Sera の本棚

感動した本のことや映画を見たり、コンサートへ行ったりした感想、高槻の写真など記録できたらいいなあと思います。

しゃべれどもしゃべれどもー佐藤多佳子作

2014-01-30 18:56:41 | 

しゃべれどもしゃべれどもー佐藤多佳子作を読みました。やはり佐藤多佳子さんは面白い小説を書かれています。落語家がひょんなことから落語を教えることに。テニスコーチの従兄弟と黒猫の雰囲気を持った美人、小学生の男の子、元プロ野球選手と年代も個性もバラバラな人たちに稽古します。落語家も含めそれぞれが抱えている問題にスポットを当てお話が進みます。そう簡単には問題が解決しないところが切なくてぐっと胸に迫ってきます。解決はしなくても知らず知らずのうちに、お互いが励まされ生きていく力がついていると思いました。私もこれでいいのだと何故か自己肯定でき、肩の力が抜けて拍手したい気持になりました。落語家の日常も珍しく、とても面白くて切ない小説でした。

お気に入り度:★★★★★ 図書館資料 請求番号:B/サト  

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残照の村からー小堀充清作

2014-01-28 19:20:02 | 

友達が親類の人が本を出したから読んでと言ってきました。作家の名前は?と聞くと小堀充清さん。小堀遠州の末裔かと私が聞くと源氏の末裔とのことでした。何と友達もその本に出ているらしいのです。早速ネットで本を注文し読みました。読み始めると残照の美しい村の描写がありました。私はその光景が頭にこびりつき、本を読んでいる間ずっと美しい残照の村が背景にありました。英毅と満、2人の男性とその土地で生きる人々の人生模様。英毅と満のことが互い違いに表現されています。屏風のような小説だなと思いました。その屏風には重厚で奥深い絵が描かれています。私が一枚ずつ屏風を開きじっくりと鑑賞しました。それぞれの人生に感動しました。『人生は、偶然の積み重ねなのか、必然なのか』英毅と満がしみじみと語り合います。私はテレビに出演されていたインドネシア残留日本兵の言葉『人生に良いも悪いもない。すべて運命と受け入れるだけ』を思い出しました。友達の故郷播州、残照の美しい村を案内してもらいたいなあと思いました。

お気に入り度:★★★★★  残照の村からー小堀充清作 ネットで購入 1470円

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注連縄

2014-01-01 00:00:00 | 写真

今年もよろしくお願いします。

注連縄の写真は2013年に島根県益田市へ2泊3日の旅の途中で寄った出雲大社で撮りました。バスの中で演奏旅行のプロデュースされた方が注連縄について講義して下さいました。ネットで検索したら同じ内容がアップされていました。興味のある方はご覧下さい。こちらです。

 2014-1-1

コメント (2)
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