Sera の本棚

感動した本のことや映画を見たり、コンサートへ行ったりした感想、高槻の写真など記録できたらいいなあと思います。

木山裕策さん、「SMAPXSMAP」に出演!

2009-07-28 09:17:34 | テレビ

木山裕策さんが「SMAPXSMAP」に出演されました。SMAPのメンバーと一緒に「home」を歌われました。木山裕策さんはますますご活躍でレギュラーラジオが決まり、7月5日より「TOKYO FM」にて初パーソナリティを務められています。毎週日曜日の深夜にゲストを迎えておくる「welcome home」。
また、2nd SINGLE「I believe/永遠」が8月26日発売です。ワンマンコンサートも決定しているそうです。

  • 10月24日(土)    17:00開演予定 愛知県 Zepp Nagoya
  • 10月25日(日)    17:00開演予定 大阪府 サンケイホールブリーゼ
  • 11月 3日(火・祝)   17:00開演予定 東京都 品川プリンス ステラボール

応援よろしくお願いします(m。_。)m

お気に入り度:★★★★★  フジテレビ:7月27日(月)22:00~22:54

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薄闇シルエット

2009-07-25 08:06:09 | 

角田光代作「薄闇シルエット」、きれいな題名です。友達がこれは良かった!と言ったのでどんな感じの本かなと思い図書館で借りて読みました。主人公ハナさんは37歳、私はもうとっくに過ぎた年なので客観的に冷静に読めました。独身女性37歳、仕事のこと結婚のこと友達のこと妹や両親のこと、年とともに感じ方が変わってきて自信をもったりなくしたり、自分らしく生きようと虚勢をはったりと、さもありなんと思う日常がさらりと書かれていると思います。思い悩みながら自分の道を探すハナさんにエールを送りたくなりました。

お気に入り度:★★★★★  図書館資料 請求番号:913/カク

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僕はいかにして指揮者になったのか

2009-07-14 18:05:53 | 

ある日、私の中学校の恩師N先生に佐渡裕は佐渡先生の子供だと教えて頂きました。それで佐渡先生を
卒業アルバムで調べたら、私は教えて頂きませんでしたが数学の先生で、そのお顔には見覚えがありました。背が高くて穏やかでハンサムでカッコイイ先生です。仕事仲間にそのことを話したら佐渡裕の面白い本があり、感動するから読んでと薦められました。そんなご縁で出合った本です。読み始めると感動が伝わってきて感極まって泣けてきます。別に泣く所でもないのですが、一言にもその先にある優しさや豊さが迫ってくるのを予感して瞼があつくなりました。佐渡裕さんは京都の太秦で生まれました。お母様が声楽家を目指されていたそうで、息子さん二人に小さい時からピアノを教えたり、音感教育をされていたそうです。佐渡裕さんはよく京都会館へ演奏会を聴きに行かれました。お家にもたくさんクラシックレコードがあったそうですが、小学校5年生の時にお年玉で初めてクラシックレコードを買われました。バーンスタイン指揮によるニューヨーク・フィルハーモニックが演奏するマーラーの《交響曲第一番巨人》でした。ジャケットには『音楽はすべてが創造です。それはあなた方の体験の中で、最も神秘的な、そして最も心を揺り動かすものの一つです。 レナード・バーンスタイン』と書かれていました。その時以来「先生と呼びたいのはバーンスタインと小澤征爾だけや」と思うようになったそうです。不思議なことにずっと後になってからですが、佐渡さんの才能を見つけ育てるのが本当にバーンスタインさんと小澤征爾さんでした。お二人の秘蔵っ子です。佐渡裕さんは子供の頃からクラシックに慣れ親しんではおられましたが、バーンスタインさんと小澤征爾さんに見つけられるまでは、指揮者の勉強を特別にされたわけでもないので、指揮者としてはエリートではなかったかもわかりません。でも音楽を体で感じておられたので音楽の超エリートだったと思います。クラシック演奏会にも良いときと悪い時があるそうです。クラシック演奏会は百のうち九十までは退屈で佐渡裕さんですら居眠りをしてしまうことがあるそうです。良い時は魂が震えて終わってもすぐに拍手が沸き起こらないで、会場から啜り泣きの声が聞こえてくるそうです。そんな感動的な演奏会は指揮者と演奏者、観客が一体となって作り上げるそうです。観客の期待や喜びが演奏者に通じて演奏者も気持ちよく演奏でき、指揮者もまた神がかりかと思うような指揮ができること、三拍子揃った時に素晴らしい演奏会が作り上げられるそうです。佐渡裕さんお薦めの曲は、人を愛したならマーラーの《交響曲第五番アダージェット》をバースタイン指揮で、これを聴いたら、自分の生命を懸けてでもその人を愛することになるだろうと書いてあります。落ち込んでいる時はチャイコフスキーの《交響曲第五番》カラヤン指揮で、聴いておそらく40分後には、自分に「フレーッ、フレーッ」とエールを送っているだろうと書いてあります。早速図書館で借りて聴いてみたいです。本の最後に「佐渡流『演奏会の楽しみ方』」が載っています。大まかなタイトルだけを挙げると

  1. 音楽を聴くだけが目的じゃない
  2. 客席に着く前に楽屋口を覗いてみる
  3. 指揮者や演奏家と接する機会を作る
  4. 指揮者が登場する瞬間を見逃すな
  5. 演奏中、退屈だと感じてしまったら
  6. 指揮者は指揮棒にこだわる?
  7. たまには楽屋に来いひんか? 

佐渡裕さん指揮の演奏会へ行ってみたくなりました。今日から早速へそくり開始です。

お気に入り度:★★★★★   図書館資料 請求記号:B/762.1/サ 佐渡裕作

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女は人生で三度、生れ変わる

2009-07-03 09:31:11 | 

カリフォルニア大学神経精神医学者ローアン・プリゼンティーンさんというおきれいな方が書かれた本に目が留まりました。見返しを見ると

  • 女性は1日に2万語を使うが、男性は7000語。
  • 男性はほぼ1分ごとにセックスについて考えるが、女性は1日に1度。
  • 女性はつねに人の感情をくみとるが、男性は目の前で泣かれたり身の危険を感じないかぎり、相手の感情に注意をはらわない・・・

と書いてあります。これらのことを生物学的にわかりやすく解説されています。女性のホルモンと脳の関係、ホルモンの分泌によってどのように感じどのような行動をするのか、体内で起こっている現象が日々の生活にどのように影響しているのかがよくわかります。それでは女性に影響を与えるホルモンの種類にはどのようなものがあるのでしょうか?

  • エストロゲンーホルモンの女王、全力投球で力強く支配している。ときにはあらゆる業務に気を配り、ときには積極的な誘惑者となる。ドーパミン、セロトニン、オキシトシン、アセチルコリン、ノルエビネフリン(良い気分にしてくれる脳内化学物質)の仲間
  • プロゲステロンー背後に控えているが、エストロゲンの力強い姉妹。断続的に登場し、ときどき嵐をはらむ黒雲集めてエストロゲンの効果をひっくり返す。ほかのときは穏やかな仲介者。アロブレグナノロン(脳内のヴェイリウム、つまり鎮静剤)の母。
  • テストステロンー迅速果敢、集中力があり、全力投球、男性的。強引な誘惑者。攻撃的で情け容赦ない。甘い顔をしている暇はない。
  • オキシトシンー優しく慈しみ深い大地の母。人助けや世話好きに喜びを見出す。ヴァソブレッシン(男性の社会性ホルモン)の姉妹、エストロゲンの姉妹、ドーパミン(これも良い気分にしてくれる脳内化学物質)の姉妹。
  • コルチゾールーストレスでへとへと、ふらふら。身体的、感情的にきわめて敏感。
  • ヴァソブレッシンー秘密主義で背景にひそむ。微妙に攻撃的な男性エネルギー。テストステロンの兄弟、オキシトシンの兄弟(オキシトシンのようにつながりをもちたがるが、その方法は積極的、男性的)
  • DHEAーあらゆるホルモンの源泉。どこにでも進入して存在し、人生を霧のように覆っている。エネルギッシュ。テストステロンとエストロゲンの父であり母で「ホルモンの母」と呼ばれている。ホルモンのゼウスでありヘラ。若者にはたっぷりあるが、老齢になるとほとんどなくなる。
  • アンドロステディオンー卵巣のテストステロンの母、生意気屋さん。若いうちはすこぶる元気で、閉経で衰え、卵巣とともに死滅する。
  • アロブレグナノロンー贅沢でおっとりしていて優しい、プロゲステロンの娘。彼女がいないとわたしたちは気難しくなる。誘惑し、鎮め、なだめ、どんなストレスも中和するが、彼女がいなくなったとたんに苛立たしく落ち込んだ気分になる。彼女が突然姿を消すことが、生理がはじまる3、4日前に起こるPMS(月経前症候群)の物語の中心。

このようなホルモンによって脳がどんな行動に感心を持つかを決められるそうです。ホルモンは女性の価値観や欲求を形成し、何が重要なのかを日々、女性に教えているらしいです。そんな大事なホルモンの分泌が男性は一生を通じてそんなに変わらないそうですが、女性はころころ変わるらしいです。なかでも大きな変化は思春期、ママになる時期、そして更年期です。そのたびに女性は翻弄されてもみくちゃになり、苦労します。この本にはホルモンと脳の関係、男性と女性はいかに違うかなどわかりやすく、実際にあったケースを解説しながら述べられています。更年期後の女性の脳は引退するどころではなく、多くの女性の脳は頂点を極めようとしているそうです。子育ての重荷が減り、圧倒的な場を占領していたママの脳が後退するこの時期は、とてもエキサイティングで知的になりうると書いてあります。人生はまだまだこれからで仕事にーどんな仕事であれー情熱的に取り組んでいると、女性は満たされた気分で元気よくいられるそうです。閉経後の体や脳の反応は一人一人違いますが、多くの女性はこの時期、以前より自由に自分らしい人生を送れるようになると書いてあります。そして夫の面倒をみるのが嫌になるそうです。ビックリするほど私によく当てはまっています。ホルモンのなせる業だったのですね~(゜∇゜ ;)エッ!?。男女の脳の違い、性格の違いがよくわかり面白く、異性を理解するのにも良い本だと思いました。 

お気に入り度:★★★★★  図書館資料 請求番号:医療 491.3/ブ  吉田利子=訳

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