につけるようにして左右のひざの位置を見比べます。こちらは左右同じで骨盤のゆがみはなさそうということでした。治療が終わると体が軽くなったような感じがしました。今日は無料でしてくださいました。保険治療で初診は1200円。次から500円。ただし1ヶ月以内に診察してもらわなかったらまた初診料金になります。鍼灸整骨院初体験記でした。

お気に入り度:★★★★★ 

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「小美代姐さん愛縁奇縁」

2008-02-18 11:13:28 | 

群ようこ作「小美代姐さん愛縁奇縁」を読みました。表紙が面白いのと花柳界にちょっと惹かれて読んでみたくなりました。14歳で芸者さんになり題名のとおりいろんな愛縁奇縁に恵まれて(?)生きてこられた様子を淡々と書かれています。子連れで逞しく「ご縁」を大切にされた生き様を描かれています。そこまでする?と思ったのは厄落としのために「七草までに向かい干支の人との浮気」を実行したことです。読み終わってからじんわりと小美代姐さんの良さがわかってくるような作品でした。群ようこさんは「小美代姐さん花乱万丈」という本を先に書かれています。よほど小美代姐さんに惹かれているのでしょうね。

お気に入り度:★★★★★  図書館資料 分類番号:913/ムレ

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「もものかんづめ」

2008-02-12 09:19:10 | 

私は電車の中で読書をするのが好きです。車中の読書はとても楽しく夢中になると乗り過ごすこともよくあります。また乗り過ごさないように気にかけていると今度はあわてて手前の駅で降りたりしてしまいます。とにかくそそっかしいので2時間ぐらい乗れるのがベストなのですが・・・先日も神戸まで行く用事があったので新快速には乗らず、ゆっくりと読書を楽しもうと快速に乗りました。神戸三宮までは40分ぐらいで着きます。読書はちょっと気をつけないと約束の時間に着けないかもわかりません。気楽に読めるものをと思って図書館でさくらももこ作「もものかんづめ」の文庫本を借りてきました。そしていよいよ電車で読書開始。いやぁ~さくらももこさんて面白い方なのですね~面白くて面白くて声に出して笑ってしまいます。電車の中で泣ける本を読むのも困りますが、笑える本はもっと困ります。我慢して我慢していても、つい笑い声が出てしまいます。さくらももこさんの本はとても人気があると知っていましたが、こんなに面白い本だとは知りませんでした。私の愛読書になりそうです。

お気に入り度:★★★★★  図書館資料 分類番号:B/E サク

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