Sera の本棚

感動した本のことや映画を見たり、コンサートへ行ったりした感想、高槻の写真など記録できたらいいなあと思います。

「ドリームガールズ」

2007-07-31 11:23:31 | DVD

ミュージカル「ドリームガールズ」のDVDを頂きました。ゴールデン・グローブ賞主要3部門受賞し、ジェニフアー・ハドソンがアカデミー賞助演女優賞を受賞しています。エディ・マーフィもアカデミー賞助演男優賞を受賞しています。二人の歌唱力は素晴らしく、聴き惚れてしまいます。エディ・マーフィがあんなに歌が上手とは知りませんでした。出演者みんな歌唱力があり、よい曲ばかりでノリノリです。このDVDをかけながら家事をするときっとテンションが上がりはかどることでしょう。家がピカピカになるのでは?と期待しています。

お気に入り度:★★★★★  所有DVD 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「そのときは 彼によろしく」

2007-07-28 18:08:52 | 

市川拓司作「そのときは 彼によろしく」彼によろしくとはどの彼なんだろうと楽しみに読み進みました。大活字本を借りたので、読みやすくてあっという間に読み終わりました。ちょっとメルヘンな世界があり、優しさにあふれた小説だと思います。最近私が感じていることが、本に書かれていたので、「そうそう!」と共感しました。ー「時を 遡ろうとする? なんかサケの帰巣本能みたいだな」「生まれた時間が持つ求心力は、そこから遠ざかるほど強くなっていくみたい。この力は距離と逆比例の関係にあるのね」ーだから初恋が鮮明に思い出されたり、故郷が懐かしくなったり、幼い時の母の温もりが恋しくなったりするのです。ー「確かに、ぼくは他の男たちに比べたら地味な生活を送っているけどさ、でもこれがぼくの生き方なんだよ。ゴージャスな週末旅行だとか、華やかな女性遍歴だとかとは縁がないけどね、そんなもの望んでもいないし。」ー今の世の中では貴重な存在で私はそんな智史に惹かれます。また主人公智史のお父さんの言葉は光を放っています。ー「この世界には、物理学の教科書にも載ってない強い力がひとつある」「私たちは、そのとびきりの強い力で引き合っているんだよ。だから、15年離れていても再会することができた。そうだよね?」「お前のなす事すべてが素晴らしく見えたんだ。お前は世界一美しい子供だった。世界一賢くて、世界一心優しい少年だった。」ー私も息子たちにこのようなこと言ってきたでしょうか?!ー「いいものを食べられるようになんかならなくたっていい。金のかかった身なりなど必要ない。いつも清潔にしていればいい。ひとを喜ばせるような仕事をしなさい。いつも優しくありなさい。」-そして最後にー「そのときは 彼によろしく」ー

お気に入り度:★★★★★  図書館資料 分類番号:D/イチー1、イチー2、イチー3

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「おかげさん」

2007-07-25 18:34:23 | 

書家・詩人の相田みつを作「おかげさん」。簡単な言葉で真実を言い当てている相田みつをさんの字は絵のような字です。その字に惹かれて図書館から借りてきました。

          「木の芽がのびるのはやわらかいから  みつお」

                  やわらかいこころ

                木の芽がのびるのは
                やわらかいから
                若葉がひろがるのは
                やわらかいから

                かすかな風にも
                竹がそよぐのは
                竹がやわらかいから

                年を取って困るのは
                足腰ばかりでなくて
                頭が固くなることです
                心が固くなることです

                やわらかいこころを
                持ちたいものです
                いつまでも心の若さを
                保つためにー

こころも体もストレッチが必要なのですね。このようにわかりやすく書かれています。その中で私が注目したのは

  「人の世の幸不幸は人と人とが逢うことからはじまる よき出逢いを みつを」

足利市のお菓子屋さん「虎屋」に「ミート」というお菓子があるそうです。英語のMEETで、人と人が逢うという意味。そのお菓子の栞にも同じようなことが書いてあるそうです。お菓子の名前も栞の文も包装紙のデザインも若いときの相田さんが考えられたそうです。お菓子好きの私としてはいつかきっと買って食べてみたいと思いました。

お気に入り度:★★★★★  図書館資料 分類番号:728.2/ア

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「心映えの記」

2007-07-22 15:31:26 | 

太宰治と愛人太田静子との間に生まれた太田治子作「心映えの記」。第1回坪田譲治文学賞(昭和60年/1985年)を受賞されています。また、第93回直木賞候補作になりましたが、選ばれませんでした。五木寛之さんが「小説として読んでも、かなりいい作品だと思う。」「エッセイを直木賞の候補に推すのは不適当との声もあったが、私はあくまで小説として読んで感心した。」と選者としての意見を述べられています。私も小説として読み、とても面白い、上手な作品だと思いました。お医者さんの家に生まれた太田静子さんが苦労して太田治子さんを育てられた様子を想像しました。四畳半の狭いアパートで、二人は楽しい毎日を過ごされていました。倉庫会社の食堂の炊事婦をしたり、寮母をしたりしながら静子さんは治子さんを育てられたのです。母と子、二人だけの生活。貧しくても二人は生活を楽しむ素質があると思いました。面白く読み進んで最後の「生誕」という章で急に泣けました。

      「あなたは、
      はじめてはいた赤いゴム長で
      一だん二だん三だんと
      八幡宮の石段をのぼりきった
      「ママといっしょ」に

      あのころは
      異常気象も
      公害もなく
      さくらもまともに
      さいていた
      石段には、きれいな
      花びらが散っていた
      あれから長い時が過ぎ
      かなしいこと
      つらいことは
      みんな
      花びらのように
      散っていった
      みんな
      どこへいったのか

      いま六十九になって
      十四階の病室にいる
      窓の外は
      晴れた日も
      雨の日も
      かすんでいる」      太田静子作

お気に入り度:★★★★★  図書館資料 分類番号:D/オオー1、オオー2 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「YuのWeddingday」-桂由美ブライダルファンッションショー

2007-07-19 20:19:29 | その他

小学校の同級生から桂由美さんのファッションショーのチケットが送られてきました。会場は帝国ホテル大阪の孔雀の間です。モデル&タレント&女優の山田優さんが主役なので「Yu Weddingday」と名づけられたようです。ゲストは他に有馬隼人さん(アメリカンフットボールプレイヤー)・辰巳琢郎さん・セイン・カミュさんが出演されました。午後7:15~8:30までありました。新郎新婦とその両親の衣装、介添え役の衣装までコーディネートされて、ライトもきれいでした。モデルは総勢30人以上だったのではないかと思います。テレビや雑誌でよく見かけるモデルがたくさんおられました。セイン・カミュさんと山田優さんのお顔がとても小さくて、背が高くスタイルも良く、うっとり~うっとり~うっとり~の連続でした。セイン・カミュさんと私は何回も目が合いましたが(そう思いました)、前の女性もそう仰っていたので、一人ひとりを見ているように思わせるセイン・カミュさんのプロの技だったのでしょう。ウェディングドレスは羽のついたものやビーズ刺繍の豪華なもの、ドレープやシャーリング、シルエットがとても美しいものなどたくさんあり、花嫁のブーケが個性的でコーディネートの楽しさを味わえました。メンズフォーマルファッションも素敵でした。男性モデルはゲスト以外に4名。花嫁をエスコートされてかるくキスされたり、演技も上手でした。和風の衣装では綿帽子と打掛けが一つになったものがありました。オーガンジーで作られているので、とても軽るそうで、グラデーションになっている着物が透けて見えてきれいでした。その時の音楽が「涙そうそう」で外国女性が英語で歌っていました。それがまた雰囲気とピッタリとあっていて夢のような世界でした。着物のヘアーアクセサリーは水引で作られていて光ってきれいでした。豪華でこのような使い方もあるのかと感心しました。また和風のファッションの音楽にスマップの「夜空ノムコウ」がかかっていました。外人歌手でラップで英語でした。それがまたよかったです。一流のファッションショーは照明、音楽、舞台美術など素晴らしかったです。浪花のモーツァルト「キダタロウ」ご夫婦が来られていました。作家藤本義一夫人藤本統紀子さんも来られていました。藤本統紀子さんはオーラが出ていてデザイナーかなと思ったほどです。また、パンフレットを見たら、友達の名前が出ていました。たくさんのスタッフで作られているショーに、単独で名前が出ているなんてすごいなと思います。友達の活躍ぶりもよくわかりうれしい夜でした。

お気に入り度:★★★★★   会場:帝国ホテル大阪 孔雀の間 2007-7-18

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「斜陽日記」

2007-07-10 15:34:08 | 

太田静子作「斜陽日記」をもとに、太宰治が「斜陽」を書いたというのを初めて知りました。「斜陽」を読んで「斜陽日記」を読むと2度「斜陽」を読んでいるような錯覚をおこします。それほど内容は同じです。同じ時間を生きた太宰治と太田静子は似ているのだなと思いました。「革命と恋」という言葉が「斜陽」にも「斜陽日記」に出てきますが、偶然二人が同じ時期に求めた思いだったのでしょう。「斜陽日記」のあとがきに太宰治と太田静子の一人娘太田治子が「母の糸巻」という題名で小説のこと、ご両親のこと、また「斜陽の娘」と呼ばれた自分のことを書いています。太田静子さんの悲しみ、辛さがどのようなものだったのか、お母さんのノートを見て書いておられます。私は太宰治が本に書かれているほどには暗くなく、太田静子が本から感じるほど明るく逞しくはないのだと思いました。

お気に入り度:★★★★★  図書館資料 分類番号:B/オオ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブルーノート♪」

2007-07-04 15:15:36 | コンサート&ミュージカル他

大阪梅田にあるライブハウス「ブルーノート」のチケットを頂いたので行って来ました。ジャズボーカリスト阿川泰子さんのライブでした。色白でお色気があり、ハスキーボイスで大人の時間を過ごすことが出来ました。阿川泰子さんの英語はとても良い発音だと知り合いの方が仰っていました。檀ふみさんと慶応大学でご一緒だったそうです。歌われた曲目は

  • センチメンタル・ジャーニー
  • 時の過ぎ行くままに
  • ザ・シャドウ・オブ・ユア・スマイル
  • ムーン・リバー
  • シャレード
  • 酒と薔薇の日々
  • ムーンライト・セレナーデ
  • 二人でお茶を
  • 煙が目にしみる
  • いつか夢で
  • 星に願いを
  • 虹のかなたに 他3曲は曲名を知りませんでした。

お気に入り度:★★★★★  会場:大阪ブルーノート

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする